せっかく転職するのに、前の仕事と同じような仕事で働くのはもったいない…。
そんな思いを抱いている方も多いのではないでしょうか。
しかし一定の年齢に達していると、それまで経験したことのない仕事で働くのは問題がついて回るものです。
「未経験でも仕事できる職種、業界が知りたい」
「未経験でも転職活動を上手に進めるコツを知りたい」
それらの悩みに対して今回は、未経験で転職する方がどんなことに注意しながら転職するべきか?
など、世間で日頃言われている情報、転職にまつわる各機関が発表している情報を元に、未経験転職で役立つ情報を紹介していこうと思います。

「未経験で転職」は可能
大前提として、「未経験でも転職」は可能です。
確かに「どんな仕事でも転職できる」とは言いません。
しかし条件を高望みしない、転職しやすい職種を選んで転職するなどすれば、転職できない未来はありません。
転職するためにどうするか考えれば、自ずと転職するためにどうすればいいか見えてくるはず。
まずは、「未経験でも転職できる」要因から説明していこうと思います。
社会的に人手不足だから
現代日本は、慢性的に人手不足の企業が多いです。
ですから、「未経験でもいいから人手が欲しい」という方が多いというわけです。
つまり逆に言えば、人手が足りてない業界を選んで転職すれば、未経験であっても転職に関してそれほど難しさは感じないということです。
どの業界に人手が足りてないか、また後で詳しく説明しますが例えば、IT技術の進歩によって人手が足りなくなっている「IT業界」などがそれに当たります。
訪日外国人が増えている
ホテル業界、観光業界などなら、「訪日外国人の増加」によって人手が足りなくなります。
これも人手不足にあたるのですが、訪日外国人が増えることで人手が足りなくなり、結果的に未経験でも雇う…。
という流れです。
ホテル業界、観光業界への転職は、たとえ未経験でもそれほど難しくないでしょう。
人の出入りが激しい
あまり良いことではないですが、人が頻繁に辞めている会社でも「未経験可」としているところが多いです。
勤務環境が悪い、俗に言うブラック企業と呼ばれるところは、社員の定着率が悪いので人がすぐ辞めてしまいます。
そして結果的に、すぐ次の人を雇わないとならないので人手不足となります。
そうなると未経験可でも人を雇うしかないですよね。
未経験で転職しやすい業界
ここからは具体的に、未経験でも転職しやすい業界を紹介していこうと思います。
人手不足など、あらゆる理由で未経験可の仕事はどんなものが当てはまるのか。
具体的に調べていきましょう。
美容・ブライダル・ホテル
エステティシャンやホテルマン、ブライダルコーディネーターなどがこの業界に含まれます。
交通業界も常に人を募集しており、「未経験可」な求人が多いです。
美容の未経験可求人なら「新規出店のため」「従業員の寿退社のため」などが理由で、頻繁に出されるイメージです。
業績が好調であったり、需要が高まっているところへの転職はおすすめですが、「人の入れ替わり」が理由で募集されている求人には注意も必要です。
簡単に転職できたとしても、その後勤務環境が悪いなどの理由ですぐにまた退職してしまっては、意味がないからです。
客商売の仕事へ未経験で転職するには、事前に求人についてしっかり見極めておく必要がありそうです。
販売・フード・アミューズメント
アパレルの小売業、飲食店のスタッフ、アミューズメント施設で働く求人も「未経験可」のものが多いです。
ショップ店員も、「新規店舗出店」などの理由で未経験転職を受け入れます。
販売業の転職も、未経験でも転職できる業界となっていますが、「スキル、経験などより人柄」で中途採用を受け入れるからです。
接客業は仕事で人柄が重視されるので、経験より人柄で転職の可否が決まるということです。
たとえ接客の経験がなくても、「人と話すのが好き」といったようなアピールポイントがあれば、十分転職できる可能性は高まります。
技能工・配送
向上での凄惨作業、ビル施設の管理、宅配ドライバーなどがここに含まれます。
工場作業などは確かに技能職ですが、もともと経験者が少ない業界なので、未経験可としておかないと人が集まらないのです。
宅配ドライバーが未経験可で募集される背景は、他の仕事と同じく「人手不足」が大きな理由です。
専門性が高く、働くのが難しい仕事は転職先として敬遠しがちですが、実は「経験者が少ない」「転職先として人気がない」などの理由で狙い目だったりします。
保育・教育・通訳
保育業界や教育業界も人手が足りていません。
これらの業界は、求められる条件や責任がある仕事の割に、給与が少なく業務環境が悪いというのが人手不足の大きな原因です。
社会的な原因が大きいということですね。
通訳も未経験可の求人が多いですが、これは通訳で働く上で「外国語」という基本スキルが求められるからですね。
ITエンジニア
ITエンジニアも意外と未経験可で働ける仕事です。
理由はやはり、「IT業界の人手不足」が大きな原因です。
仕事だけはいくらでもあるIT業界はいつも、「人手不足」が最大のテーマです。
最低限のPCスキルがある方なら、後付でITエンジニアの知識を得ることでエンジニアとして働くことができます。
IT知識と興味がある方なら、未経験からITエンジニアを目指してみるのも良いでしょう。
未経験で転職を成功させる秘訣
ここからは経験のない状態から転職活動を成功させるための秘訣について考えていきたいと思います。
転職活動を成功させるには、転職するにあたって求められる要件の数々を満たすことが大切です。
職を変えるのは人生において大きな決断ですから、事前の準備を怠らないようにしてください。
人間性と熱意を伝える
未経験の状態では、「過去の経験」「実績」という大きなアピールポイントの2軸を失った状態です。
それなら、別の部分で面接官、人事にアピールするしかありません。
どんな仕事でも共通して強みになりえる「人間性」や、未経験の分野の仕事でも一所懸命仕事するという「熱意」をアピールしてください。
人間性が評価されたり、熱意が伝われば、たとえ未経験であってもその転職活動はきっと実を結ぶはずです。
熱意は面接で伝えるだけでなく、事前に提出する「履歴書」や「職務経歴書」のなかでもしっかりアピールしましょう。
転職先を研究する
未経験の職種へと転職するなら、転職先の研究を怠ってはいけません。
経験のない状態で、さらになんの知識もなしで「転職したい」と言ったとしても、その転職活動が成功するとは思えません。
未経験の転職を成功させるには、転職先の職種に対する知識をしっかり身につけて、理解を深めた状態で転職すること。
「しっかり調べてきた」ことが人事に伝われば、この人は転職にあたって強い熱意があるのだな、というメッセージを与えることにも繋がります。
どんな行動をするにあたっても大切なのは「知っている」ことです。
どんな困難があなたを襲うとしても「知っている」ことであなたは対処できるでしょうし、それにより幸福を感じることもできるはずです。
転職エージェントに相談する
ここまで、たしかに未経験での転職活動は「不可能ではない」とお伝えしてきました。
ですがそれは「未経験転職が簡単」だとお伝えしたのではありません。
しっかりと順序立てて、しかるべき方法に則ってはじめて、未経験でも転職できるのです。
そして転職経験のない人が、転職するための順序を知る方法があります。
それが「転職エージェントに相談すること」です。
キャリアコンサルタントに相談できる
転職エージェントのサービスへ登録すれば、登録者に専任のキャリアコンサルタントがつきます。
専任のキャリアコンサルタントに相談することで、自分の転職活動のアドバイスを受けられるだけでなく、ぴったりの求人を見つけてきてくれるのです。
求人探し、転職活動の悩み払拭など、転職活動における様々な問題を取り除いてくれる転職エージェント。
ぜひ、未経験転職を手探りでこれから進めるあなたは転職エージェントを活用してください。
未経験可求人の多い「ハタラクティブ」
未経験でも転職したいあなたが登録すべきなのが「ハタラクティブ」です。
ハタラクティブには、未経験歓迎の求人が多く、在籍するキャリアコンサルタントが「未経験転職」のスペシャリスト。
未経験の状態でうまく転職するためにはどうすればいいか、その手立てをすべてわかっています。
現在持っているスキル、それまで他の仕事で培った実績を武器に、「どのように転職活動を進めるべきか」のアドバイスをくれるはずです。

未経験でも転職した女性の体験談

それまで働いていた飲食店が働きにくい職場で、とてもじゃないけど長く働けないなと思っていました。
それまでショップ店員や、飲食店のスタッフとして働いた経験しかありませんでしたが、もっと落ち着いたデスクワークで働きたいと思い、転職活動をはじめました。
未経験転職に強い転職エージェントに登録して、求人探しから手伝ってもらうことで、無事デスクワークで働けています。
事務で働くのは、今までとは違ったやりがいがあり、楽しいです!
未経験でもできる仕事 まとめ
今回は、未経験でもできる仕事の紹介と、未経験で転職活動を成功させる秘訣もご紹介しました。
転職活動でものをいうのはやはり、「それまでの経験」と「仕事での実績」です。
そうした過去の積み重ねがアピールできないとしても、「転職先の業界」「転職先の職種」を絞って転職活動することで、未経験転職の成功率を上げることができます。
「経験がないから」という理由で転職に対し二の足を踏んでいる方は、転職活動の正しい進め方を理解した上でもう一度チャレンジしてみてください。