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残業したくない新人は残業しなくていい!定時に帰ることで起こること

残業したくない新人は残業しなくていい 転職コラム

新人のなかには、「新人だから残業は仕方ないか」と割り切っている人がいる一方で、「新人であっても残業はしたくない!」と考えている人も少なくありません。

ベテラン社員のように、残業せずに定時で帰ることに憧れている人は多いでしょう。

実際のところ、新人だからというだけで、残業を避けることはむずかしいのでしょうか?

答えはNOです。新人であっても、残業せず定時で帰ることは実現不可能ではありません!

そこで今回は、新人が残業しないことによる影響や、残業しないための対処法についてご紹介していきます。

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新人は必ず残業しないといけない?

はじめに、新人は本当に残業しないといけないのか、残業を指示されるのはどういった状況なのか、基本的なポイントから見ていきます。

そもそも残業は義務なのか?

日本では、基本的にどんな会社であっても、当たり前のように残業が行われています。

そのため、残業は「サラリーマンの義務である」と考える新人は多いかもしれません。

しかし、実際のところ、法的には残業は義務ではないってご存知ですか?

会社は、法律で定められている労働時間を超えて、社員を働かせてはいけません。

そのため、厳格な要件を満たしている場合にのみ、社員に残業をさせることが認められているのです。

したがって、原則としては、サラリーマンは本来残業する必要がないことを理解しておきましょう。

要件を満たしていない残業の命令であれば、拒むことができます。

労使協定を結んでいないと残業させられない

会社が社員に残業をさせるためには、労働組合か労働者の過半数代表者と、「労使協定」を締結する必要があります。

また、労使協定のなかで残業時間を定めるため、会社は協定の中で定めた残業時間を守らなければいけません。

さらに、法律によって残業時間の上限が制限されているので、上限を超える残業をさせた場合は、違法となります。

不必要な残業は断れる

どうしても業務上必要な残業であり、ルールの範囲内のものであれば、基本的には残業の指示に従う必要があります。

しかし、不必要な残業については、断ることができます。

たとえば、その日の業務がすべて終わっているのに、周り人が残っているからと空気を読んで残業するといったことは、不必要な残業といえます。

きちんと仕事をしていて、残業の必要がない場合には、残業せず定時で帰ることになんの問題もありません。

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残業しないことで起こること

新人だからといって、必ずしも残業をしなければならないというのは間違っていることがわかりました。

では、実際に残業をしないで定時で帰る生活ができたら、どのような影響がでるのか、具体例を見ていきます。

家族と過ごす時間が増える

遅くまで残業して忙しく働いていると、どうしても家族と一緒に過ごす時間が減ってしまいます。

残業をして帰ったときには、夜の10時を過ぎていて、子どもが寝てしまっていた、子どもと話ができるのは週末だけ、というケースはよくあることでしょう。

残業すればするほど、帰る時間が遅くなってしまい、家族と過ごす時間が犠牲になります。

その点、残業をしないで定時で帰ることができれば、平日の仕事終わりの時間に子どもと一緒に遊べたり、お風呂に入るなど、子育てに参加できるタイミングが増えます。

特に、子どもが小さいうちは、就寝時間が早いなど生活リズムも大きくズレるので、早く帰れることに越したことはありません。

また、小さな子どもがいなくても、両親や夫・妻と過ごす時間、家でゆっくりくつろぐ時間を取ることもとても大切です。

仕事が忙し過ぎて夫婦間の関係が悪くなり、パートナーに愛想を尽かれて離婚に至るというケースも少なくないのです。

家族を支えるために切磋琢磨して働いていたはずが、気がつかないうちに大事な家族を失うリスクを高めているということにならないためにも、定時で帰って家族と過ごす時間を確保するように心がけましょう。

心身の負担を軽減できる

残業をするということは、それだけ1日の労働時間が増えます。

月の残業時間が長くなればなるほど、心身に大きな負担がかかることは、医学的に証明されている事実です。

実際に、長時間残業を続けていたために、心臓に大きな負担がかかってしまい、突然死に至るというケースはよくある話で、これがいわゆる過労死と呼ばれるものです。

さらに、残業続きの生活を送っていると、睡眠不足にも陥りやすくなります。

十分な睡眠を取れないと、1日の疲れやストレスをリフレッシュすることができず、どんどん疲れが蓄積していきます。

それが心身に影響を与えていき、いつか限界に達してしまうと心臓病やうつ病を発症する引き金になるのです。

残業時間をできるだけ短くすることで、過労死や大きな病気のリスクを大幅に軽減でき、心身に溜まる疲れも大幅に改善することができます。

本来、法律では1日8時間、週に40時間の労働時間が基準とされています。

これを超える働き方は、心身に大きな負担がかかり、健康を損なう危険があるので、残業時間をなくすことで、健康的な体を守ることができるのです。

仕事でミスや事故が減る

残業続きの生活を送っていると、睡眠時間が短くなり、心身の疲れが抜けない状態で仕事に取り組むことになります。

その状態で仕事をすると、仕事中にも関わらず集中力がなくなってしまい、さまざまなミスを引き起こす原因になります。

すぐに回収できるミスであればまだいいですが、些細なことで大きなミスを犯してしまうと、会社に大損害を与えてしまうかもしれません。

また、損害だけでなく、怪我や事故を起こして自分や他人を傷つけてしまうなど、取り返しのつかないトラブルを起こす可能性もでてきます。

たとえば、過労が続いて寝不足のために、運転中に居眠りしてしまい、大惨事を引き起こすというケースは、実際に起きていることです。

また、階段から転落したり、入浴中に溺れて溺死したりするケースも起こらないとは言い切れません。

このようなトラブルや事故は、心身が健康な状態であれば、発生のリスクを大幅に低減することができます。

小さなミスや事故で、大きな命取りにならないためにも、不用意にミスが起こりやすい状況を増やさない=残業時間を減らすことが大切です。

プライベートの時間が確保できる

残業続きの生活をしていると、自分のための時間を確保することが難しくなります。

プライベートがまったくない生活を送ることは、精神衛生的にとても問題です。

趣味やなにか没頭できるものがあったとしても、それに割く時間を捻出できなくなると、やりたいことを我慢しないといけない状況になります。

また、せっかく仕事がない休日になっても、平日の疲れを回復させるために、ずっと寝ているといった過ごし方では、何のために生きているのかを見失ってしまうことにもつながります。

仕事の効率をアップさせるためにも、仕事以外のプライベートの時間を充実させることは必要です。

毎日毎日、仕事のためだけに生きる人生で、つまらないと感じると、仕事のモチベーションもどんどん下がってしまいます。

残業時間を減らすと、仕事に時間を奪われることがなくなり、プライベートの時間を確保して、楽しいことを楽しめる時間を生活の中に取り入れることができます。

残業しないための対処法

残業時間を減らすだけで、家族と過ごす時間が増え、健康的な生活が送れて、体を壊すリスクも減らせることがわかりました。

では、実際に残業時間を減らす、もしくは残業しなくてもいい生活を実現するために、どのような取り組みをしていけばいいのか、残業しないための対処法を見ていきます。

意識改革をする

残業時間を減らすためには、残業に対する根本的な考え方を改めることから始めましょう。

残業は必要ないものであり、「本来は残業しないことが普通である」という認識を持つべきです。

残業が当たり前の職場にいると、残業することが正しくて、残業せずに定時に帰るのは悪いことのように思えてしまいます。

しかし、それは大きな間違いであり、本来は残業しないのが普通のことなのです。

「残業しないことが普通」と思えている人は、案外少ないのがそもそもの問題とも言えますが、これが事実なので、まずは残業に対する認識を変えて、できるだけ残業せずに定時内に仕事を終わらせるように意識してみましょう。

効率よく仕事を進める

どうしても毎日残業してしまう人は、仕事の取り組み方に問題があるケースが多いです。

なかなか時間内に仕事を終えられないという人は、効率性を重視して、優先順位の高いタスクから取り組むようにしましょう。

仕事に優先順位をつけることで、時間を無駄にすることなく仕事を片付けられるので、徐々に残業しなくても仕事が進むようになります。

その積み重ねによって、定時までに仕事が終わるようになるのです。

タスクの優先順位の付け方としては、納期や作業内容、作業量などをまとめて、これらをもとにして順位付けをしていくとよいでしょう。

今すぐにやるべきこと・納期が近いものから順に取り組み、後回しにできるものは一旦放置するというように、それぞれのタスクにメリハリを付けてみてください。

1日の時間を分割して管理する

たとえば、1日のスケジュールを立てる時に、9~12時、12~15時、15~18時というように、時間を分割して考えてみましょう。

そして次に、それぞれの時間で何をするのかを簡単にまとめていきます。

このよう分割して考えることで、時間とタスクを可視化させ、今日やるべきことを明確に把握していきます。

それぞれの時間帯に何の仕事をするのかを割り振れるだけでなく、時間内に終わらせるぞというスイッチが入るので、無意識のうちに作業効率の向上にもつながります。

毎朝、出勤したらすぐに、それぞれのブロックで何をするべきか明確にするとよいでしょう。

とにかく仕事に集中する

毎日、残業している人は、ついだらけて仕事をすることが多いです。

定時までに終わらなくても、残業時間で済ませればいいかと考える癖がついてしまっているからです。

これでは仕事の効率がとても悪くなり、残業時間をなかなか減らすことができません。

そこで、とにかく仕事中は、目の前の作業に集中することを心がけましょう。

「定時までに絶対に仕事を終わらせる」と強く意識して、集中力を高めながら仕事に取り組むことが大切です。

最初のうちは、なかなか自分を律することは大変かもしれませんが、残業も毎日繰り返していれば慣れてくるのと同じように、集中することを習慣化することができれば、自然と仕事のパフォーマンスを上げることができるようになります。

あわせて、自分なりに意識を集中させる方法を見つけておくことも大切です。

たとえば、コーヒーを飲んでカフェインを摂取したり、可能であれば音楽を聴いたりすることもおすすめです。

あとは、仕事の邪魔になるようなものを排除することも大切です。

たとえば、パソコンを使っているとついネットサーフィンをして無駄な時間を過ごしたり、スマホが手元にあると、仕事と関係のないことに時間を費やしてしまったという経験、一度や二度はあるはずです。

仕事中は、仕事に関係あるものだけが視界に入るようにするだけでも、気が散るのを防ぐのに効果的です。

他の人に協力してもらう

今取り組んでいる仕事が、自分の手に負えない場合には、一人で抱え込んで解決しようとせず、誰かに助けを求めてみてください。

同僚や上司などに相談して協力してもらうと、案外簡単に問題が解決できることもあるのです。

自分ひとりで解決しようと思っても、ひとつの考えに凝り固まってしまうと、なかなか解決の糸口を見つけることができず、無駄な時間だけがどんどん流れてしまいます。

誰かの手を借りることで、仕事を効率よく進められるだけでなく、新しい視点で課題を見ることで、解決への近道にもなります。

また、仕事の遅い人がいれば、あなたから積極的にフォローすることも心がけましょう。

そうすれば、周囲と良好な関係を築くことができ、持ちつ持たれつの関係が生まれて、困った時に助けてもらいやすくなります。

残業しないと宣言する

多くの職場で、残業するのが当たり前の雰囲気ができていることが多いです。

その空気に惑わされないためにも、あらかじめ「残業をしない」と周りに宣言しておくことをおすすめします。

上司にも、基本的には残業はせず、仕事は定時までにしっかりと終わらせると伝えておきましょう。

与えられた仕事をきちんと終わらせていれば、定時で帰ることに文句を付けられることはありません。

また、周囲に宣言することで、自分にもプレッシャーになるので、残業しない努力を継続できるようにもなります。

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新人は残業しないといけないはもう古い

今回は、新人は残業しないといけないのかという問題をご紹介しました。

新人であれ、ベテラン社員であれ、自分の担当業務がきちんとこなせていれば、残業をする必要はないのです。

大切なことは、「新人だから残業をしないといけない」「みんなが残業しているから自分も残る」という考えではなく、正々堂々と定時で帰るために、決められた仕事を時間内に終わらせることです。

不必要な残業は断る権利があるとご紹介した通り、やるべきことをきちんとやっている人には、残業を強制することはできません。

時間内に仕事を終わらせることは、慣れるまでは大変かもしれませんが、効率よく・やるときは集中するという習慣をつけるところから取り組みましょう。

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