薬剤師の転職を考えてしまう12の理由

薬剤師の転職理由 薬剤師の転職

薬剤師や看護師、医師などのコメディカルは、国家資格にもとづいて働く仕事です。

資格と技術があれば、転職することは難しくないので、転職率が高い業種でもあります。

転職のきっかけや理由は、キャリアアップやスキルアップのために転職をするといったポジティブなものから、人間関係に悩んで環境を変えたいというネガティブものまで、人によって様々です。

そこでここでは、薬剤師の方の転職理由をいくつかご紹介していきます。

「ネガティブな転職理由」、「ポジティブな転職理由」、「男性に多い転職理由」、「女性に多い転職理由」に分けてみていきましょう。

ネガティブな転職理由

薬剤師が転職を考える理由について、ネガティブなものをご紹介します。

本来であればポジティブな理由からご紹介したいところですが、ネガティブな理由を挙げる方が多いので、まずはこちらからご紹介させていただきますね。

現在の年収が低い

年収を理由に転職を考える方は、非常に多いといわれています。

職場によっては昇給がほとんどないことも多く、転職なしでは年収は上がらないということも。

また、病院で働く薬剤師は、他の業種に比べると激務のわりに年収が低い傾向にあるので、結婚や出産を機に転職を考えることでしょう。

薬剤師は売り手市場ということもあり、前職の年収+αで内定を出してもらえるので、現在の給与が低い場合には年収アップを勝ち取ることはそんなに難しくはありません

地方への転勤を求められて

大手チェーン調剤やドラッグストアチェーンに勤める薬剤師さんにありがちな理由です。

全国展開をしているチェーンでは、日本各地に店舗をかまえています。

首都圏から遠い地方やアクセスの悪いエリアでは、薬剤師の確保が難しいことも多く、別のエリアから薬剤師を送り込むことも。

転居を必要とする場合では、ライフスタイルが大きく変化してしまうので、転職という道を選ぶ方も多いのです。

ある薬剤師さんは新卒で入社してから10年間、都内を中心に勤務をしていましたが、東北地方への転勤を言い渡され、転職をしたそうです。

人間関係が悪い

人間関係も、薬剤師の転職理由としてはかなりの割合を占めています。

特に調剤薬局やドラッグストアでは、狭いコミュニティの中で仕事をしなければなりません。

外勤などもほとんどなく、スタッフ全員で顔をあわせながら仕事をしていくので、合わない方がいると、働きにくいということもあるでしょう。

中にはいじめや嫌がらせを受けてしまったり、パワハラやセクハラが問題になるということも。

転職によって職場を変えることで、労働環境の改善をめざします。

ワークライフバランスが悪い

職場によっては、あまりに忙しすぎるために、プライベートが大きく犠牲になるということも。

特にドラッグストアでは24時間営業や年中無休で営業している店舗も多く、転職を考える方も多いといわれています。

メーカーや企業においても、残業が多くプライベートの時間が無い、出張が多く家に帰れないなどの声が目立ちます。

調剤薬局においても、処方箋枚数が多い職場では目が回るほど忙しいということもあり、転職をすることでワークライフバランスの改善をめざします

思っていた雇用条件と違った

こちらは、特に転職の経験のある方に多い理由です。

新しく入社した職場が思っていたものと違うとき、再び転職をしたいと考えてしまいます。

特に、知り合いの紹介で入社した場合などには、雇用契約をきちんと結ばないことも多く、ミスマッチが起こりやすいと言われています。

転職エージェントなどの第三者を間に立てることによって、このようなミスマッチはある程度防げます。

ポジティブな転職理由

次に、薬剤師が転職を考える理由について、ポジティブなものをご紹介します。

異なる領域を経験したい

大手チェーン調剤などであれば、異動や転勤がつきものです。

異なる薬局で働くことができるので、様々な科目を経験することができ、薬剤師としてのスキルアップにもつながります。

しかし、個人薬局や小規模のチェーン調剤では、はじめに勤めた薬局から異動することができないということも。

薬剤師としてのキャリアを長い目で考えれば、複数の領域の医薬品にふれておいた方が望ましいので、転職を考えてしまうことでしょう。

商品開発やマネジメント業務もしてみたい

大手チェーン調剤やドラッグストアでは、OTCや衛生用品において、プライベートブランドとよばれる自社商品を持っていることもあります。

部署によってはこれらの商品の開発に携われることもあるので、薬剤師として調剤やOTC販売の仕事をしながら興味を持ち、挑戦したいと考える方も。

また、新規開局などのマネジメント業務についても、企業によっては挑戦させてもらえます。

今の職場にこれらの取り扱いや制度がない場合には、転職を考えなくてはなりません。

やりたい仕事ができる業種への転職

薬剤師の資格で働くことの出来る職場は多く、薬局以外にも病院・クリニック・メーカー・保健所・市役所など、さまざまです。

はじめは薬の開発業務に携わりたくてメーカーに入ったものの、患者さんに寄り添った仕事がしたいと考えて、病院や薬局へ転職をする方も珍しくありません。

自分のやりたい仕事をするため、転職という決断をするのです。

ただし、未経験の業種に転職をする場合では、年齢によっては難しいこともあります

特に公務員などには年齢制限があったり、メーカーでは未経験の中途を採用していなかったりもするので、情報収集をしっかりと行うようにしましょう。

男性薬剤師に多い転職理由

働き方は性別によっても異なるので、ここでは、男性薬剤師に多い転職理由をご紹介していきます。

キャリアアップのため

男性薬剤師では、世帯主として家庭を支える方が多いため、年収やキャリアを重視する傾向にあります。

個人薬局や小規模チェーン調剤では、管理薬剤師のような上のポストが埋まっていることも多く、キャリアパスが制限されてしまいます。

エリアマネージャーのようなポジションも、本部の役員が兼ねていることもあり、すぐには目指せない場合もあるのです。

上を目指したい気持ちのある方は、大手チェーン調剤のようなキャリアパスの豊富な企業への転職を考えるのです。

違うエリアに行ってみたい

男性では、女性に比べて環境を変えることに抵抗が無いといわれています。

時には、全く違うエリアで自分の力を試してみたいと考えることも。

希望のエリアで展開している企業に転職することで、勤務地を変えることができるのです。

全国展開しているチェーン調剤などであれば会社の中で異動をすることもできますが、人気エリアへの希望はすぐに通らず、転職をする方が手っ取り早いということも。

ある薬剤師さんは、ずっと地方で生まれ育ち、地元の病院に就職しましたが、一度関東で働きたいと考えて転職を決意したそうです。

女性薬剤師に多い転職理由

出産や育児というライフイベントは、女性特有のもの。

働き方を変えるきっかけにもなるので、転職理由としては最有力です。

女性薬剤師に多い転職理由を、みていきましょう。

出産・育児をきっかけに

女性薬剤師の転職理由としては、出産や育児が大きなウエイトを占めています。

もちろん時短勤務などで働き続けることもできますが、子育てを優先するために転職をせざるを得ないという場合も。

勤務地・勤務時間が合わない、職場の理解が得られない、家族の理解が得られないなど、環境によっては転職しなくてはならないのです。

ある薬剤師さんは、職場の理解が得られず、復帰後に遠方への異動を命じられ、転職をせざるを得なくなってしまったそうです。

主婦として働きにくい職場である

子育てがひと段落したとしても、家事をこなしていくためには、働き方を見直さなくてはならないことも。

特に、子どもが小学校に入って時短勤務から外れてしまうと、働き方が大きく変わってしまいます。

単身の方と同じレベルの仕事を求められると、厳しくなってしまうので、多少年収が下がってしまったとしても、主婦の働き方に理解のある職場へと転職する方が多いのです。

具体的には、同じような境遇のママ薬剤師さんの多い職場に転職することなどがおススメです。

転職活動の注意点

薬剤師の転職理由として、主なものをご説明しました。

ここからは、前述の理由によって実際に転職をしたいと考える方のために、薬剤師の転職活動の注意点をご紹介していきます。

転職活動は時期が大切

薬剤師は売り手市場であるので、転職活動はいつでも可能です。

明日からでも働いて欲しいという薬局も珍しくはありません。

しかし、薬剤師の転職において、時期が大切ということはご存知でしょうか?

多くの薬局では、薬剤師の欠員が出た際に募集をすることが一般的です。

ボーナスの支給直後は離職者も多いので、6~7月や12~1月は、求人が出やすい時期であるといえます。

特に冬のボーナスの直後は薬局が混み合う時期でもあるので、好条件の求人が出やすいといわれています。

このような時期を狙い、うまく求人を獲得できるようにしましょう。

転職の期限を設定するように

良い条件で転職したいと考えるあまり、期限を決めずに転職活動をすることは避けるようにしましょう。

特に転職エージェントを利用する場合では、「いつでも大丈夫」や「良い条件が出てき次第」と伝えてしまうと、「登録だけして実際には転職をしない人だ」と思われたり、良い求人が出ても期限が近い方を優先されたりしてしまうので、あまり良いことはありません。

一般的には転職活動を開始してから1~2ヶ月程度で転職をする方が多いので、その辺りを期限として設定するようにしましょう。

条件を絞りすぎず具体的に

転職にあたって候補を考えると、あれもこれもと希望が出てきてしまいます。

しかし、条件を細かく設定しすぎると、転職活動が長期化する原因となってしまいます。

そんな時は、譲れない条件を、優先順位をつけて挙げていきましょう。

現職の不満を解消したうえで、希望とする条件になるべく当てはまる求人を探すことが、転職活動を成功させる秘訣です。

また、条件を挙げるときは、具体的にすることが大切です。

「年収高め」や「休みの多い薬局」というのではなく、「年収○○万円以上」や「年間休日○○日以上」など、誰がみてもわかるような具体的な表現を用いるようにしましょう。

情報収集が大切

転職活動を行ううえで最も大切なものは、「情報収集」です。

まずは候補となる企業のことを調べ、自分に合っているのかということを見極めましょう。

転職活動で失敗をしている方の多くは、「転職先のことをよく調べずに、何となく転職をしている」ということが挙げられます。

現在ではインターネットなどで簡単に調べることができるので、仕事をしながらでも調べることができ、難易度は高くありません。

志望する企業が決まったあとは、転職を成功させるために相手企業の情報を集めましょう。

おススメなのは、企業のホームページにアクセスをして、企業理念や社長挨拶を読み込むことです。

募集要項の求める人材にも、もちろん目を通しましょう。

これらには、企業が目指す目標や、そのために求める人材が盛り込まれているので、しっかりと理解することができれば内定を勝ち取ることができる確率がぐんと上がります。

転職理由はうまく言い換えて

転職の理由を正直に話すことは大切ですが、あまりネガティブな理由を挙げてしまうと、印象が悪くなってしまうことも。

しかしながら、転職の理由としてウソをついてしまうと、あとあと齟齬が生まれてしまい、信頼関係にキズがついてしまいます。

ネガティブな理由は、うまく言い換えるようにしましょう。

例えば、「人間関係が悪い」という理由は、「スタッフで協力して患者様に向き合える職場で働きたいと考えました」など、聞き手の印象を考えるようにしましょう。

困ったときは転職エージェントの利用を

転職活動をする際に、自分だけの力ではうまくいかないということもあるでしょう。

そんな時には、転職エージェントを利用することがおススメです。

転職エージェントは薬剤師転職のプロであるので、豊富な求人案件とノウハウを持っています。

転職で失敗をしないためのアドバイスや、面接のサポートなども受けられるので、非常にメリットのある方法です。

費用もかからずに利用できるので、困ったらぜひ一度相談してみてください。

当サイトではそれぞれの転職サイトの比較記事もご用意しているので、一度チェックすることをおススメします。

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