30代未経験からの転職でも決して不利ではない!転職を成功させる方法とは?

未経験の転職 転職コラム

30代で未経験の分野へ転職しようとしている人が知っておくと絶対に役に立つ、周到な転職準備の内容や持っていると有利な資格、転職エージェントの選び方などをご紹介します。
当記事を参考にすれば、転職活動をスムーズに進めることができるでしょう。

■30代、未経験からの転職は不利とは言い切れない!30代だから有利な面もある

「20代ならまだしも、30代で未経験の業種や職種に転職するのは不利?!」と不安に思っている人も多いのではないでしょうか。

確かに、未経験からの転職という意味では、若い20代の方が新しい仕事に順応しやすく企業側としても仕事を教えやすいため、30代向けよりも20代向けの求人が多くなっています。
それに、20代なら未経験でも採用されやすく、30代になると経験重視とも言われます。

しかし、それだけで転職が不利とは言えません。
転職活動の進め方によっては有利に進めることもできるのです。

次のデータを見ていただいてもわかる通り、年齢別転職入職率は30代になって急激に減っているというわけではありません。
年齢階級別転職入職率
出典-厚生労働省-平成 28 年雇用動向調査結果の概況-4、転職入職者の状況 (1)年齢階級別転職入職率

30代の未経験者に勝機を見出すとすれば、次のような点にあります。

  • 過去の仕事経験を活かすことができる
  • リーダー経験がある
  • コミュニケーション能力に長けている

未経験でも他業種での経験を活かせることは多い

未経験からの転職であっても、過去の仕事経験を活かせるケースもあります。
例えば、接客業の経験がある人が事務職に転職して接客を担当する、事務職で得たパソコンスキルを活かしてIT系の業界に転職するなどというケースです。

特に、業種や職種が違ってもリーダー経験があれば、かなり有利になります。
チームリーダーとしてチームをまとめる力があれば、業務経験次第で職場の重要なポストに就くこともできるでしょう。

また、年齢を重ねたからこそ持っている高いコミュニケーション能力を活かして、優先的に採用されるというケースもあります。

要は、20代の転職者にはない、30代だからこそ持つ人生経験や仕事経験が強い武器になるということです。

しかも、30代はまだ若く、体力もありますし新しい仕事を覚える柔軟性もあります。
ですから、うまく自分の強みを活かせば、20代の転職者よりも有利に転職できる可能もあるのです。

未経験から転職する時に重要なのは周到な転職準備!

では、30代の強みを生かして転職するためにはどうすれば良いのでしょうか?

まずは、周到な転職準備をすることです。
転職に失敗する人の多くが、思い付きで後先考えず転職しています。
自分のことや企業情報をしっかりと調べずに転職するため、転職した後に自分に向いていなかった、ブラック企業だったなどと後悔してしまうのです。

ここでは、転職に失敗しないための転職前の準備について詳しくお話しします。

自己分析で自分のスキルを棚卸し

まずは、自己分析です。
自分のことを良く知らずに、自分に合った転職先など探せるわけもありません。
前述した通り、30代で未経験であっても過去の経験を活かして有利に転職を進められるケースもあります。そのためには、自分が持つスキルを正しく知らなければなりません。

自己分析の仕方に決まりはありませんが、次のような進め方をすると効率良く自分の情報を引き出すことができるでしょう。

次のような情報を紙に書き出したりパソコンで書いたりしてみてください。
一度書き出すことで客観的に自分を見つめなおすことができますし、書き直すことも容易です。

    1. 過去に経験した仕事を全て挙げる
    2. 仕事の内容、自分のポジション、仕事の成果などを細かく書き出す
    3. 仕事で苦労したこと、失敗や成功体験、エピソードなどを細かく書き出す
    4. 仕事から得たスキル、資格などを細かく書き出す
    5. 自分の強みや弱み、特徴を書き出す

これで、ほぼ自己分析で必要なデータはそろうはずです。やってみると、忘れていたことが意外とたくさんあると思います。この情報をもとに、履歴書や職務経歴書に書く内容を選んだり面接でアピールすることを考えたりすることができるでしょう。

企業情報を収集する

次に、企業情報の収集です。

転職に失敗する人にありがちなのが、「年収面の条件だけクリアできていれば良い」「この仕事さえできれば良い」などと、一面的な条件しか見ずに転職を決めてしまうケースです。
転職の目的が明確になっているのは良いことですが、それでは転職した後に「福利厚生制度が全くなかった」「ブラック企業だった」などと言うことになりかねません。

特に、30代で未経験から転職する場合、待遇面をしっかり確認しておかないと失敗する可能性が高くなります。「未経験でもできる仕事だから転職したら、給料がとても低かった」「未経験歓迎と書いてあったのに、入ってみたら研修も何もなく仕事を覚えるのがつらかった」などという失敗が多いからです。

年収面や仕事内容はもちろん、福利厚生制度や勤務条件、勤務地や勤務時間などをしっかりと確認しましょう。

転職活動のスケジュールを立てよう!

仕事をしながら転職をする場合、忙しい仕事の合間を縫って転職活動をするのは大変なものです。そんな時は、転職活動のスケジュールを立てるというのも、一つの方法です。

転職時期をざっくり決めてそれに向かってすべきことを洗い出してスケジュールを組んでおけば、「いつ転職ができるかわからない」「仕事が忙しいけど転職活動もやるだけやっておかなければ不安」などという心配事を減らすことができます。

持っていると役立つ資格とは?

未経験からの転職をする場合、強い武器になるのが資格です。
ここでは、30代の未経験者が取得しておくと役立つ資格についてお話ししましょう。

転職先の業界に合った資格とは

資格の取得は転職時の書類審査などで箔がつきますが、資格を取得すれば転職できると言ものでもありません。中には資格があっても全く役に立たないというケースもありますから、転職先の応募要件をしっかりと確認してから資格の取得をしましょう。

資格を取得する場合、自分が転職したい業界で必要とされている資格を調べてから勉強を始めるようにします。それをしなければ、せっかく資格取得のための勉強をしても無駄になってしまいます。

以下では、転職したい業界ごとに役立つ資格をご紹介します。

資格内容目指す業界や職業
宅地建物取引士不動産を扱うエキスパートになるための資格。比較的高難度。不動産業界
社会保険労務士労働基準法や社会保険関係の法知識のスペシャリストになるための資格。難易度は非常に高い。企業の総務や人事、社労士事務所、金融業界など
中小企業診断士中小企業の経営診断を行う専門家になるための資格。難易度は非常に高い。コンサルティング業界や企業経営に関わる仕事
介護福祉士介護業界のスペシャリストになるための資格。実務経験が必要。介護施設や医療業界
フォークリフト運転技能士フォークリフトの運転資格。運送業や製造業
普通自動車二種免許タクシーや運転代行など客を乗せて車を運転するための資格。タクシーや運転代行業など

汎用性が高い資格も役立つ

業界に特化した資格に対して、どの業界でも汎用的に通用する資格というものもあります。
転職を考えている業界で役立ちそうだと思ったら、ぜひ取得してみてください。

資格内容
日商簿記経理事務を行うために必要とされる知識を問う資格。3級から1級まである。
MOSマイクロソフトオフィスの認定資格。Word、excel、PowerPointなどアプリケーションごとに認定資格が存在する。
TOEIC・TOEFL英語力を証明するための資格。高得点を採れば、ビジネスレベルの英語力があることを証明することもできる。
秘書検定敬語の使い方や接客マナー、一般常識、文書作成スキルなどを問われる資格。ビジネスの場で幅広く役立つ。

未経験からIT業界に転職するなら資格を取りまくれ!

IT系の資格はIT系の業界に特化した資格ですが、少し他の業界と事情が違うので別にご説明します。
と言うのも、IT系の資格は他の業界に比べて非常に種類が多く、しかも、取得しておけばかなり役立つからです。

もちろん、取得すればそれだけで転職に有利ということではありません。
ほとんどの資格から得られる知識は非常に基礎的で、すぐに仕事に直結するものではないからです。

しかし、未経験からIT業界に転職するならば、その基礎的な知識は絶対に必要です。
特に未経験者がIT業界を目指すなら、資格を取りまくることで仕事に必要な知識の基礎をしっかりと身に着けることができるのです。

そして、企業に未経験でもやる気があることをアピールすることもできます。
IT業界は知識と経験が非常に重要で、仕事をしながらも常に勉強を続けなければなりません。
ですから、「勉強しています」というアピールは非常に有効なのです。

取得しておけば役立つIT系の資格について、以下にいくつかご紹介します。

仕事内容資格内容
システム開発基本情報技術者試験システム開発の基礎的な知識を問う資格。
応用情報技術者試験応用的なIT知識を問う、基本情報技術者試験の上位資格。
情報セキュリティスペシャリスト試験情報漏洩やウィルスなどの被害を食い止めるために必要な知識を問う資格。
アプリ開発Android技術者認定試験Androidアプリを開発するために必要な知識を問う資格。
プログラマーJava認定資格Javaによるプログラミング知識や技術を問う資格。
PHP技術者認定試験PHPによるプログラミング知識や技術を問う資格。

ここでご紹介した資格はほんの一部で、他にもたくさんの資格があります。
自分に最も必要な資格をしっかりと吟味して、取得することをおすすめします。

未経験者向けの転職エージェントの選び方

未経験からの転職なら、条件の良い非公開求人を紹介してくれて転職サポートをしてくれる転職エージェントを利用するのもおすすめです。ここでは、30代の未経験者向けの転職エージェントの選び方について、詳しくご紹介します。

転職エージェントがおすすめな理由は「質の良い非公開求人」

なぜ、未経験者の転職に転職エージェントがおすすめなのでしょうか?

未経験者向けの求人を選ぶ場合、どうしても求人の条件が悪くなりがちです。
未経験でもできる仕事という時点で、簡単で誰にでもできる仕事、給料が低い仕事が数多く引っかかってしまうからです。

しかし、未経験者であっても、条件の悪い求人を選びたくはないでしょう。
最初は未経験でも、経験を積めば昇給できるような仕事を選びたいはずです。

その点、転職エージェントの求人は非公開求人です。
誰にでも公開している公開求人とは違い、そのエージェントにしか登録されておらずコンサルタントから紹介されて初めて見ることができる求人なのです。

企業が求人を非公開にする理由は、求人の条件が良いからです。
条件の良い求人を公開すると応募者が殺到するため、転職エージェントに登録して非公開にすることで条件に合った求職者だけを紹介してもらうのです。

ですから、未経験であっても比較的条件の良い求人に出会えるため、転職エージェントは非常におすすめです。

30代未経験者向けの転職エージェントを選べ!

転職エージェントを選ぶ際には、30代未経験者向けの転職エージェントを選びなさいなどと言うと、当たり前のことだと思われるかもしれません。
しかし、とても重要なことです。

転職エージェントは世の中にたくさん存在しますが、それぞれ異なる特徴を持っています。
それぞれのエージェントにはターゲットの年齢層や年収層が存在し、自分に合ったエージェントを選ばなければメリットを得ることは難しいのです。
20代の若者向けのエージェントやエグゼクティブ向け、専門性の高いスキル保有者向けのエージェントに登録しても、30代の未経験者の転職がうまくいくはずはありません。

30代の転職者と言えば、転職市場では若い方の部類に入ります。中高年向けの転職エージェントで若い人向けの求人を探すよりは、20代、30代向けの転職エージェントの方が求人数が豊富です。

また、転職エージェントには未経験者の求人が多いところと、専門性の高い求人しかない敷居の高いエージェントがあります。未経験者向けの敷居の低いエージェントを選びましょう。

コンサルタントのサポートが手厚いエージェントを選べ!

未経験の分野に転職する際には、転職先に不安が多い人も多いと思います。
そんな不安を解消するためにも、転職エージェントはおすすめです。
転職エージェントのキャリアコンサルタントが頻繁に連絡を入れてくれたり、親身に相談に乗ってくれたりするからです。

未経験者の転職を数多く扱ってきた実績を持つ転職エージェントなら、過去のノウハウをもとに様々なアドバイスをしてくれるでしょう。

具体的には、未経験でもこんな資格を取れば有利になる、未経験でもこんなアピールをすれば面接官の好感度が高いなどというアドバイスを受けることができます。また、未経験者にとって仕事がしやすい研修制度が充実している企業などの求人も数多く持っており、優先的に紹介してくれます。

また、未経験だと仕事の内容や企業選びが困難なこともあるでしょう。
その点、転職エージェントのサポートがあれば、どの企業が適しているかどのような仕事があるのかなどの豊富な企業情報も提供してくれます。
ですから、未経験でも自分に合った企業を探しやすいのです。

未経験者ほど、キャリアコンサルタントのサポート体制が厚いエージェントを選ぶのが良いでしょう。

・複数の転職エージェントを併用しよう!

転職エージェントを利用する際には、一つのエージェントだけに頼りすぎないことが重要です。

転職エージェントに登録する際は、複数のエージェントに登録するのです。そうすれば、それぞれのエージェントのメリットを生かしつつデメリットを補うことができます。

例えば、大手エージェントに登録すれば豊富なサービスを受け多くの求人情報を見ることができますが、コンサルタントが多忙でサポートが薄いというデメリットもあります。そのデメリットを補うために、サポート体制が厚い中小規模のエージェントにも登録しておくのです。

また、特化型と呼ばれる「IT系に強いエージェント」や「営業職の求人数が多いエージェント」などにも登録します。そうすることで、大手エージェントで幅広い求人を、特化型エージェントでその業界のコアな求人を、それぞれ見ることができます。

また、一つのエージェントに頼りすぎることで、自分の価値の認識や企業情報に偏りが出がちです。あるエージェントでは「あなたに紹介できる企業はここしかありません」と言われても、別のエージェントではもっとたくさんの求人を紹介してくれるかもしれません。

複数のエージェントから意見を聞くことができれば、情報の偏りを防ぐことができます。

このように、複数のエージェントをバランスよく使うことで、多くのメリットを得られるでしょう。

まとめ

30代の未経験者の転職を成功させるためには、多くのポイントがあったと思います。

【30代ならではのアピールポイントをアピールする】

  • 過去の仕事経験を活かすことができる
  • リーダー経験がある
  • コミュニケーション能力に長けている

【転職の準備】

  • 自己分析を行う
  • 企業情報を収集する
  • 転職スケジュールを立てる

【資格の取得】

業界に特化した資格

  • 宅地建物取引士
  • 社会保険労務士
  • 中小企業診断士
  • 介護福祉士
  • フォークリフト運転技能士
  • 普通自動車二種免許

汎用的な資格

  • 日商簿記
  • MOS
  • TOEIC・TOEFL
  • 秘書検定

IT系の資格

  • システム開発:基本情報技術者試験/応用情報技術者試験/情報セキュリティスペシャリスト試験
  • アプリ開発:Android技術者認定試験
  • プログラマー:Java認定資格/PHP技術者認定試験

【転職エージェントの選び方】

・ターゲットの年齢層やスキルレベルが合ったエージェントを選ぶ
・キャリアコンサルタントのサポートが手厚いエージェントを選ぶ
・複数の転職エージェントに登録する

これらの転職ノウハウをしっかりと勉強しておくことで、転職の成功率はかなり上がるはずです。

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