社会人3年目での転職は可能?転職する前に知っておきたい5つのポイントとは

社会人3年目での転職転職コラム

まだ働いて間もない20代の社会人の方は「転職するなら最初の会社に最低3年は勤めるべき」という意見を見聞きすることが多いと思われます。

しかしそもそもなぜ3年なのか、本当に3年働けば転職できるのかなど、「3年」という数字の根拠や信憑性については実の所よく分かっていないという人も多いのではないでしょうか。

今回は、社会人3年目以内での転職にまつわるデータや採用担当者の意見など、実際にこれから転職活動をはじめていく前に知っておきたいポイントを5つに分けて説明していきます。

特に現段階でぼんやり転職したいなーと考えている人は、実際に転職を決断する前に、しっかりと現状を整理する事が大切になります。

状況を整理して解決する事ができれば転職をしなくても不満を解決できるかもしれませんし、その後の仕事にもきっといい影響があるはずだからです。

目次

1.社会人3年目のタイミングで転職する事は本当に可能か。

3年以上継続して最初の会社で働けば、本当に転職できる可能性はUPするのでしょうか。

今の仕事を苦痛に感じている場合、あとどれくらいの期間我慢して働けば環境を変えられるのか気になる人も多いかと思います。

なぜ3年なのか?3年といわれている理由はあるのか

転職するならまずは最初の会社で3年は頑張ろうと言われる事が多いわけですが、実際のところ3年という数字にしっかりとした根拠はないようです。

石の上にも3年ということわざがありますが、最初の仕事についても同様に、まずは3年間苦しくても続けてみる事で得られるものがあると考える人が多いようです。

3年で転職に成功した人の割合

ただし、入社3年目に会社を転職した人が一番多いというデータも実際に存在しています。
入社3年目に会社を転職した人が一番多い出典 マイナビ転職-転職経験者に聞いた「初めての退職は入社何年目の時?」

こちらは、転職経験のある20〜39歳の113人に、初めて入社した会社を退職したのは入社何年目の時だったかという質問を行なった結果のデータになります。

ちなみに同じ対象者に「転職するならとりあえず3年働いてから」だと思うかを質問したデータもあり、
転職するならとりあえず3年働いてから出典 マイナビ転職-転職するなら「とりあえず3年働いてから」だと思いますか?

とりあえず3年働いてから転職をしたほうがいいと考えている人が、6割以上もいる結果となっています。

職歴が3年未満でも転職は可能。TwitterなどのSNS経由で、ピンポイントのスキルが転職成功につながるケースも。

ここまでの内容を踏まえると、根拠はなくとも転職するなら3年目まで待ったほうがいいという意見はあながち間違っていないと捉えることができます。

しかし一方で、必ずしも3年我慢しなければ転職ができないというわけではなく、1年目や2年目でもスキルや経験があれば転職可能な会社もあります。

特にIT系やクリエイティブ系の会社の場合は「〜〜ができる人を募集中!!」というようにTwitterなどでダイレクトに求人募集が行われて採用されるケースもあったりします。

継続して同じ会社で働ける忍耐力よりも、実際に何ができるかというスキルを重要視するケースも職種によってはあったりします。

3年目以内に転職する事は可能!だが一度立ち止まって考えてみるべき。

「社会人3年目で転職する事は本当に可能なのか?」という疑問に対しては、「可能。実際に3年目のタイミングで転職する人が多い」という風に回答することができますが、あくまでも3年目に転職する人が多いというだけで、それよりも早いタイミングで転職する事も人によっては可能です。

実際にリクナビNEXTなどの転職サイトで募集要項をチェックしてみても、経験年数や必要なスキルなどは特に明記されていない会社が多かったりしますから、何がなんでも3年目まで待ったほうがいいという事ではありません。

もし仮に転職したいとは思っているけれどそこまで急ぎのものとして考えていないという温度感であれば、3年目のタイミングまで待ってから転職活動を行うと、より安心して転職活動ができるかもしれません。

ただし、もしもこの記事を読んでいるあなたが現在なんとなく転職に興味があるなーという温度感であるならば、転職を考える前になぜ転職したいと考えるようになったのかという理由についてまずは整理してみる事をオススメします。

というのも、それらを整理して解決するための行動に移す事ができれば、結果的にどのような将来になっても得られるリターンは大きくなるはずだからです。

2. 実際に転職活動を始める前に整理したい事。

実際に転職活動を進めていく前に、自分はなぜ転職を考えるようになったのか、その根本の原因や理由について整理してみましょう。

それらは自分が変われば解決できる問題なのか、それとも解決する事が難しい問題なのかで切り分けて考えると、次にどういう行動を取るべきかという判断がしやすくなるはずです。

転職を考えるようになった理由について

転職を考えるようになった理由は、大きく以下の5つのいずれかに分類できるかと思います。

社内での人間関係に不満を感じている

上司や部下など、社内での人間関係にストレスを感じている人は多いと思います。

「何をするかよりも、誰とするかによって面白さは変わる」という意見もあるように、職場での人間関係は自分の仕事の充実度に大きく影響する大切な要素です。

もしも現在、職場に苦手だと感じる人がいてそれが大きなストレスになっている場合は、具体的に相手のどういう所に不満を感じているのか紙に書き出して整理してみましょう。

嫌な部分がしっかりと把握できれば、相手に対して感じるマイナスの感情もある程度コントロールできるようになるはずです。

また相手の性格を変える事は不可能なので、自分がどう変わればストレスは小さくできるかという方向で考えるようにしましょう。

今の仕事内容に不満を感じている

マーケティングの仕事がしたかったのに実際の所は営業を担当しているなど、今担当している仕事内容への不満が転職したい理由になっている人もいるかと思います。

仕事内容にこだわりが強いにも関わらず、部署を移動させてもらえる制度や方法がない場合は、自分の力で状況を改善する事はほぼ不可能といえるため、やりたい仕事が任せてもらえる職場へ転職する事を検討してみましょう。

もしくは職種にどうしてもこだわるのであれば、自分で週末起業で一度実際に体験してみるというのも一つです。

給料やボーナスなどについて。

給料やボーナスなどの待遇面の問題も、自分で改善する事はなかなか難しい問題になるはずです。

特に社会人3年目などの比較的キャリアの浅い段階では、どの会社であっても劇的に給料をUPさせることはほぼ不可能になるはずです。

よって転職して状況を改善するというよりも、副業などを並行して行って自分で収入を増やしていく事を考えるのが得策といえるでしょう。

残業時間が多い、休みが取れないなどの労働環境の問題について。

まず自分の仕事を裁くスピードに問題があって帰りが遅いのか、それとも仕事量そのものが多すぎて帰りが遅いのかを切り分けて判断する必要がありますが、仮に自分だけではなくチーム全体で帰りが遅い場合は後者である可能性が高いと言えます。

プライベートの時間を大切にしたいという人はもちろんですが、長時間労働は心身の不調につながりやすいので、無理をしないようにくれぐれも注意しましょう。

会社に働きかけて環境を改善してもらう事が難しそうな場合は、しっかりと調査をして出来るだけよりよい環境の職場に転職をする方がいいと思います。

将来のキャリアに不安を感じている。

大学時代の友達や同期の活躍などを見聞きしているうちに、このままでは自分はマズイのではないかと不安になり、より成長できる環境に転職したいと考えるようになった、というケースもあるかもしれません。

厳しい環境の職場に転職をして仕事に没頭するという事も自分を成長させられる方法の一つですが、まずは自分が将来どのようになっていきたいかというキャリアプランや、自分のなりたい姿を具体的にしっかりと描けている事が大切です。

これが出来ていないまま転職をしても徒労に終わってしまいますから、まずは自分の将来像をしっかりとイメージできる状態になりましょう。

自分を変える方が簡単で得られるものも大きい

自分が変われば解決できる事が不満の原因なのか、それとも自分が変わっても解決する事ができない問題なのか、実際に転職活動を進めていく前に切り分けて考えるようにしましょうと説明しました。

これはなぜかというと、環境のせいにして自分を変えようとしないと、仮に環境が変わっても同じ事を繰り返してしまう可能性が高いからです。

そして自分以外の他人や環境を自分の希望通りになるように変える労力よりも、自分を変える労力の方が断然低く簡単だったりもします。

自分が変われば転職をしなくても不満を解決できる可能性がありますし、仮に会社での問題が改善できなくても、自分を変える事ができる人は転職活動もスムーズに進めていく事ができるはずです。

3. 実際に転職活動を進めていく場合

自分の現在の状況や不満を整理した結果、転職をする方が幸せになれそうな場合は、興味のある企業について情報収集を行っていきましょう。

中途採用はスキルも大事な要素の一つ

中途採用の場合、新卒採用の時とは違ってポテンシャルだけで採用される事はあまりないと言われています。

よって前職での経験を通して身につけたスキルや知識などをアピールする事も必要になります。

自分の今のスキルや経験値で転職できるかどうかをチェックしてみる

自分の現在のスキルや経験で本当に転職する事ができるのか、興味のある会社をピックアップしてそれぞれの会社の募集要項をまずはチェックしてみましょう。

ただしここで仮に募集条件に自分が届いていなくても、採用される可能性はゼロではないようです。(スキルや経験が足りない場合については後述しています。)

第2新卒という選択肢も

転職の場合はある程度のスキルや経験が必要になると先ほど説明しましたが、第二新卒の応募を受け付けている企業であれば、新卒の時と同じようにポテンシャルを重視して採用を行うと言われています。

第二新卒に対して「最初の会社を数年で辞めてしまった忍耐力の少ない人」というようなマイナスのイメージを持つ人もいるかもしれません。

しかし、人手不足で悩まされている中小企業にとっては、フレッシュな人材を採用できる貴重な機会になっていたり、新卒で採用した人材よりも研修コストがかからないといったメリットがあるため、第二新卒の採用が行われているようです。

プラスして、第二新卒として応募してくる志望者は一度就職で失敗しているため、第二新卒採用はその失敗をプラスの体験に転換して成長できる人かどうかを判断するいい機会になっているとも言われています。

この事が第二新卒採用を行う企業側の一番のメリットになり、場合によっては新卒採用では難しかったような人材を採用できる可能性が企業にはあるわけです。

第二新卒の転職は失敗しがち?成功に導くための挽回方法とは
第二新卒とは、新卒から3年未満の年代を指す言葉。人手不足が嘆かれる現代日本において、第二新卒はかなり貴重な存在。転職する際には冷静に自分の将来を見極めていきましょう。

転職エージェントを利用する場合

一人で転職活動を行うのは不安なので、転職エージェントを利用してアドバイスなどをもらいながら転職活動を進めていきたいという人も多いかと思いますが、利用する際は転職エージェントの特徴について事前にしっかりと把握しておく必要があります。

転職エージェントを利用する主なメリットは、担当してくれるコンサルタントの方が給料の交渉や面接日の調整などを自分の代わりにしてくれる事で、交渉事が苦手な人に特に向いているサービスといえます。

ただし一方、転職エージェント経由で人を採用する場合、企業が負担するコストは通常の求人サイトから人を採用する場合よりも多くなる仕組みになっています。

つまり、採用候補者が同じくらいのスキルで並んだ場合には、採用コストのより低い人が優先的に採用される事も、合わせて覚えておく必要があるわけです。

4. 求人情報などを調べた結果、スキルが足りていない場合

興味のある会社の求人情報を調べてみたけれど、募集要項に書いてある条件にまだ自分が届いていないという事もあるかもしれません。

しかしそんな場合でもすぐにあきらめないようにしてください。

スキルが足りていない場合でも採用される事がある。

中途採用の場合、採用されるためには知識やスキルもある程度必要になると説明しましたが、そういったスキルよりも、この人と一緒に働きたいと思ってもらえるようなコミュニケーション能力の方を重視する会社が多い事も忘れてはいけません。

「確かにスキルはプラスαの評価材料になるかもしれないが、それはあくまで採用するかどうか、一つの物差しにしか過ぎない。」―― 30代男性

「Amazonは卸の会社ですか?」という、スキル以前に業界の知識がない人を採用した方は「話している時にきちんと相槌をうち、反応してくれるので、話していて気持ちが良かった。スキルの面はかなり低かったが、コミュニケーション能力は満点に近かったので採用した」

「仕事は出来るけど性格が悪い人と、仕事はできないけど性格がいい人であれば、雇うのは絶対に後者」―― 30代男性

「仕事に対してとても真面目に考えているが、スキルは全くない人を編集者として採用したら、最初は全ての原稿を修正しなければいけないほどだったが、その後、すごい勢いで成長していった」

出典 キャリアコンパス-転職でスキルはそこまで重要じゃない!?人事に聞いてわかった、会社に必要とされる人の本当の条件

( ※ こちらは実際に人事を担当されている方の意見を引用したものになります。)

スキルは入社してからでも身につけられますが、コミュニケーション能力などは知識やスキルよりも習得するのに時間がかかります。

コミュニケーション能力が高い人を採用して育てる方が結果的に得られるリターンも大きくなりそうなので、ある意味合理的な選択といえるかもしれません。

社会人インターンや副業なども最近流行っている。

スキルや経験にまだ自信がなく、いきなり転職活動を行うのはちょっと抵抗があるという方もいると思います。

そういった方は社会人インターンや副業などからはじめてみて、実際はどのような仕事なのか、まずは感じてみるのもいいかもしれません。

特に社会人インターンの場合、平日ではなく土日だけ働くという事も会社によっては可能です。

Wantedly」や「仕事旅行」など様々なサービスがありますので気になる方はチェックしてみてください。

5. どうしても今の環境がつらい場合は無理せずに環境を変えよう

環境を変えるのではなく、まずは出来るだけ自分を変える事で状況を改善する事をおすすめしましたが、どうしてもつらい場合は無理せずに転職して環境を変えてしまいましょう。

何よりも健康優先で!

仕事の成果よりも何よりも大切な事は、あなた自身の健康です。

真面目で責任感の強い人は無理をし過ぎる傾向があり、すでになんらかの支障が出ていても気が付かないでさらに頑張ってしまう人も多いようです。

体や心に支障が出てしまう前の段階で対策を考える事が大切ですが、もしも少しでも体に異常を感じたら、すぐに病院に行くようにしましょう。

仕事のストレスで一度体を壊してしまうと復帰するまでにかかる時間もたくさん必要になります。

仮に勤務年数が短くても、体を壊すくらいなら転職してしまう方が絶対にいいです。

さいごに

社会人3年目で転職する事は本当に可能なのかという事や、実際に転職する前に知っておきたいポイントなどについて説明してきましたが、なんとなく転職したいなーとぼんやり考えているのなら、自分が何に対して不満や問題を感じているのかまずはしっかりと特定する事からはじめてみましょう。

繰り返しになりますが、相手に何かを求める前に、まずは自分が変われる所がないかチェックしてみる事を忘れないようにしてください。

自分を変える方が相手や環境を変えるよりも実は簡単で、得られるものも大きかったりしますし、結果的に本当に転職する事になってもその経験を生かすことができると思います。

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