武田薬品工業へ転職(中途採用)は可能か?年収はどの程度?

武田薬品工業大企業への転職

「武田薬品工業へ転職したい」と考えている人も多いのではないでしょうか。

最大手の医薬品企業ということもあり、転職先としても非常に魅力的です。

その分、採用試験を突破することは簡単とはいえません。

十分に企業研究を行った上で、採用試験の対策を立てておくことが不可欠です。

この記事では、武田薬品工業の概要や募集している職種、給与などの待遇について解説していきます。

また、転職希望者にとって重要な情報である社風などについても詳しくみていきます。

目次

武田薬品工業の企業概要

武田薬品工業株式会社は、国内売上高1位の医薬品企業(製薬メーカー)として知られています。

いったいどのような企業であるのかをみていきましょう。

事業内容

武田薬品工業は医薬品に係わる業務のほとんどを自社及びグループ会社でカバーしています。

その内容は非常に多岐にわたるものです。

医薬品等の研究

「消化器系疾患領域」「がん領域」「中枢神経系疾患領域」など、さまざまな領域の研究を行っています。

研究所の他、薬用植物園や農場も所有しており、基礎から応用まで幅広い研究が行われています。

国内ではiPS細胞研究所との共同研究を行っている他、海外にも幅広いネットワークを構築して多くの研究プログラムを実施しています。

医薬品等の開発

さまざまな医療上のニーズを把握してうえで研究開発戦略を策定し、研究の成果を製品作りに生かしています。

ジェネリック医薬品やワクチン、一般用医薬品など、開発される製品も多岐にわたります。

研究の開始から発売に至るまでの過程を「パイプライン」呼んでおり、社内で一貫して行っているのが特徴です。

医薬品等の販売

全国に支店・営業所が配置されており、MRが医療関係者に製品を提供します。

「薬物治療のパートナー」として、安全性などの各種データを届けることも行っています。

一般用医薬品は、医療機関だけでなくドラッグストアなどの小売店にも提供されます。

製品の販促活動などを店舗と共同で行っていくこともあります。

トップのメッセージ、企業理念

タケダは、日本発グローバル企業として、伝統に培われた揺ぎない価値観に基づき、患者さんにとってより価値の高い革新的な医薬品を創出し、世界中にお届けするという使命を誠実に果たすことに全力で取り組んでいます。

私たちは、昨年打ち出したビジョン2025において、オンコロジー(がん)、消化器系疾患、中枢神経系疾患、そしてワクチンの領域で、世界トップレベルになるという目標を掲げ、変革を加速し、この1年で大きな前進を遂げました。

引き続き、全社一丸となりこのビジョンに実現に向けて取り組んでまいります。

会社概要

会社名武田薬品工業株式会社
所在地〒103 – 8668東京都中央区日本橋本町2-1-1
資本金779億円
事業内容医薬品等の研究開発・製造・販売・輸出入
従業員数5,461名(2018年3月末現在)

武田薬品工業の採用職種・仕事内容

売上高が1兆7千億円(2017年3月期・連結)を超える武田薬品工業は、事業規模が大きいだけあってさまざまな職種を募集しています。

医薬関係だけでなく、事務関連職種など内容は多岐にわたります。

微生物試験担当

製品などに関する微生物学的な試験の実施や調査、バリテーションに関する試験などを行う業務です。

査察や監査時の対応、公定書や申請書の試験などにも携わります。

これらの作業改善や効率化も行います。

給与

  • 予定年収500万円~
  • 月給250,000円~
  • 残業手当有

ワクチン製造・技術担当

インフルエンザワクチンの工程改良を担当します。

細胞培養やウイルス濃縮、精製技術などについての工程改善も行う業務です。

または、出荷品のトラブル究明や工程改善を担当します。

バイオ医薬品原薬の製造や品質管理業務経験を生かすことのできる仕事です。

ビジネスレベルの英語能力が必要です。

給与

  • 予定年収500万円~
  • 月給250,000円~
  • 残業手当有

貿易関連業務

グローバル部門での貿易関連業務です。

輸出書類作成やInvoice作成、物流会社との折衝や輸出売上計上などを行います。

また、仕入計上や商品調達、在庫管理など幅広い分野にまたがる仕事です。

海外の販売会社との連絡も行います。

給与

  • 予定年収350万円~400万円
  • 月給250,000円
  • 賞与年2回(成績により変動、最高4ヵ月分)
  • 残業手当有

注射剤製造オペレータ(大阪)

「マイクロカプセル末の無菌製造オペレータ」「バイアル、シリンジへの無菌充填オペレータ」「工程管理、用水担当オペレータ」のいずれかを担当します。

また、これらの業務に付随する管理業務や品質改善活動も行っていきます。

生産性改善活動、技術検討活動なども含まれる仕事です。

給与

  • 予定年収300万円~350万円
  • 月給210,000円~
  • 賞与年2回
  • 残業手当有

人事担当(グローバル工場のHRゼネラリスト)

1000人規模の社員のHR業務を、HRゼネラリストとして担当します。

HR業務全般に携わり、将来的にはグローバルHRやHRBPを目指すことも可能なポジションです。

バイオ企業や製薬企業での製造部門サポート経験を生かすことができる仕事です。

給与

  • 予定年収600万円~1、000万円
  • 月給300,000円~
  • 残業手当有

サイエンティフィックディレクター

サイエンティフィックディレクターとして、担当疾患領域のメディカルプランの立案支援をする業務です。

また、メディカルエンゲージメント活動の計画や実行などを行います。

社内フィールドチームの教育も担当します。

薬剤師や看護師資格などを生かすことのできる仕事です。

上級レベルの英語力が求められます。

給与

  • 予定年収600万円~
  • 月給300,000円~
  • 賞与年2回
  • 残業手当有

武田薬品工業の給与・年収

製薬会社は、一般的な製造業などに比べると給与が高いといわれています。

実際はどうなのかみていきましょう。

全体の平均年収

武田薬品工業の年収の平均959万円(有価証券報告書調べ)

一般的な企業と比べるとかなり高い水準です。

年によっては1,000万円を超えるときもあり、高いレベルで安定しています。

年代別の年収

年代年収
20~24歳約360万円
25~29歳約710万円
30~34歳約800万円
35~39歳約810万円
40~44歳約970万円
45~49歳約1000万円
50~54歳約1030万円
55~59歳約1115万円
60~65歳約850万円

どの年代でもかなりの高水準を維持しています。

特に、25歳前後から急激に給与が上昇しており、そのまま高い給与が続きます。

武田薬品工業の競合企業と平均年収比較

会社名年収
武田薬品工業959万円
大塚ホールディングス1096万円
大正製薬885万円
アース製薬662万円
ツムラ836万円

大塚ホールディングス(大塚製薬)は持株会社であるため、製薬会社の中では武田薬品工業が事実上のトップといえる給与水準です。

大正製薬も健闘していますが、武田薬品工業は医療用に強いため給与も高いことがうかがえます。

給与に関する口コミ・評判

外資系企業のような振れ幅がなく、安定しています。

業界内でも高い水準の給料で、とても満足しています。

ボーナスのベースが高く、おおむね満足です。

他業種や同業の他社と比較しても高い給与水準であるため、満足しているという声がほとんどでした。

ボーナスの比率が高いため多少の上下はあるようですが、高値で安定していることがわかります。

武田薬品工業の福利厚生制度

転職先の待遇を調べる際は、給与だけでなく福利厚生制度についても詳しく調べる必要があります。

武田薬品工業の福利厚生制度はどのようなものであるのか、早速みていきましょう。

独身寮・社宅

会社所有、または、会社が借り上げた物件が独身寮として用意されています。

そのため、地方などから入社した場合でもすぐに仕事に集中できる環境が整います。

また、家族向けの社宅制度も設けられています。

独身寮と同様に、社有または借り上げの社宅となります。

全国各地に営業所があるため、急な転勤などにもスムーズに対応することが可能です。

家賃補助が手厚いのも武田薬品工業の特徴です。

条件にもよりますが、10万円以上の補助が出る場合もあります。

リロクラブ

福利厚生の「リロクラブ」に加入しているため、さまざまな契約施設を優遇価格で利用することできます。

リゾート施設やテーマパーク、飲食店など色々なレジャーを楽しむことができます。

もちろん家族で利用することが可能です。

住宅融資・財形貯蓄

住宅資金融資制度のほか、財形貯蓄も用意されています。

財形貯蓄は一般に「財形住宅貯蓄」といわれる制度で、一定の条件を満たすと「財形住宅融資」を利用することが可能になります。

住宅購入・建設・リフォームなどの資金を低金利で借りることができます。

「住宅金融支援機構」を利用してローンを組むことになるため、銀行などの金融機関で借りるよりもかなり有利な条件です。

健康診断

医薬品メーカーだけあって、社員の健康維持にも力を入れています。

定期的な健康診断の他、人間ドックなども安価で受けることができます。

また、インフルエンザワクチンも無料で摂取できます。

敷地内に診療所があるところもあり、体調不良のときなどにすぐ診察を受けることが可能です。

福利厚生に関する口コミ・評判

健康診断などがしっかりしており、安心です。

人間ドッグが良心的な料金で助かります。

住宅補助が非常に手厚いので満足しています。

リロクラブを旅行などで利用して楽しんでいます。

大企業ならではの福利厚生制度には、満足しているという声がほとんどでした。

社員の健康管理に気を配っていることもうかがえます。

勤務時間・休日休暇

転職先の勤務時間や休日は、事前にしっかり調べておこないと入社してから後悔することになります。

武田薬品工業はどうであるのか、詳しくみていきます。

完全週休2日制

武田薬品工業では土曜日と日曜日の完全週休2日制が採用されています。

それに加えて、祝日も休みになるため、基本的にカレンダー通りの休日となります。

メーデーなども休みです。

ライフワークバランス重視の人でも安心して働ける環境が整備されており、年間の休日は120日以上を実現しています。

フレックスタイム制も導入されているため、のびのびと働くことができます。

年次有給休暇取得促進

「年次有給休暇」や「特別有給休暇」、「リフレッシュ休暇」のようにさまざまな休暇が用意されています。

有給休暇の取得・消化については全社を挙げて取り組んでおり、消化目標を70%(2017年)に設定しているほどです。

また、連休の間に平日があるようなときでも、積極的に有給休暇取得が推奨されており、長期休暇を取得することが可能です。

産前産後休暇、育児休暇

女性でも働きやすい労働環境作りが促進されており、「産前産後休暇」を取得することができます。

また、その後も「育児休暇」が用意されているため、子供が最長2歳までの間に休暇を取得することが可能です。

育休期間中は「特別有給休暇」の取得期間の延長という特例を申請することもできます。

子供が小学校3年生修了の前まで、「育児短時間勤務」を選択することもできる制度が整えられています。

看護休暇・介護休暇

家族の看護や介護のために、「子の看護休暇」や「介護休暇」を利用することができます。

また、「積立保存休暇」という制度も用意されています。

毎年1日分付与され、介護を理由として休暇に使うことができる制度です。

介護が長くなる場合は「介護休業」を最大1年間取得することも可能です。

社会貢献活動を目的としたフィランソロピー休職も整備されています。

勤務時間・休日休暇に関する口コミ・評判

有給休暇はどんどん取得するよう奨励されています。

工場でもカレンダー通りに休むことができています。

とても休暇を取得しやすい環境です。

会社として有給消化率を高くする施策を行っています。

会社として有給休暇の取得を奨励しているため、きちんと休めているという声がほとんどでした。

休日休暇については全般的に満足度が高いことがわかります。

社内の教育・研修制度

  • 「レジデントフォーラム」次世代リーダーの育成を目的としたプログラムです。社長や経営幹部と討論を行ったり、一対一のコーチングを行ったりします。
  • 「アクセラレーター・プログラム」早期にキャリ形成を加速させることが目的のプログラムです。国際経験や部門横断的な業務経験を積むことができます。なお、研修対象者は選抜制です。
  • 「タケダ・リーダーシップ・プログラム」

リーダーシップを強化することを目的にしたプログラムです。

議論やビジネスシミュレーションなどを行います。

研修対象者は各部門のリーダーのみです。

教育・研修制度に関する口コミ・評判

部門を問わない講演会などが頻繁に開催されており、勉強になります。

能力が抜きん出た若手の育成が行われています。

海外MBA留学の制度があります。

研修対象を絞りすぎという感じがします。

能力のある若手を抜擢するなど、リーダー教育に力を入れていることがうかがえます。

さまざまな勉強の機会も多く、おおむね満足度は高いようです。

ただし、選抜から漏れた人などからは不満の声も聞かれました。

職場の雰囲気や社風

転職を検討する際に必ず確認しておきたいのが会社の風土です。

社風などがマッチすれば毎日いきいきと働けますが、そうでなければ仕事が非常に辛いものになってしまいます。

ここでは武田薬品工業の社風についてみてみましょう。

ダイバーシティ&インクルージョン

武田薬品工業は「Diversity & Inclusion in Takeda(ダイバーシティ&インクルージョンインタケダ)」を宣言し、多用な従業員が活躍できる環境を用意しています。

性別や年齢、国籍や宗教などさまざまバックボーンを持った人を受け入れ、多様性を尊重しています。

これは、武田薬品工業が歴史ある大企業であると同時にグローバル企業だからです。

個性や才能を存分に発揮できる風土です。

世界中の人々の未来に貢献

武田薬品工業の事業の対象は日本国内だけでなく、世界中にまたがります。

グループの従業員は世界に約30,000人おり、手を取り合って世界中の患者の健康に貢献することが求められます。

日本国内だけでなく、世界中の患者への貢献を考える広い視野が求められます。

英語力は求められる職種も多く、それなりの覚悟は必要です。

職場の雰囲気や社風に関する口コミ・評判

仕事は個人の裁量で進めることができ、労働時間が比較的自由です。

優秀な人が多く、平均レベルは高いと思います。

良くも悪くもグローバル化が進んでいます。

表面的にはグローバルで、中身は日本的です。

優秀な社員が多く、個人のペースが尊重された良い雰囲気の職場だという声が多く聞かれました。

一方で、グローバル化の進め方が中途半端になっており、良い社風が失われることを危惧する意見もみられました。

武田薬品工業への転職で役立つ転職サイトorエージェント

武田薬品工業のような人気企業への転職を狙うのであれば、正確な情報の収集が不可欠となります。

そのためには、どのような転職サイトや転職エージェントを選ぶかも重要なポイントになります。

ここでは有力な転職サイトや転職エージェントについて解説していきます。

リクナビネクスト

リクナビNEXT

新卒対象の就職サイト「リクナビ」同様、リクルートによって運営される転職者向けのサイトが「リクナビネクスト(リクナビNEXT)」です。

転職経験者の約8割が利用したという圧倒的な実績を持っており、転職サイトの代表的な存在です。

サイト内のコンテンツがとても充実していることも大きな特徴です。

エントリーシートの書き方や面接対策など、転職のコツを基礎から学ぶことができます。

転職活動に必要な書式などを無料でダウンロードできるサービスも備えており、実用性の高さも人気の秘密です。

毎週1,000件を超える新着求人が更新されており、情報の鮮度も高いことで知られています。

また、「スカウト機能」というサービスも用意されており、登録しておくだけで企業から直接オファーをもらうことができます。

リクナビNEXTの口コミ・評判 サービス内容
リクナビNEXTは国内最大級の転職サイト。国内最大級がゆえ抱える求人数も膨大です。リクナビNEXTの、他にはないメリットとデメリットを調べてみることにしましょう。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートは転職エージェントも運営しています。

「リクルートエージェント」は、案内総数・内定決定数とも国内ナンバーワンの実績を持っています。

もちろん転職エージェントの中では最大規模を誇っており、非公開求人数は10万件にのぼります。

転職サイトとの違いは、「専任アドバイザー」がつき、転職希望者と二人三脚で転職活動を進めていくということです。

転職サイトでは難しい個別相談や、面接へのアドバイスなどをもらうことができます。

リクルートエージェントの評判は?口コミから見るメリット・デメリット・使い勝手を徹底解説!
転職業界ナンバーワン転職エージェント、リクルートエージェントの紹介です。業界ナンバーワンの求人数と、業界ナンバーワンの実績を持つ転職エージェントですから、利用者の幸せな転職をきっとアシストしてくれるはずです。

doda

パーソナルキャリア(旧インテリジェンス)が運営する「doda(デューダ)」は、リクルートエージェントに次ぐ案件数を持つ転職エージェントです。

dodaの特徴は、専任のアドバイザーに加えて「採用プロジェクト担当」も加わり、2名体制で転職希望者をサポートしてくれます。

転職希望者の苦手な自己分析など、さまざまな相談をすることが可能です。

カウンセリングも対面だけではなく電話でも可能なため、忙しい転職希望者でも利用しやすいことが特徴です。

また、「エグゼクティブ専門コンサルタント」や「バイリンガル専門コンサルタント」といった専門スタッフをそろえており、大企業を志望する人にとって非常に頼れる存在と言えます。

dodaのエージェントは転職におススメのサービス!評判・口コミを徹底解説
転職サービスのdodaは、求人紹介だけでなく、プロのキャリアドバイザーの手厚いサポートを受けながら転職活動を行うことができる転職サイトです。 しかし実際に利用をするとなると、評判やメリット・デメリットなども気になりますよね。 そ...

まとめ

このように、武田薬品工業は、非常に長い歴史をもつ一方でグローバルに事業展開する、大変に魅力のある医薬品企業です。

給与水準が非常に高いだけでなく、休日休暇や福利厚生などがしっかり整えられており、転職希望者からも高い人気を集めています。

競争率が高いだけでなく、求められる人材レベルも非常に高いことは覚悟しておく必要があります。

中途半端な姿勢で太刀打ちできるものではありません。

しかし、企業分析や応募書類の作成、面接対策などをしっかり行い万全の体制で臨めば、転職は決して不可能ではありません。

大切なことは、ライバルに先んじて行動を起こし、準備を整えることです。

まずは転職サイトへの登録や、転職エージェントへの相談を行うことからはじめましょう。

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