就職が怖いニートへ 恐怖を取り除く方法と役立つ厳選資格3つ

ニートの就職

「就職したいけど、ニートだからいきなり働くのは怖い」
「はやくニートを脱出したいけど、就職も就活も恐怖で前に踏み出せない」

こんな風に悩んでいませんか?
働いた経験に乏しいニートは、就職するイメージがうまくつかず怖いと感じる人も多いでしょう。

人によっては前職で働いた際に、パワハラやセクハラを受けたり、仕事や人間関係でつまずいて挫折したり、という経験が恐怖を助長しているかもしれません。

この恐怖を持ったままでは、なかなか就活に対して行動できないでしょうし、行動できたとしてもうまくは行きづらいと思います。

そこでこの記事では、就職が怖いと感じているニートに向けて、人材業界で10年間営業として働いている筆者が、恐怖を取り除く方法と、それに役立つ資格を厳選してご紹介したいと思います。

5分もあれば読める記事ですので、怖くて一歩踏み出せずにいるのなら、一読して損は無いと思います。

なぜ就職するのが怖いのか?

まずは、ニートが就職に対して怖いと感じるメカニズムや、その原因を明らかにしていきましょう。

これらを知ることで、恐怖を客観視できるようになり、怖さを乗り越える1つのきっかけにもなります。

人は環境の変化が怖いようにできている

人間は、変化を恐れる生き物。

現状維持バイアスという言葉を聞いたことはありませんか?
就職が怖いと感じているニートは、この現状維持バイアスの罠にかかっている可能性があります。

現状維持バイアスとは簡単にいうと、変化をせずに現状維持を好むという人間に備わっている心理のこと。

なぜこのような心理が備わっているかというと、例えば狩りに出かけたとして、いつも行っている狩場であれば、どこに崖があるかなど危険なところを把握しているため安全な道だけを歩けます。

しかし新しい狩場に行った場合、どこに危険が潜んでいるかわからないので、探りながら狩りをする必要があります。

つまり昔の人にとって、変化は命を危険にさらす行為だったのです。

そのため、現状維持バイアスという心理を持つことによって、変化を恐れ現状維持することで命を守ったのでしょう。

ニートも現状維持したい

恐ろしいのは、その現状がいかに自分にとって危機的な状況でも、この現状維持バイアスが働くということ。

ニートも例外ではありません。

就職したほうがいいと頭ではわかっていても、いままでニートでも生きてこられたという現状があるため、これを維持したほうが危険や不安な思いをしないで済む、という心理が働いていることは大いにあるのです。

現状維持バイアスについて、もっと知りたいという方は以下の論文に詳しいので参考にされてください。
参考:梅田 紘輝 「現状を変えることと変えないことのリスク認識」2016.3

知らないものに対しての恐怖

ニートは働くということに関して、多くを知らない人がほとんどです。

人は、知らないものに対して恐怖を抱きます。

思い当たる節がある方も多いと思いますので、特に説明は不要かもしれません。

1つ例を挙げると、バラエティで「箱の中身はなんだろな」というゲームをしているのを見たことがあるでしょう。

中身を知っていれば怖がる必要のないものであっても、それを知らない人からすると、箱の中に手を入れるのをとても怖がり、指先に何かが少し触れようものなら恐怖におののきます。

これが、知らないということから発生する恐怖です。

ニートも就職することに対して知らないがゆえに、それを必要以上に怖いと感じている可能性があります。

人間関係がうまくいくか怖い

働いたことがあるニートの場合、その会社で人間関係がうまくいかなかった記憶があると、それがまた次の会社でも起こるのではないかという怖さを感じると思います。

また、学校などでいじめにあったことのある人なども、同様の恐怖を感じることでしょう。

あの有名な心理学者のアドラーも、「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」と言っています。

ニートでなくても、いま生きている人で人間関係に悩んだことのない人は、赤ちゃん以外はいないはず。

この人間関係がうまくいかないかもしれない、という怖さは永遠のテーマかもしれません。

仕事ができるか怖い

働いた経験が乏しいニートは、自分は仕事ができると自信を持って言える人は多くないでしょう。

「もしかしたら仕事ができずにクビになるかもしれない」「仕事ができなさすぎて怒られたらどうしよう」などと、恐怖を感じている人もいるかもしれません。

しかし、おそらく仕事ができないことでの最も大きな恐怖は、クビになることでも、怒られることでもなく、自分への失望でしょう。

就職に失敗することで、さらに自信を失い、自分が嫌いになり、自分で自分を否定することほど辛いことはありません。

そのため、ニートにとって仕事ができないかもしれないという怖さを感じるのは、致し方のないことだと思います。

とはいえこの恐怖に負けて就職ができずにいたら、この先ずっと仕事ができるようにはなりませんので、どこかでこの恐怖を乗り越える必要があります。

就活で不採用にされるのが怖い

ニートでなくても不採用になるのは怖いですよね。

不採用になることで、自分を否定されたような気がして、傷ついてしまう人も少なくないと思います。

とりわけ自己肯定感が低くなりがちなニートにとって、このダメージは耐え難いもの。

傷つきたくないという気持ちが、就職に対する恐怖心となっている可能性は大いにあります。

恐怖を取り除く方法

ニートが就職を怖いと感じるメカニズムと原因を見てきましたが、なんとかこの恐怖を乗り越えて就職を勝ち取りたいですよね。

恐怖の正体が明らかになっただけでも大きく前進していると思いますが、この章では、より具体的で効果的な「就職の恐怖心の乗り越え方」を、お伝えしていきます。

このまま時が経つ方がよっぽど怖いことを知る

変化することに恐怖を感じさせている「現状維持バイアス」を乗り越える方法は、このままニートを続けた場合のリスクをしっかり考え、それを認識することしかありません。

変化することよりも、現状を維持することの方がよっぽどリスクがあるということを、自分の腹に落とす必要があります。

このままニートの状態で、この先5年後10年後、20年後のことを思い浮かべてみてください。

いまより年齢を重ねている分、より就職は難しくなっていますよね。

金銭面でも、現在よりもさらに苦しくなっている可能性の方が高いでしょう。

現状は、親などの援助を受けて生活できているかもしれませんが、親もずっと一緒にいられる保障はありませんし、親も仕事が無くなって収入を失う可能性だってあります。

もし誰からも援助を受けられなくなった場合、生活はどうなるのでしょうか。

住む家は?食べるものは?携帯の通信費は?光熱費は?
自分は変化しなくても、環境(時間も含め)は常に変化しています。

環境が変化している中で、自分が変わらないことのリスクは甚大です。

このことをしっかり認識して腹落ちさせれば、現状を維持することが逆に恐怖になり、変化せざるを得ない心境になることでしょう。

できそうな仕事で働いてみて自信をつける

働いた経験が少ないニートは、仕事ができるという自信がない人が多いので、それが面接にでてしまって就職活動は難航しがち。

不採用が続くと、それがさらに自信を失わせて、傷つく怖さから逃げるため就職活動も進められず、また就職が遠のくという負のスパイラルに陥ってしまいます。

こうならないためにも、まずはアルバイトでもいいので働いてみて成功体験を積むことで、「自分は仕事ができるんだ」という小さな自信を手に入れることがとても重要です。

また、アルバイトであっても正社員であっても、働いているのは一緒。

働くことは、それを知らないことからくる恐怖を払しょくすることにも役立ちます。

ニートの場合、アルバイトであっても初めて仕事をするときはとても怖いと思いますが、やってみると意外にこんなものかと感じることも多いはず。

自分にもできそうで、人間関係も悪くなさそうな仕事を探して一度働いてみることは、仕事への自信をつけ、働くということを知ることで、怖さを乗り越える大きな一歩になることでしょう。

おすすめの仕事の一例として、マニュアルがしっかりしていて、様々な背景を持つ人が働くことに慣れている「マクドナルド」は、ニートが初めてするアルバイトとしてはとても良いと思います。

資格を取って成功体験とスキルを得ることが自信につながる

ニートにとって資格を取ることは、自信をつけるためにとても効果的な方法です。

資格に合格したという「成功体験」で得られる自信と、スキルを身に付けたことによって得られる自信との相乗効果で、恐怖を乗り越えられる大きな力になります。

さらに、資格そのものが就職活動に有利に働くことももちろんあります。

資格を取ることは、就職が怖いニートにとって一石三鳥にもなる最適な方法と言えるでしょう。

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就職支援エージェントに相談してみる

就職活動はただでさえ孤独なもの。

友人や知人があまりいないであろうニートはさらに孤独感が強く、だれにも相談できないことによる情報不足や不安は、恐怖を助長することになってしまいます。

そんなときに頼りになるのが、就職支援エージェント。

彼らは就職させることに関してはプロなので、仕事に関する情報収集もできますし、職業選択や面接対策などで客観的かつ専門的なアドバイスも期待できます。

仮に仕事を紹介してもらえなかったとしても、面談の際に悩み事を相談したり、話を聞いてもらったりするだけでも、孤独感や、就職に対する恐怖感は薄まるでしょう。

とにかく選考を受けまくる

不採用に対する恐怖心を乗り越えるには、慣れる事しかありません。

とにかくたくさんエントリーして、たくさん面接を受けることで、不採用に対する耐性ができてきます。

そもそも、不採用になってもそれはあなた自身が否定されているわけではなく、その会社が求めている人材ではなかっただけのこと。

会社なんていくらでもあります。

そのどこかの会社で必要とされれば良いだけのことなので、1社1社の結果に一喜一憂する必要はどこにもないのです。

「受かったらラッキー」くらいのポジティブなマインドで、とにかくたくさん選考を受けて、恐怖心を克服していきましょう。

面接をたくさん受ける副産物として、面接がうまくなったり、緊張しなくなったりするので、数をこなすにつれて採用率も高まっていくことでしょう。

自信とスキルがついて就活にも有利・役立つ厳選資格3つ

前章でご紹介したように、ニートが自信をつけ、就職への恐怖心を乗り越えるためには「資格取得」が非常に効果的です。

どんな資格でも合格すれば、それが1つの成功体験となり自信をつけることに寄与しますが、どうせ取るなら仕事や就職活動に活かせるものの方が良いですよね。

そこで筆者が、ニートの就職に役立つ資格を3つほど厳選しました。

これを取得すれば、自信と共に就活や仕事に活かせるスキルを身に付けられるはずです。

秘書検定・ビジネス実務マナー検定

秘書検定やビジネス実務マナー検定の資格を取得し、ビジネスマナーを身につけることは、面接や実際の業務に大いに活きてきます。

ニートは働いた経験に乏しいため、ビジネスマナーが苦手という人がほとんどだと思います。

しかし就活を成功させるうえでも、仕事をするうえでも、ビジネスマナーは土台になるもの。

これができないと、スタートラインにすら立てないというのが現実です。

秘書検定やビジネスマナー検定をとることで、しっかりとしたビジネスマナーが身に付けられ、面接や業務上での振る舞い方がわかるようになります。

さらに大きな収穫は、正しいビジネスマナーを身に付けられているという自信。

同じ人でも自信なさげにふるまう人と、話をしていて自信を感じさせる人とでは、一緒に仕事をしたくなるのは圧倒的に後者でしょう。

難易度も高くなく、秘書検定2級・ビジネス実務マナー検定2級ともに、おおむね「60%」という合格率です。

ちなみに1級は取る必要はありません。

2級を合格できれば、ビジネスマナーとしては問題ないレベルなので、しっかり勉強して早い段階で取得できるように頑張っていきましょう。

コミュニケーション検定

多くのニートが最も苦手としているのは、コミュニケーションでしょう。

コミュニケーション能力をしっかり身に付けられれば、人間関係への恐怖心も和らげることができます。

あまり認知度は高くないかもしれませんが、コミュニケーション能力を体系的に勉強し、身に付けられる「コミュニケーション検定」というものがあります。

周りの人に自分の意思を正確に伝えられる「話す力」、周りの人の話を正確に理解できる「聞く力」を養成することによって、コミュニケーションが円滑になります。

どんな仕事でも、コミュニケーションをとらずに業務を行うことはできません。

お客様に対してそうですし、自社の社員に対してもコミュニケーションは必ず必要になってきます。

そして就職活動の大きなステップである面接は、コミュニケーションそのもの。

質問に対しての内容よりも、話し方や表情、質問に対しての正確な回答など、コミュニケーション力が備わっているかを見る面接官も少なくないと思います。

コミュニケーション検定は、ニートが最も苦手としているが、就職する為には最も必要な「コミュニケーション力」を養うことができるおすすめの資格なのです。

MOS

仕事をする中で、パソコンの存在はもはや無視できません。

パソコンを使わない仕事は無いといっても過言ではないでしょう。

そんな時代にパソコンが苦手というニートがいた場合、入社してからパソコンを使わなければいけない状況になるのを恐怖に感じていることと思います。

この恐怖を乗り越えるのにうってつけなのが「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」。

MOSを取ることで、Word、Excel、PowerPointなどのOAスキルを身に付けることができます。

ほとんどの仕事でOAスキルは必要なのは間違いないですが、そこまで高度な機能は使っていないのが実際のところ。

このOAスキルを勉強するうえでも、すべての機能を完璧に使いこなせるようになる必要はありません。

勉強したての頃は難しいと感じることもあるかもしれませんが、すべて覚える必要はないということを念頭に置いて、あきらめずに取り組んでいきましょう。

試験は、ソフト(Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlook)のバージョン毎(2013、2016など)に受験が可能。

それぞれ2段階(スペシャリスト、エキスパート)のレベルがあります。

おすすめは、WordとExcelの最新バージョンのスペシャリスト(一般レベル)。

合格率は80%と高い水準です。

ちなみにエキスパートでも合格率60%なので、スペシャリストを取得したあと、さらに追及したいという人はエキスパートにチャレンジしてみるのも良いと思います。

まとめ

いかがでしたか?
就職に対する恐怖心を取り除く方法と、それに役立つ資格がお分かりいただけたと思います。

ニートにとって就職をすることは怖いものです。

正直に言えば、この記事に書いてあることをすべて実践しても、恐怖心を完全に払しょくすることはできないと思います。

ある程度の恐怖心を抱えた中でも、勇気をもって前に進むことがとても重要です。

この記事を最後まで読んで、なんとか怖さに打ち勝って就職しようと頑張っているあなたを誇りに思います。

この記事が、あなたの就職への恐怖心を少しでも和らげ、背中を押せたのであればとてもうれしく思います。

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