高卒フリーターが正社員として就職する上で知っておきたい大切なポイント

高卒フリーターが正社員として就職する上で知っておきたい大切なポイント フリーターの就職・転職

高卒フリーターは、正社員として働く事が難しいと感じている人が多いかもしれません。しかし、学歴不問・未経験者歓迎の求人は、実際のところたくさんあります。働く際の条件に関しても、他の大卒の求人と比較した際に必ずしも劣っているわけではなく、入社した後の頑張りを正当に評価して給料を決定してくれる会社も多くあります。

学歴と、仕事ができるかどうかはまったくの別物なので、学歴がない事をコンプレックスに思っていて、正社員として働くことをためらっているのなら、それはとてももったいない事です。

今回こちらの記事では、高卒フリーターの方が正社員として働く事を目指す上で、転職活動を進めていく前に知っておきたいポイントについて説明していきます。報酬だけで仕事を選ぶことは危険ですし、周りの友人に流されてなんとなく就職活動を始めても上手くいきません。

自分にとって一番理想の職場を選ぶために必要な事、そして無駄なく就職活動を進めていくために必要な事について紹介していきたいと思います。

  1. 高卒フリーターでも正社員として働くことはできる
    1. ただし会社選びは慎重に行う必要がある
  2. 高卒フリーターから正社員になるメリットとデメリット
    1. 正社員になるメリット
      1. ① もらえる給料が多い。
      2. ② ボーナスや退職金がもらえる。
      3. ③ 社会保険や雇用保険の面で有利になりやすい。
      4. ④ クレジットカードやローンの審査に通りやすくなる。
      5. ⑤ 住宅手当や家族手当などがもらえる。
    2. ・正社員になるデメリット
      1. ① 負担する仕事が増える。
      2. ② 転勤する可能性がある。
      3. ③ 部署移動などによって、自分が希望していない仕事をする可能性もある。
      4. ④ 労働時間が長くなったり、休日出勤などが必要になる場合もある。
      5. ⑤ 残業代などが支給されない可能性もある。
  3. 自分が正社員になる目的や、こだわりたい条件について
    1. 正社員になる上で自分が絶対にゆずれないポイントは?
    2. 整理した内容をふまえて求人をチェックしてみよう。
    3. こだわりたい条件を整理して、優先順位をつけよう。
  4. 自分の希望する条件の求人が見つからない場合
    1. 資格を取得したり、新しいスキルを身につけて選択肢を広げる。
    2. アルバイトから正社員登用を行っている会社も検討してみる。
  5. 高卒フリーターが就職活動を行う前に必要な準備
    1. 1. 自己分析をして自分の強みを明確にする。
    2. 2. 志望する会社についてしっかりと調べる。
    3. 3. 履歴書や職務経歴書などの応募書類を作成する。
    4. 4. 面接対策を行う。
  6. まとめ

高卒フリーターでも正社員として働くことはできる

高卒フリーターを対象にした正社員募集の求人はどれくらいあるのか、実際に大手求人サイトのリクナビNEXTを使って調べてみたところ、全部で2,841件の求人が見つかりました。勤務地を全国で検索しているため、実際に自分が住んでいる地域で絞り込むと求人の数は数百件程度まで減ってしまうと思いますが、それでも数だけで見れば複数の求人に応募できることがわかります。

加えて、フリーターの就職支援に特化したサービスを提供している会社があったり、仮に経験やスキルが不足していても20代の場合はポテンシャルを重視して採用を行うという、採用担当者の方の意見もあったりします。

よって「正社員として働く」という事だけに限定すれば、高卒フリーターの人が就職する事はそこまで難しいものではないと予想することができます。

ただし会社選びは慎重に行う必要がある

ただし「正社員で働ければどこの会社でもいい」と考えて就職活動を行うのは危険で、会社選びは慎重に行う必要があります。周りの友人に正社員として働く人が多くなったりすると、自分もなんとかしなくてはいけないと不安になってしまうかもしれませんが、そこで流されてとりあえず正社員として働いてもおそらく長続きしないはずです。長期的な視点で考えると、結果的にもったいない経験になってしまう可能性があります。

実際に先程のリクナビNEXTに掲載されているそれぞれの求人を見ても、仕事内容はもちろんですが、給料の金額や転勤のありなしなど、会社によっても労働環境や勤務条件は様々です。どの会社に正社員として入社するかで自分の将来の生活も大きく変わってくることになります。

現在、高卒フリーターの状態から自分が満足できる希望の会社に正社員として就職するためには、求人を募集している会社のことをしっかりと調べるのはもちろんですが、正社員にとして働くメリットやデメリット、そして自分が正社員として働くうえで軸となるポイントは何かということなどについて、まずはしっかりと整理することが大切になります。

高卒フリーターから正社員になるメリットとデメリット

就職する前に整理しておきたいこと
そもそも本当に正社員になることが自分にとっていい事なのか、正社員になるメリット・デメリットについて、まずはしっかりと整理してみましょう。

正社員になるメリット

① もらえる給料が多い。

1つ目のメリットは、アルバイトや派遣社員として働くより貰える給料が多くなるという事です。フリーターとして働くよりも、負担する仕事が多くなったり責任も増えることになりますが、昇給制度などがしっかりと用意されていて仕事の成果をきちんと評価してくれる会社に就職できれば、頑張れば頑張った分だけ自分の給料を増やしていくことができます。

ちなみに給料の金額に関していえば、残業代のシステムがどのようなかたちになっているかも、しっかりと確認しておきたい重要なポイントです。残業代も含めての固定給になっているのか、それともある一定の時間を越えるとその分だけもらえる仕組みになっているのかなど、興味のある会社がどのようなかたちをとっているのか、しっかりと確認するようにしましょう。

② ボーナスや退職金がもらえる。

2つ目のメリットは、ボーナスや退職金がもらえるという事です。毎月コツコツと貯金するだけではなく、決まったタイミングで給料以外にもたくさんのお金がもらえるのは働くモチベーションになりますし、車などの大きな買い物をする際に大きな助けとなるはずです。退職金に関しても、老後などの将来を考えた際、とても重要なものになります。

ちなみにボーナスや退職金も、会社によって支払いの方法などが変わってくるので、こちらも入社前にしっかりと確認するようにしましょう。

③ 社会保険や雇用保険の面で有利になりやすい。

3つ目のメリットは、社会保険や雇用保険の面で有利になりやすいという事です。一般的に正社員として採用されれば、国民年金だけではなく厚生年金にも加入できる事になっており、老後にもらえる年金が大きく増えることになります。毎月の給料の金額によっても変わってきますが、もらえる金額は最大で3倍くらいも変わってくることになります。

ちなみに厚生年金だけではなく、雇用保険(失業期間中に一定の金額のお金がもらえる保険)に関しても同様で、もらう給料の金額によって支給される額が変わってくることになります。

ただまれに、会社によっては正社員としての採用でも加入させてもらえない場合があったりするため、こちらも事前にしっかりと確認しておく事が必要です。

④ クレジットカードやローンの審査に通りやすくなる。

クレジットカードやローンの審査を受ける際に、正社員として働いている人の方が審査に通りやすいとも言われています。実際に申し込みをする際に、勤務先や就業形態を入力する箇所があったりしますし、上でも説明したように正社員になればボーナスをもらえる可能性がある事も関係しているかもしれません。

一方で正社員として働いている人でも、クレジットカードの審査に落ちてしまったという声があったりするため、正社員になれば必ず審査に通るというわけではない事にも注意してください。

⑤ 住宅手当や家族手当などがもらえる。

会社によって制度がある所とない所に別れ、貰える金額も異なりますが、住宅手当や家族手当がもらえるという事も正社員として働くメリットの一つです。住宅手当として月1万円ほどでも支給されれば、その分を別のお金に回すことができますし、家族手当がもらえれば奥さんも家事や育児に専念しやすくなります。

・正社員になるデメリット

① 負担する仕事が増える。

正社員として働くデメリットの一つは、アルバイトや派遣社員として働くよりも、負担する仕事が増えたり、責任が大きくなることです。アルバイトとして働く場合は、マニュアルに沿って仕事をしたりある程度決められた事をそのままこなす事が求められますが、正社員になった場合は、逆にマニュアルを作成したり自分の部下を教育したりする事も求められるようになるため、自分にかかる負担も大きくなります。

② 転勤する可能性がある。

転勤する可能性がある事も正社員として働くデメリットのひとつです。アルバイトやパートとして働く場合は勤務地も決まっていますが、正社員になると会社によっては転勤で住む場所を変えなければいけない事もあります。結婚している場合や、家族の関係で実家から離れる事が難しい場合などは、こういった問題も考慮して就職先を選ぶ必要があります。

③ 部署移動などによって、自分が希望していない仕事をする可能性もある。

自分が希望する仕事を、必ずしも担当できるわけではない事も、正社員になるデメリットのひとつです。専門職として採用される場合は別ですが、一つの仕事だけではなく色々な仕事を経験してもらって仕事の幅を広げてもらうようにしている会社があったり、必要な仕事の人員が足りていない場合は、会社から急遽その部署にヘルプとして入ることをお願いされる可能性があるかもしれません。

ただしその一方で、会社によっては本人がやりたい仕事を担当してもらう方が成果につながりやすいという考えを取っている会社もあります。正社員として就職する上で行う仕事の内容にもこだわりたい場合は、面接などでしっかりと確認するようにしましょう。

④ 労働時間が長くなったり、休日出勤などが必要になる場合もある。

4つ目のデメリットは、労働時間が長くなったり休日出勤などが必要になる場合もあることです。正社員の場合は、緊急時のトラブルなどにも対応する必要が出てくるため、そういった場合は就業時間を過ぎていても問題に対応する必要があったりします。また締め切りが近いのに仕事が終わりそうもない場合は、休日出勤して仕事を終わらせなければいけないことも、あるかもしれません。

⑤ 残業代などが支給されない可能性もある。

会社によっては、残業代が支給されない場合がある事もデメリットの一つです。上の箇所でも説明したように、正社員になれば働く時間も増える可能性があります。しかし残業代がまったく支給されないとなると、場合によっては時給換算するとアルバイトや派遣社員として働くより貰える給料の金額が少なくなってしまう可能性もあります。

自分が正社員になる目的や、こだわりたい条件について

自分が正社員になる目的や、こだわりたい条件
正社員になるメリットやデメリットについて整理したら、次は正社員になる目的や、正社員として就職するうえで一番重視したいポイントについて整理してみましょう。

正社員になる上で自分が絶対にゆずれないポイントは?

なぜ自分は正社員になりたいと考えるようになったのか、まずは自分が正社員になる一番の目的や理由について整理してみましょう。もらえる給料をアップさせる事が目的なのか、将来のことを考えて社会保険や雇用保険の面で有利な環境で働くために正社員になりたいのかなど、正社員になるうえで一番重要視するゆずれないポイントは、人によっても変わってきます。

この自分が絶対にゆずれないポイントは就職活動を進めていくうえでの軸となるポイントなので、これがしっかりと定まっていなければ、受ける会社を絞り込めないだけでなく、会社へ提出する応募書類を作成する際や面接の場でも、不利になってしまいます。

周囲に流されて、ただなんとなく就職活動を始めてしまっても時間を無駄にしてしまう事になるので注意しましょう。

整理した内容をふまえて求人をチェックしてみよう。

自分が正社員になる上で絶対にゆずれない軸を明確にしたら、次はそれを踏まえて実際にどんな求人があるのか見てみましょう。

実際に求人サイトで「高卒フリーターからの正社員の求人」を見てみると、会社によって条件がバラバラで「給料はいいけれど転勤がある」といった求人、「ボーナスはあるけれど残業手当がない」といった求人など、先ほど上で整理したひとつのポイントだけでは、志望する会社を絞り込むのが難しいと感じるはずです。

こだわりたい条件を整理して、優先順位をつけよう。

できるだけ条件のいい会社に就職するためには、正社員になるうえでの譲れないポイントだけではなく、働く上での様々な条件に優先順位をつけて就職活動をすることが重要です。会社選びをする際にポイントになるのは、

  • 給料の金額や制度について
  • 仕事内容
  • 勤務時間や残業時間
  • 社会保険や福利厚生の充実度
  • 残業代の有無
  • ボーナスの有無
  • 退職金制度の有無
  • 勤務地
  • 転勤はあるかないか
  • 教育制度の有無

だいたいこのような項目になるかと思いますが、極論これら全てにおいて、自分の希望通りの条件で就職できることが一番の理想です。しかしながら、そういった求人はほぼないという前提で就職活動をしないとなかなか前に進めません。上に上げたような項目の中で自分にとって大切なものを複数選び、それに優先順位をつける事で会社選びも行いやすくなります。

例えば「給料ができるだけ高い会社で働くことが一番の希望だけれど、家族と一緒にいる時間も大切にしたい」というような場合には、

  • 給料の金額や制度について
  • 社会保険や福利厚生の充実度
  • 仕事内容
  • 勤務地
  • 転勤はあるかないか
  • 勤務時間や残業時間

こういった項目が最低限重視するポイントになってくるかと思いますので、このポイントに沿って志望する会社を絞り込んでいき、その中でも出来るだけ条件のいい会社に就職できるのが理想的といえます。

自分の希望する条件の求人が見つからない場合

資格を取得したり、新しいスキルを身につけて選択肢を広げる。

先ほど紹介したような方法で条件に優先順位をつけて仕事を探してみても、自分の希望する求人が見つからなかったり極端に少なくなってしまう場合もあるかもしれません。そのような場合は、希望する仕事で持っていると有利になる資格を取得したり、新しいスキルを身につける事によって応募できる仕事の幅を広げてみるのも一つです。

ただしこの場合、時間やお金が必要になる可能性もあるため、長期的な視点で考えた際に本当にそれだけの価値があることなのか冷静に判断する必要があります。資格やスキルがあるからといって、その会社に必ず内定できるという保証はないため、実際に新しい資格やスキルを取得しても応募できる求人が増えなかったりする場合は投資した時間やお金が無駄になってしまうリスクもあります。

アルバイトから正社員登用を行っている会社も検討してみる。

もう一つ、まずはアルバイトとして会社に入社し、そこから正社員になることを狙う方法もあります。資格やスキルを自分で身につけるのとは違って、実際にアルバイトとして仕事をしながら自分のスキルを高めていける可能性もありますし、仕事内容や正社員になった場合の待遇が魅力的であれば、多少時間がかかってもこの方法で努力する価値があるかもしれません。

ただしこの場合は、事前に正社員に登用された実績はどれくらいあるかについてもしっかりと確認しておくようにしましょう。

高卒フリーターが就職活動を行う前に必要な準備

1. 自己分析をして自分の強みを明確にする。

上で紹介したような方法で、自分が正社員として就職することを決断できたら、まず最初に自分の経験や仕事をする上での強みを整理する「自己分析」を行ってみましょう。

ちなみにこちらの自己分析は、高卒のフリーターに限らず履歴書や職務経歴書といった応募書類の作成や面接にも通じる大切な作業になります。

自己分析を行う具体的な方法については、下記の記事を参考にしてみてください。

転職活動における【自己分析】の考え方。課題解決の経験を思い返してみよう
転職活動において自己分析の有無は、その後の結果に少なからず影響を与えます。ここでは、自己分析の考え方やポイントについて解説しています。

2. 志望する会社についてしっかりと調べる。

求人サイトの募集内容だけではなく、検索エンジンやTwitterなどのSNS、そしてVOKERSカイシャの評判といった口コミサイトなどを使って、志望する会社の評判についても調べてみましょう。

仮に調べてみて分からない事があっても、会社のことを調べる事によって面接で質問したいことを整理する事ができます。

3. 履歴書や職務経歴書などの応募書類を作成する。

自己分析と志望する会社の調査が終わったら、次は履歴書や職務経歴書などの応募書類を作成しましょう。面接に進めるかどうかはこの内容次第で変わってきますし、面接でもこの書類をもとに質問が行われるため、丁寧に書類を作成するようにしましょう。

履歴書や職務経歴書の作成方法についてはこちらの記事を参考にしてみてください。読む人に「面接で話をしてみたい」と思ってもらえるポイントを踏まえながら、分かりやすい書類を作成することが大切です。

採用担当に魅力を伝える履歴書・職務経歴書の自己PRとは
採用担当者に正しくアピールするための、履歴書、職務経歴書の書き方について説明しています。そもそも、採用担当者が履歴書や職務経歴書を読んで、何を知りたいのか考えれば、自ずと答えが見えてくるはずです。

4. 面接対策を行う。

最後は面接対策です。面接は履歴書や職務経歴書といった書類では分からないことを採用担当者が確認する場のため、その場の空気を意識しながら会話のキャッチボールを行うことが大切です。

また会話の内容だけでなく、面接のマナーで注意するポイントについても確認しておくようにしましょう。

合否結果を大きく左右する!転職面接のマナー
転職面接でのマナーは、実は転職活動の合否に大きく関わります。面接のマナーで減点されてしまうのはあまりにもったいないです。

まとめ

高卒フリーターから正社員になる事を検討している人は、こちらで説明した内容を参考に、今一度本当に自分が正社員として就職する事を望んでいるのか、しっかりと整理する事が大切です。周りに流されてなんとなく就職活動を始めてもおそらく上手くはいきませんし、仮に就職活動に成功したとしても長く続かない可能性があります。

自分と正社員になるという事についてまずはしっかりと整理し、自分にとってベストな選択をすることを大切にしましょう。

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