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経理の志望動機の書き方を例文付きで解説【経験者・未経験者別】

経理,志望動機 管理職の転職

経理定職をする際に、かならず必要になるのが「志望動機」です。

なぜ自分は経理転職をするのかを問われる部分であり、この内容で書類通過率も左右されると言っても過言ではありません。

私は会社の採用面接で面接官をやっていますが、書類選考も行っています。

その際に「経歴も申し分ないし、書類の見た目も綺麗なのに、志望動機が薄い(もしくは雑)だなあ」という履歴書・職務経歴書を見ることも多々あります。

その場合には、基本的に書類選考から外すことが多いです。

このように、志望動機によって書類通過率が左右されるのも事実です。

それでは、今回の記事では経理転職での【志望動機の作成ポイント】と【実際の例文】についてご紹介したいと思います!

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志望動機は重要!志望動機で本気度が分かる?

多くの経理転職者に言いたいことがあります。

それは「志望動機をないがしろにしてはいけない!!」ということです。

何故なら、面接官がとても重視して見ているのが「志望動機」であり、なぜ経理転職をしたいのか?をアピールできるチャンスでもあるからです。

面接官は、志望動機を見るだけで下記について分かります。

転職に対する「前向きな」本気度

みなさん「転職したい」という気持ちは本気だと思います。

それが「前向き」なのか「後ろ向き」なのかが違うだけです。

当然、転職に対して「前向き」な本気でないと、面接官は採用したいと思わないものです。

逃げたいという「後ろ向き」な転職では採用されづらいですし、採用されたとしてもまた同じことを繰り返す可能性が高いです。

面接官は様々な応募者と接している経験上、志望動機の項目を見るだけで、それが「前向きな転職」であるか「後ろ向き」な転職であるかはすぐ分かります。

分かりやすく「人間関係が嫌だったので転職した」などと書いてあれば、当然分かりますよね。

しかし「御社であれば、更なるキャリアアップができると思った」と書かれている場合、一見前向きなように見えますが「今の会社でキャリアアップする努力をしていないのかな?」などと、後ろ向きな転職であると捉えられます。

本当にキャリアアップを目指したいのであれば、前職で努力しても叶わない理由と、応募先企業であればなぜ叶うのかまで、詳しく書く必要があります。

応募した会社自体に対する熱意

本気度や熱意が低いと分かると、書類通過率が低くなります。

これは恋愛に例えると分かりやすいかもしれません。

もし自分にアプローチしてくる人が「誰でも良いと思いながらアプローチしている」とか「なんとなく付き合ってみたいからアプローチしている」と分かったら、どう思うでしょうか。

きっと嫌な気分になり、アプローチを受け止めることはないでしょう。
会社も同様です。

ただ会社の場合は、慢性的な人手不足で、常に人員不足で困っていれば採用されることがあるかもしれません。

しかし他にも応募者がいる場合には、まず書類通過自体が難しいと言えるでしょう。

経理転職で志望動機を書く際に、押さえるべきポイント

経理転職で志望動機を書く際に、押さえるべきポイントを2つご紹介します。

  1. 経理職をなぜ希望するか?
  2. なぜその企業に応募するのか?

この2つは片方だけではダメで、2つ同時に押さえる必要があります。

 1、経理職をなぜ希望するか?

経理転職をするのですから「経理職をなぜ希望するか?」を志望動機に盛り込む必要があります。

その為には、下記について意識すると良いでしょう。

経理職のやりがい

経理転職をする人は、何かしら経理職に「やりがい」を見出していたり、未経験者であれば「こんなやりがいがあるのだろうな」と思っているハズです。

とは言え「御社では決算関係の仕事もできるので、やりがいを感じます」だけでは説得力に欠けます。

しかし下記のように言い換えれば、説得力が増します。

「前職は千人を超える企業だったので、経理の仕事も全員で分担するので、携われる範囲が限られていました。
御社の経理部では私がやりたいと思っていた「決算関係の仕事」もできると聞き、応募させていただきました。」

経理として貢献できたこと

会社の経理として周囲に貢献ができると、当然嬉しい気持ちになります。

こういったことを志望動機に盛り込むと、応募先の企業に「きちんと経理として貢献できる人間だ」とアピールすることにもなります。

経理として貢献できた経験談から、自身の性格についてのアピールや、経理職のやりがいに結び付けることも良いでしょう。

他の職と比べて、なぜ経理職は魅力があるのか

営業職でもなく、一般事務でもなく、販売業でもない「経理職」を選んだのは、経理職に魅力を感じたからだと思います。

その魅力を「他の職では叶えられない」ということも踏まえつつ伝えられると、ベストだと言えます。

 2、なぜその企業に応募するのか?

これは、どの企業も気にすることです。

志望動機について、他の企業でも叶えられそうな内容であれば「別にうちの会社じゃなくても、他の会社で良いじゃない」と思われます。

ちょっと意地悪な質問をしてくる会社だと「その志望動機だったら、他の会社でも良いですよね?」と突っ込んでくることもあります。

「なぜその企業に応募するのか?」については、下記を意識すると良いでしょう。

独自の企業理念

企業理念を見ると、その会社のことが見えてきます。

その内容に沿いながら、どういった点に共感するかなどについての志望動機を作成するのも良いでしょう。

企業の雰囲気

企業のホームぺージを見ただけでは、その企業の雰囲気が分からないこともあります。

そういった場合には、会社の口コミなどを参照したり、実際に自分でその企業の近くまで足を運んでみると、雰囲気が分かることがあります。

ここまですると、企業の雰囲気が分かることに加えて「そこまで熱心にうちの会社を調べてくれたのか」と思われるので、応募先の企業に本気度を伝えることができます。

業界ならではのこと

「〇〇業界の経理で働きたい!!」と思う人は、それについてもアピールすると良いでしょう。

その場合には「なぜ〇〇業界が良いのか」まで、志望動機を落とし込む必要があります。

経理の仕事内容

一口に「経理の求人」と言っても、各企業によって仕事内容は様々です。

伝票起票などの「日時処理的な仕事が主」な求人もあれば、日時処理以外にも月次処理なども依頼され「幅広く働く」ことを求めてくる求人もあります。

これらの仕事内容の求人を選んだことについても、志望動機として取り入れることをオススメします。

「経験者」経理→経理に役立つ志望動機の例文をご紹介!

それでは、まずは経理経験者に合わせた「志望動機の例文」を2つご紹介します。

例文1

私は御社の企業理念である「社員全員がプロ意識を持つ」という言葉に非常に感銘をうけました。
会社の売り上げを作り出す営業をはじめ、それを処理する事務の人達、売り上げをはじめとする会社の数字を管理する経理の人達なども含め、会社は成り立っています。その為、全員がそれぞれプロ意識を持つことは、とても大事であると思っていました。
誰か1人でもプロ意識を持たずに行動すると、そこから崩れていくことにもなりかねません。私も今まで経理として勤務してまいりましたが、常にプロ意識を持って行動してまいりました。
これからも意識を高くもち続けたいと思いますので、ご縁があれば御社で是非貢献させていただければ嬉しく思います。

例文2

私は御社の「海外展開もするグローバルな活躍」に感銘をうけ、応募させていただきました。外国籍の社員の方も多いとのことですが、私自身は幼い頃は海外に住んでおり、学生時代も留学経験がございます。
英語も日常会話程度であれば可能ですので、そういった外国籍の社員の方ともどんどんコミュニケーションを取らせていただきたいなと思います。
また御社の経理事務では英語を使うこともあるとのことなので、もしご縁があり採用していただいた場合には、私自身も再度英語について勉強したいと思います。

「未経験者」未経験→経理に役立つ志望動機の例文をご紹介!

次に、経理未経験者に合わせた「志望動機の例文」を2つご紹介します。

例文1

私は前職では、アパレル販売員として接客業を行っていました。最初は一般社員でしたが、のちに店長になりお店を任されるようになりました。
そこでお店の売り上げ管理を行ううちに、経理職への興味が出てまいりました。とは言え、経理職は専門業であるので、憧れだけで出来る仕事ではないことは承知しております。
その為、簿記2級の資格も取得いたしました。
御社はアパレル関係の会社でもあるので、私のアパレル時代の経験も活かしつつ、経理として活躍できる場をいただけるとありがたいなと思っております。

例文2

前職は営業事務でした。売り上げ管理や、在庫管理、表作成などを行っているうちに、経理職として活躍したいという気持ちが日に日に強くなりました。
今回の御社の募集は「伝票起票」などの日時業務であると思うので、まずは与えられた日時業務を一生懸命こなしたいと思います。
また大学時代に経営学部に所属していたので、簿記の知識は持ち合わせております。
ゆくゆくは、月次業務や決算業務も任されるような、プロフェッショナルな経理事務員になれるように、努力したいと思います。

まとめ

今回の記事では、経理転職での【志望動機の作成ポイント】と【実際の例文】についてご紹介いたしました。

志望動機を用意するのは難しいという声を耳にすることもありますが、本記事に記載した各種ポイントを押さえれば、オリジナルの志望動機を作れることと思います。

きちんとした志望動機を用意し、熱意を伝えることができれば、面接官にも好印象を持ってもらえます。

また「完璧な回答を用意しているけれど、志望動機の熱意が低い人」より「完璧な回答ではないけれど、志望動機の熱意が高い人」の方が、面接官に対して魅力的にうつるものです。

志望動機をしっかり用意して、書類通過を目指し、面接突破もできると良いですね。

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