介護士が考える転職理由TOP5!最適な転職先の探し方を徹底紹介

介護士転職コラム

「介護士の仕事辞めようと考えている」
「他の介護士はどんな理由で転職しているの?」

このように、現在介護士の仕事を辞めようと考えていて、転職理由について困っている人は少なくないでしょう。

公益財団法人の介護労働安定センターが平成29年に行なった「介護労働実態調査」によれば、平成29年度の介護士の離職率は16.2%であることがわかりました。

つまり年間5〜6人に1人が何らかの理由で職場を離れている計算です。

では介護士を辞めた人は具体的にどのような理由で転職をしているのでしょうか?

そこで今回は介護士の転職理由TOP5から、最適な転職先の探し方、そして実際に転職する際の志望動機の例文まで紹介していきます。

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介護士の転職理由TOP5

公益財団法人の介護労働安定センターが平成29年に行なった「介護労働実態調査」によれば、介護士が仕事を辞めた理由の上位5つは以下のとおりとなっています。

1位|職場の人間関係に問題があったため(20.0%)
2位|結婚・出産・妊娠・育児のため(18.3%)
3位|法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため(17.8%)
4位|他に良い仕事・職場があったため(16.3%)
5位|自分の将来の見込みが立たなかったため(15.6%)
参考元:介護労働安定センター

ここからは、それぞれの理由の詳細について説明していきます。

1位|職場の人間関係に問題があったため

介護士が今の職場を辞める最も多い理由が「人間関係です。

同僚よりも施設の偉い人とのコミュニケーションがうまくいかないことが多いようです。

特に介護職未経験の人の場合は、介護職の経験が豊富な上司から理不尽な難癖をつけられることもあるでしょう。

介護の仕事は自分ひとりで仕事をするというよりも、職場の人たちと一緒に動かなければいけない分、コミュニケーションが必要不可欠です。

その点、ほかの職業よりも人間関係に悩まされる機会が多いといえるでしょう。

2位|結婚・出産・妊娠・育児のため

続いて介護士をやめる理由で多かったのが、結婚や出産など子育てのためというものです。

介護業界は男性よりも女性の労働人口が多いことから、この理由が第2位となっています。

中には子育てがひと段落して前職場へ復帰する人もいますが、自宅から近い職場へ転職する人は多いです。

特に前の職場が自宅から遠ければ、子育てに支障が出るという理由でそのまま退職するケースもあります。

そのため女性の場合は出産や子育てが転職のきっかけになるなど、人生のターニングポイントになることは少なくないでしょう。

3位|法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため

法人や施設、事業者の経営理念に不満を持って離職する人は多いようです。

介護関係の事業を行う法人は営利目的で経営しているところがほとんどで、経営理念や運営のあり方はそれぞれ異なります。

たとえば在籍する介護士に利益が還元されず、新しい事業所や施設作りにばかりお金が流れる会社よりも、もっと給料を上げてくれるところに転職を考える介護士は少なくないと考えられます。

このように、介護士も一般的なサラリーマンのように自分に合った働き方を目指して、転職を行う人は多いようです。

4位|他に良い仕事・職場があったため

ほかにいい仕事や職場を見つけたというのも、多くの介護士が転職する理由のひとつです。

介護士には手に職を付けるために就職した人が多く、将来的に働き続けられるために介護士を選んだ人は多いでしょう。

つまり、雇用や給料が安定する職場で働きたいと考えている傾向にあります。

そのため介護士よりも安定した仕事、また今の職場よりも安心して長く働ける職場があればその転職先に魅力を感じやすいといえます。

5位|自分の将来の見込みが立たなかったため

介護士が仕事を辞めた理由として5番目に多かったのが、自分の将来の見込みが立たなかったというものです。

給料に対する不安や、このまま介護士でいいのかという人生に対する不安に感じている人は少なくないでしょう。

特に介護業界は平均年収が他業界と比べてやや低いことから、将来的に「子どもを育てられるのか」また「家族を養っていけるのか」という不安をどうしても感じてしまうものです。

ほかにも、将来性の低い施設や事業所に勤めている介護士の場合なら、雇用の不安定さから転職を検討するのもごく自然です。

このように、何らかの理由で自分の将来的なビジョンが見えずに転職する介護士は多いと思われます。

自分に最適な転職先を探す5つのポイント

転職先に求めるものは人それぞれ違います。

「給料が高いところで働きたい」と考える人もいれば、「休みがしっかり取れるところで働きたい」と考える人も多いでしょう。

自分に最も適した転職先を見つけるためには、自分の中で転職活動における軸を持っておくことが大切です。

そのためには以下5つのポイントを重視しましょう。

  • 給料
  • 土日休み
  • 勤務地
  • 福利厚生
  • 成長につながる

ここからは、それぞれのポイントについてくわしく解説していきます。

給料

まず一つ目のポイントが給料です。

高ければ高いほどいいというものではなく、自分の今の現状から少し手の届かないくらいの年収を基準にすることをオススメします。

たとえば20代半ばで介護士以外特に知識やスキルがないのであれば、日本人の平均年収よりもやや高い年収450〜500万円を目指すと、より現実的な転職活動ができるでしょう。

また職種によっても年収に傾向があるので、目標とする給料を設定するためには職種選びも大切です。

たとえば20代半ばの介護士が新しい介護職の仕事を探すのであれば、年収400万円前後の転職先を一つの目安とするといいでしょう。

土日休み

二つ目のポイントが土日に休めるかどうかです。

労働者にとって休暇は非常に重要で、しっかりと休むことで生産性アップにもつながります。

また土日休みでなくても週休2日制が徹底されていたり、有給をしっかりと消化できるなど、健全な働き方ができるかどうかは必ずチェックしましょう。

勤務地

三つ目のポイントが勤務地です。

転職先の職場が自宅から遠ければ毎日の通勤だけで疲労してしまいます。

特に電車をはじめとした公共交通機関を利用する必要があれば、通勤ラッシュで体力を消耗する恐れもあります。

必ず近場がいいとは限りませんが、引っ越しも考慮しつつ適度な距離にある勤務地を選ぶのは非常に大切です。

福利厚生

四つ目のポイントが福利厚生です。

社会保障をはじめとした法定福利厚生のほかに、企業独自の福利厚生が存在します。

たとえば住宅手当や家賃補助があれば家賃をあまり気にせずに働けますし、社員食堂や昼食補助があれば生活にゆとりが持てます。

企業の福利厚生をチェックして上手に転職活動を行いましょう。

成長につながる

そして五つ目のポイントが成長につながるかどうかです。

ただ働くだけでなく、将来的なキャリアアップを目指して自分が成長できる環境で働くことは非常に大切です。

たとえば介護職で働くなら管理職を目指せる会社、一般企業で働くなら新しいスキルが身につけられる会社を選べば将来的な成長につながります。

そのため転職先選びは自分の将来のことも考えて、自分を成長させてくれるところかどうかもチェックしましょう。

介護職の志望動機例文

実際に転職するなら志望動機を記入した書類を提出しなければいけません。

しかし「志望動機って何をどうかけばいいの?」と不安になっている人は多いでしょう。

そこで以下では志望動機の3つの例文を紹介します。

転職時に志望動機を作成するときはぜひ参考にしてください。

例文1|ケアマネージャーへ転職するときの志望動機

私はこれまで高齢者施設で介護福祉士として10年間勤務してまいりました。
ご利用者さまの食事介助をはじめ入浴介助や排せつ介助など、さまざまな介護の知識と経験、そして技術を身につけられたと思っています。
そこでもっと保険制度や介護サービスに対する知識を深めたいと思うようになりました。
ケアマネージャーとしての業務は初めてですが、これまで培ってきた介護の知識と経験を活かしてよりよい介護サービスの向上を目指すためにケアマネージャーを志望しました。

例文2|未経験で一般事務へ転職するときの志望動機

私は新卒で入社した介護福祉施設を5年間勤めているのですが、企業を支える側の仕事がしたい思い、事務職への転職を考えるようになりました。
貴社では人に喜びを与える製品とサービスを提供しており、その製品をもっと多くの人に知ってもらいたいと思い、そしてそのバックアップができる環境に魅力を感じました。
現職でもパソコンを扱う業務を少し任せられていますが、貴社で即戦力として従事できるよう、さらなるスキルアップのためにWordやExcelを中心にパソコン作業について学んでいます。
介護士として身につけた根気強さを武器に、貴社を支えられる存在になりたいと思っています。

例文3|法人営業職へ転職するときの志望動機

私は現在まで6年間介護士として高齢者施設に勤めており、人と人とのコミュニケーションを非常に大切にしてまいりました。現在の仕事にやりがいを感じているのですが、コミュニケーションを通して今以上に人に喜んでもらえるようなサービスを提供したいと思うようになりました。
その中で貴社を志望する理由は、お客さまにとって生活を豊かにするサービスの販売に関わってみたいと考えたからです。現在の職場で培ったコミュニケーション能力や、お客さまのニーズを理解して継続的な関係性を構築する力は貴社の業務でも活かせると考えております。ぜひ一度面接の機会を与えていただければと思います。

まとめ

介護士を辞めてほかの職場やほかの仕事に転職する人は少なくありません。

介護士のうち5〜6人に1人が何らかの理由で転職しています。

自分に最適な転職先を選ぶときは以下5つのポイントに注目することが大切です。

  • 給料
  • 土日休み
  • 勤務地
  • 福利厚生
  • 成長につながる

ただ「今の仕事を辞めたい」という漠然とした理由だけでは、自分に合った転職先を見つけるのは難しいです。

転職先に何を求めているのか、転職して何がしたいのかを明確にし、自分に軸を持って転職活動を行いましょう。

こちらの記事では転職を進める上で必要な志望動機の例文まで紹介しているので、介護士の転職をはじめる人はぜひ参考にしてください。

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