JR東海(東海旅客鉄道)へ転職(中途採用)は可能か?年収はどの程度?

大企業への転職

鉄道事業をメインに様々な事業を展開している東海旅客鉄道株式会社(JR東海)ですが、毎年転職者や新卒入社する方が多く、就職・転職活動している方に人気の企業となっています。

職種の種類も豊富ですが、志望者数も多いため合格できる割合は決して高くありません。

そのため、転職を希望する際は、自己分析と同様に企業研究も重要です。

そこで今回は、企業研究の参考になるよう、JR東海の事業や職種、会社概要などの情報を紹介します。

JR東海の企業概要

東海旅客鉄道株式会社(JR東海)は主に鉄道事業やそれに関連する事業を展開する企業です。

国内外にいくつもの事業所を持ち、従業員数は18,000人を超えています。

また、毎年多くの求人募集を行い、中途採用者も多く存在します。

事業内容

JR東海では主に鉄道に関連する事業を展開しています。

最新技術を使用した事業や、海外で展開している事業もあります。

ここからは転職活動時の参考にできる、JR東海が展開している代表的な事業を3つ紹介します。

リニア中央新幹線

この事業では時速500kmでの浮上走行できる超電導リニアの技術を用いた新幹線を導入することを目的としています。

実際の運行を目指して、山梨リニア実験線で走行試験が行われました。

現在では、導入に向けて路線や駅の工事が進められています。

高速鉄道の海外事業

JR東海では世界最高水準の高速鉄道に関する技術を利用して、海外の高速鉄道プロジェクトを推進しています。

さらに、海外展開によって資機材の安定供給や鉄道関係機器の技術革新といった効果にも期待できます。

現在は、アメリカをターゲットにマーケティング活動にも取り組んでいます。

JRゲートタワー

JRゲートタワーは2017年に全面開業し、会社のオフィスや商業施設、ホテルといった施設が集まった高層複合ビルです。

さらに、大きなバスターミナルも設置することで、JR東海ではこのビルを交通拠点としても運用しています。

トップのメッセージ、企業理念

JR東海が社会的使命を果たし続けていくためには、鉄道事業の要である「3つの力」を更に高めていくことが必要であると考えています。

一つ目は「安全の力」です。

安全への取組みに、これでよいという終着点はなく、着実に積み重ね、理想を求め、将来にわたって永続的に進めていかなくてはなりません。

安全があればこそ、収益はあがり、世代を超えたプロジェクトを推進していくこともできるのです。

二つ目は「技術の力」です。鉄道事業には、革命的な技術革新はありません。

改善と社員の技量向上によって、技術が向上するのです。世界一の鉄道を守るため、世の中に貢献し続けるため、絶えず技量向上を目指すのがJR東海社員の使命であり、それがプロとしての誇りでもあります。

三つ目は「人の力」です。鉄道の仕事にはチームワークが欠かせません。

「十人の一歩は一人の十歩に勝る」すなわち、一人ひとりの努力の積み上げが、鉄道会社には極めて大切になります。

JR東海には自分ひとりで完結するような仕事はありません。

異なる専門性を持つ社員が協力し、チームワークよく、相手のことを思いやりながら、みんなの力を合わせてひとつの輸送を達成させていきます。

職場での先輩や同僚、後輩など人と人との関わりは家族のようなところがあり、そのような人の和やチームワークが、明るくさわやかで活力のある社風を生んでいます。

同じ使命感を持った人材が、熱意を持って、それぞれにプロらしく、きちんと、チームとして仕事に取り組み、技量を高め、会社をよりよい方向に発展させていく。

そのプロセスを通じて、世の中の発展に寄与するという誇りとやりがいを実感する。

それがJR東海で働くということだと思います。

会社概要

会社名東海旅客鉄道株式会社(JR東海)
所在地〒450-6101愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号JRセントラルタワーズ
資本金1,120億円
事業内容鉄道事業、関連事業
従業員数18,054名

JR東海採用職種・仕事内容

鉄道や流通、旅行などJR東海では様々な職種に関する人材を募集しています。

職種の幅が広いため、求められる能力や知識の幅も広く、自分に合った仕事を見つけやすくなっています。

ここからの段落では、JR東海の代表的な職種を紹介します。

総合職(運輸系統)

この職種が活躍できるフィールドは多岐にわたり、電車の運転士や運行管理、駅における設備計画などがあります。

どのフィールドも主に駅の利用者が安心・安全に電車を利用できるよう、輸送サービスを総合的にコーディネートすることが仕事です。

給与

  • 修士了 264,100円
  • 大学卒(高専専攻科卒含む)234,300円
  • 短大卒 214,700円

※東京地区の場合

総合職(事務系統)

事務系統は事業運営の司令塔となる職種です。

この部署に配属されると、数年おきに経営企画や総務、人事といった部署をローテーションで経験し、司令塔となるマネジメント能力を高めています。

場合によっては、社員教育や様々な職場のマネジメントを行うケースもあります。

給与

  • 修士了 264,100円
  • 大学卒(高専専攻科卒含む)234,300円
  • 短大卒 214,700円

※東京地区の場合

プロフェッショナル職(運輸系統)

プロフェッショナル職(運輸系統)は、鉄道の運行に直接関わる仕事(駅係員や車掌など)を行い、業務上のスペシャリストとして、鉄道事業のサービスをレベルアップさせます。

将来的には最前線に立ち、リーダー的な存在として活躍できる職種です。

給与

  • 修士了 264,100円
  • 大学卒(高専専攻科卒含む)234,300円
  • 短大卒 214,700円

※東京地区の場合

プロフェッショナル職(施設系統)

この職種は、鉄道に関わる安全や安定した輸送を確保することを目的とし、土木・建築関係のインフラストラクチャーに関わる業務に携わります。

業務範囲としては、鉄道関係の建築物(駅や線路)の企画や設計、建設など、広範囲にわたっています。

給与

  • 修士了 264,100円
  • 大学卒(高専専攻科卒含む)234,300円
  • 短大卒 214,700円

※東京地区の場合

プロフェッショナル職(電気・システム系統)

電気・システム系統の専門家であるこの職種は、高い技術力や企画・運営といった知識が将来的に要求されます。

仕事内容は、鉄道の安全・安定輸送の維持や、サービス向上などを中心的にサポートすることです。

入社後は、従業員の能力に応じて適正な部署に配属されます。

給与

  • 修士了 264,100円
  • 大学卒(高専専攻科卒含む)234,300円
  • 短大卒 214,700円

※東京地区の場合

アソシエイト職

アソシエイト職の仕事は、オフィス部門で事務系に関わることがメインとなっています。

さらに、配属されたあとは長期的に一つの業務へ携わることになり、そこで専門性を磨きます。

能力が磨かれた後は、本人の能力・意欲に応じて業務のローテーションを行い、様々な業務に携わることになります。

給与

  • 修士了 264,100円
  • 大学卒(高専専攻科卒含む)234,300円
  • 短大卒 214,700円

※東京地区の場合

JR東海の給与・年収

JR東海のような国内でも大きな企業の場合、もらえる給与に関しては気になるポイントの一つです。

ここからは、JR東海でもらえる給与を転職前に想定できるよう、平均年収や年代別の年収などの情報を紹介していきます。

全体の平均年収

JR東海の年収の平均は、有価証券報告書によると728万円となっています。

過去10年の平均年収の推移は713万円~754万円で、あまり大きな差は開いていません。

インフラ事業を担っていることから、給与は安定しています。

年代別の年収

年齢平均年収
20~24歳365.0万円~415.0万円
25~29歳466.9万円~516.9万円
30~34歳467.8万円~567.8万円
35~39歳543.9万円~647.9万円
40~44歳607.0万円~728.0万円
45~49歳693.4万円~815.4万円
50~54歳763.6万円~873.6万円
55~59歳756.3万円~866.3万円
60~65歳489.7万円~589.7万円

JR東海の競合企業と平均年収比較

企業名平均年収
JR東海 728万円
JR西日本673万円
東京急行電鉄753万円
阪急阪神HD896万円
近鉄グループHD630万円

他の競合企業とJR東海の平均年収を比較すると、東京急行電鉄・阪急阪神HDよりも低くなっています。

大規模な路線を運用していたり、海外事業も展開したりしていますが、他の企業よりも事業の幅は狭くなっているため、それが年収にも影響しているようです。

給与に関する口コミ・評判

同年代の他社で働く人よりも多くの給与を支給されていたため、収入面においては何の不満もありません。また、性別・年齢に関わらずボーナスが支給されることも嬉しい点です。

年収に関しては満足できる額をもらっていますが、自分よりも頑張っていない人も同じ額をもらっている、ということに関しては納得するのが難しいと感じます。

業務に対する報酬としては申し分ないと思っています。業務によってはあまり難易度が高くなく、身体的な負担も少ないので充分な給与です。

JR東海の福利厚生制度

JR東海では従業員のワークライフバランスや、働きやすい環境を考えた福利厚生制度が整えられています。

中には、金銭的な負担を減らして、働く上での不安を軽減できる制度もあります。

ここからの段落ではJR東海にある福利厚生制度を4つ紹介します。

寮・社宅

各事業エリアには従業員が利用できる寮や社宅が設けられています。

それぞれの寮・社宅には24時間駐在している管理人がいる他、必要な家具が揃えられ、食堂まであります。

家賃の負担や家具・家電の費用が抑えられるため、金銭的な負担が少なくなっています。

クラブ活動

JR東海にはスポーツ系や文化系のクラブ活動が活発に行われています。

各クラブ活動には多くの従業員が参加しており、従業員同士の親睦を深めたり、地域交流が行われたりしています。

クラブの数は28種、5,000名程度の従業員が自主的に活動しています。

優待利用

JR東海の互助会組織であるJR東海福祉会は、グループ会社が運営しているホテルの利用料金の一部補助や割引サービスを行っています。

さらに、福祉会の会員であれば、全国各地にある宿泊・レジャー施設でも割引サービスが受けられます。

従業員の健康管理

従業員の健康管理を行うため、JR東海では定期健康診断の実施や産業医による職場巡視、人間ドックの受検料の補助などを行っています。

他にも、名古屋セントラル病院が直営医療機関となっているので、受診料を補助してもらうことができます。

福利厚生に関する口コミ・評判

福利厚生制度のルールは厳しく、手続き方法が難しいことがあります。
利用方法を間違えたり、目的と違う利用方法をしてしまったりすると厳しい処分が待っているので注意が必要です。

福利厚生制度の種類が豊富となっているため、この会社に勤務していることはステータスになると感じています。また、鉄道関係の福利厚生はプライベートでよく利用でき、大きなメリットです。

福利厚生の充実具合には非常に満足しています。中には、テーマパークや遊園地などを割引価格で楽しめるチケットもあるので、家族で利用することが多いです。

福利厚生に関する専用の冊子が作られています。困ったときはその冊子を参照して利用方法を調べることができるので、福利厚生の種類が多くてもすぐに調べることができます。

勤務時間・休日休暇

JR東海は従業員が働きやすい環境を維持するため、適正な休日が与えられたり、労働時間を厳しく取り締まったりしています。

転職先の労働環境は事前に把握しておかなければならないポイントの一つとなっているため、ここから紹介する勤務時間や休日休暇に関する情報はチェックしておきましょう。

勤務時間

JR東海で定められる勤務時間は事業所によって異なることもありますが、9:00~17:30(本社)と決まっています。

しかし、駅などの現場勤務の場合はシフト制となるため、夜勤での勤務が発生することがあります。

休日・休暇

JR東海では週休2日制(土・日が休日)が基本となっていますが、事業所によっては平日が休日となることもあります。

また、年次有給休暇は初年度に15日、最高20日間が与えられ、自由に取得することができます。

育児休職・休暇

育児休職の制度では、法律で定められている期間よりも長く休暇を取得することができ、産前休暇を9週間取得可能です。

さらに、出産後の育児休業は子供が3歳になるまで、もしくは子供が小学校に入学してから半年間取得することができます。

残業について

時間管理に関して、JR東海では厳しく取り締まられているため、あまり残業が発生することはありません。

残業が発生した場合は、申請した分の残業代がしっかり支払われるようになっています。

さらに、残業が夜間に発生した場合は割増で残業代が支払われます。

勤務時間・休日休暇に関する口コミ・評判

年間休日に関しては、120日を超えているので十分満足しています。
さらに、有給休暇も取得しやすいことから働きやすい環境です。

働く部署によっては定時内にいつも帰宅することができます。時間管理には厳しいので身体的な負担はあまり感じません。

私の部署は不定休となっているため、休日(平日)に外へ出かけるとどこも空いていて助かります。また、仕事の量を調節することができれば、好きな曜日で休みを取ることができます。

私は朝から翌日までの勤務となることが多く疲れることもあります。しかし、通勤回数が少ないため、満員電車を利用する回数が少ないことは助かっています。

年20日付与される有給休暇には満足しています。使えない分があったとしても翌年度に繰り越すことができ、十分な休暇を取得できます。

社内の教育・研修制度

  • OJT(職場内教育訓練)
  • 新入社員研修
  • アドバイザリー制度
  • 各種通信研修制度

JR東海では、新入社員の研修・教育制度が充実しており、社会人としての基礎知識の他、JR東海の従業員として必要な知識・スキルを身につけることができます。

さらに、部署へ配属されたあとは、OJTやアドバイザリー制度によって先輩から直接指導してもらうことも可能です。

教育・研修制度に関する口コミ・評判

自分が成長するための取り組みを半年ごとに設定し、この目標に向けて仕事をするため、モチベーションを維持しながら仕事ができます。

社内教育・研修が充実しています。研修の中には外部講師を招いて行うケースもあり、より深い内容を学ぶことができるのは満足できます。

社員ごとのキャリアを形成するための教育・研修制度となっています。中でも、現場で働く社員に向けた実技研修は実践的で力になっていると実感できます。

社内で貢献できる人材になるための研修が揃っていると感じます。終身雇用が前提とされているので、若手社員からコストをかけて教育することを惜しまない会社です。

職場の雰囲気や社風

精神的な負担やストレスがかからないためにも、職場の雰囲気や社風は事前にチェックして転職を検討することが大切です。

ここからは転職時の判断材料になるよう、JR東海の職場における従業員の雰囲気や社風などを紹介します。

若手でも成長しようという意思がある

人材を育成するための制度が充実していることから、JR東海の従業員は成長していこうという意思を持って働いています。

さらに、先輩から継続的に指導が受けられるようになっていることで、若手社員も前向きにスキルアップを目指すような雰囲気があります。

ルールが厳しく決められている

JR東海が展開している事業は鉄道関連がメインとなっているため、従業員の小さなミスが人命に関わるような大きなトラブルに繋がったり、交通状況を混乱させたりするといったことが起こる恐れがあります。

そのため、社内では業務全般においていくつもの厳しいルールが存在します。

従業員はそのルールに順守するよう教育され、会社全体で意識統一されています。

職場の雰囲気や社風に関する口コミ・評判

とにかく安全第一で、利用者の方に安心感を与えようと常に改善を重ねている姿勢は凄いと思います。

私のいる部署においては、社員同士のコミュニケーションが良好でみんな仲が良いと感じます。

有名企業ということもあり、社内のルールは厳しく設けられ、ブランドを守ろうとしてくれています。

上司の一言で仕事のやり方が変わるのは疲れるところです。場合によっては相談することも可能なので、自分の意見を言える方には向いている職場だと思います。

JR東海への転職で役立つ転職サイトorエージェント

JR東海のように大きな鉄道会社へ転職を考えている場合は、鉄道業界への転職に強い転職サイト・エージェントへ登録しておくことが重要です。

数ある転職サイト・エージェントの中には、鉄道業界へのコネクションが強いところや、大手企業への転職対策方法に詳しいところがあります。

ここからは、JR東海への転職に役立つ転職サイト・エージェントを3つ紹介します。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェントは幅広い業界とのコネクションを持ち、インフラ系である鉄道業界の求人案件も多数扱っています。

職種は総合職が多い傾向です。

また、転職に関するアドバイス(志望動機の書き方や面接対策など)もキャリアアドバイザーからもらうことができます。

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外資系企業に強い転職エージェントとなっていますが、国内のインフラ系企業とも繋がりがあります。

鉄道会社の求人には駅に設けられる窓口やキャンペーン等の企画立案に関する職種が出ています。

他にも、鉄道運行に関わる職種もいくつか掲載されているため、志望する職種を探してみましょう。

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まとめ

鉄道会社として規模の大きなJR東海は職種の数も多く、自分好みの職種を見つけやすくなっています。

しかし、常に公式HPで募集されているわけではありません。

そのため、転職サイト・エージェントを利用して、非公開求人や独占求人なども探すことが大切です。

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