高収入、高キャリアなハイクラス求人を豊富に扱っており、ハイキャリア転職の転職支援が得意なJACリクルートメント。
ハイキャリア転職に特化した転職エージェントは他にもありますが、中でもJACリクルートメントはどんな特色、利用にあたってどんなメリット・デメリットがあるのか。
今回は、転職にあたってJACリクルートメントを利用しようかと考えている方のために、JACリクルートメントに関して詳しい内情を説明していきたいと思います。
もしこれから転職活動でJACリクルートメントを利用しようかと考えている方がおられたら、今回の記事を参考にしてもらいたいです。
JACリクルートメント詳細
- 求人数 約12,000件
- 非公開求人数 約9,300件
- 対応地域 全国
JACリクルートメントは本社がイギリスにある外資系企業。
イギリスを中心にして、アジア10カ国に支社が存在するグローバルな企業です。
そのグローバルネットワークを活用して、多くの外資系企業の求人を有しています。
外資系企業ではありますが、日本の転職サービスとして展開する企業としては老舗企業であり、売上でいうとリクルート、dodaに次ぐ第3位の売上を上げています。
他のハイクラス向け転職エージェントと比べても、JACリクルートメントが日本国内でひときわ強い存在感を発揮しているのは間違いありません。
JACリクルートメントのメリット
- 外資系企業のハイキャリア案件が多い
- 担当コンサルタントが企業と直接コンタクトを取る
- キャリアコンサルタントの質が高い
JACリクルートメントのデメリット
- 転職市場で価値を見出されないとそもそも利用できない
- 全体の求人数は少なめ
- コンサルタントの対応がドライ
JACリクルートメントはこんな人におすすめ
JACリクルートメントは、上のメリット・デメリットを見てもらうとわかるとおり、多少クセの強い転職エージェントです。
そのため、利用するべき人も少し限られてしまいます。
まずは「どんな人がJACリクルートメントを利用するべきなのか」「どんな人がJACリクルートメント利用に向いているのか」を調べておきましょう。
ここで、JACリクルートメント利用に向いてないと感じたら、ここから先の説明はあまり注意して読む必要がないかもしれません。
ハイキャリア転職を考えている方
大前提として、JACリクルートメントはハイキャリア転職を行うための転職エージェントです。
一般企業への転職ではなく、外資系企業の高年収求人など、条件の良い仕事へ転職するための転職エージェント。
転職において、別に年収アップなどキャリアアップを目的としていないという方は、そもそもJACリクルートメントを利用する必要はないかもしれません。
高学歴で語学スキルも高い
JACリクルートメントは、そもそも転職市場において高い価値がある人しか利用することができません。
外資系企業のハイクラス求人でも転職できるほど高学歴であること。
そして外資系企業で働くために英語、その他言語スキルが高いことも利用条件として求められます。
特定分野のスペシャリストである
外資系企業のハイクラス求人への転職を行うためには、相応の価値を提供できないといけません。
ただ単に優秀な人材というよりは、何かの分野で秀でたスペシャリストであること。
国外でも通用するほど、一つの分野で優れたスペシャリストなら、JACリクルートメントで幸せな転職を行うことができるはずです。
現時点すでに年収500万円以上稼いでいる
JACリクルートメントは、すでに優秀な人が、転職でさらなる躍進を行うための転職エージェントです。
そのため、JACリクルートメントを使うべきなのは現時点すでに年収500万円以上稼いでいる人、すでにハイクラスな仕事についている人です。
現時点で多くの年収をもらっている自信がない方は、別の転職エージェントを利用するほうが良いかもしれません。
JACリクルートメントのメリットを詳しく紹介
ページ上部で説明したJACリクルートメントのメリットを、一つ一つ細かく紐解いて説明していきたいと思います。
外資系企業のハイキャリア案件が多い
繰り返していますが、JACリクルートメントが扱うのは主に外資系企業の高年収、管理職などのハイクラス求人ばかり。
ハイクラス求人を扱うということは、転職によってキャリアアップを狙っている方にとってはうってつけとも言える転職エージェント。
すでに自分には十分なスキルと経験を身に着けていると感じるなら、JACリクルートメントでハイキャリアな転職を行ってみてください。
JACリクルートメントの、質の高いキャリアコンサルタントが、ぴったりのハイクラス求人を紹介してくれるはずです。
担当コンサルタントが企業と直接コンタクトを取る
多くの転職エージェントが、利用者の対応と企業とコンタクトを取るのは別部署の別業務として、切り離して考えられています。
しかしJACリクルートメントなら違います。
JACリクルートメントは、利用者の対応と企業への対応を同じ人が行う「両面型」の転職エージェント。
企業と直接コンタクトをとったからこそわかる情報を、利用者に教えてくれるのです。
キャリアコンサルタントの質が高い
JACリクルートメントを利用したほとんどの人が、「コンサルタントが優秀だった」と言っています。
外資系企業の、難易度の高い特殊な面接においても、かなり的確で実用的なアドバイスをくれます。
両面型のキャリアコンサルタントがいる転職エージェントはそれほど多くはありません。
求人情報外の的確な企業の情報、転職に関する実用的なノウハウを知りたい方もぜひ、JACリクルートメントでの転職を行ってください。

他の日系転職エージェントと違って、転職活動に関する相談がかなり的確でした。
今現在のスキル、キャリアを活かして、さらなる高みを目指すための転職のためにはどうすればいいか。どんな書類を作ればいいのかなど、かなり詳しい情報を教えて貰うことができました。
やっぱりハイキャリア転職のエージェントは、そもそも転職にまつわる姿勢がまったく違うなと感じました。
JACリクルートメントのデメリットを詳しく紹介
JACリクルートメントはクセが強く、ニーズがマッチすればピッタリの転職エージェント…。
ということは、合わない人にはまったく合わないとも言える転職エージェントです。
合わない人にとって、JACリクルートメントはどんなデメリットを感じてしまうのか。
先に調べておきましょう。
転職市場で価値を見出されないとそもそも利用できない
JACリクルートメントは、そもそもハイキャリア転職の転職市場で価値の低い人が利用することはできません。
JACリクルートメントに登録申請を出しても、「転職できる」と価値を見出されることがないと、ハイクラス求人の紹介を受けることはできないのです。
JACリクルートメントはスタッフも少数精鋭。
誰でも転職を助けてくれるわけではないのです。
そういった方は、諦めて別の転職エージェントを利用するのをおすすめします。
全体の求人数は少なめ
扱う求人の条件がハイクラス求人に絞られているので、全体の求人数としては決して多くはありません。
「それは確かにそうだ」
という話だと思うかもしれませんが、その少ない求人パイを利用者全体が取り合うことを考えると、かなり厳しい話だとは思いませんか?
ハイキャリアな転職は、ハイキャリアな人同士で少ないパイを取り合う苛烈な戦いを覚悟しなくてはいけないのです。
コンサルタントの対応がドライ
「転職に対して強い意思が感じられない」
「あまりスキルが高くない」
と判断されると、途端にキャリアコンサルタントの対応が冷たくなるという意見も見られました。
登録後間があくと、だんだんキャリアコンサルタントの対応もおざなりになる。提案される求人が少なくなるなど、対応がドライになってくるという意見も目立っていました。
JACリクルートメントを他エージェントと比較
JACリクルートメント利用者が気になるのは、他の転職エージェントと比べてJACリクルートメントが優秀かどうかという点です。
どれだけ公式サイトが優秀さをうたっていても、他の転職エージェントと比べたときそのメリットが薄く感じられたなら、優秀な転職エージェントとはとても言えません。
他の転職エージェント、ハイキャリア転職エージェントと、一般の転職エージェントを一緒くたにして今回は比較してみましょう。
全体の評価
全体の評価としては高いです。
ハイキャリアの転職実績としては、他の転職エージェントと比べても一番多いので、確実にキャリアアップの転職を行いたい方はぜひJACリクルートメントで転職を行ってください。
現時点である程度のキャリアを持っている方に利用が限られてしまいますが、それでも優秀な転職エージェントであることに間違いはないでしょう。
求人の量と質
上でも伝えたように、全体の求人数は他の転職エージェントと比べてお取ります。
しかしJACリクルートメントは何より「求人の質」が高いです。
JACリクルートメントしか扱っていないハイクラス求人が多いため、他の転職エージェントと比べてもかなり求人の質が高いといえるはずです。
キャリアコンサルタントの質
キャリアコンサルタントは日経転職エージェントには珍しい「両面型」で、かなり質が高くサポート体制が整っていることもわかっています。
転職市場価値が高い人で、転職への熱意が強い方なら間違いなく、手厚いサポートを受けながら転職できるはず。
対応がドライだと言われることもありますが、それも利用者の工夫でなんとかなることが多いです。
JACリクルートメントを利用される方は、担当者にドライな対応をされないように、なるべく熱意ある姿勢を保っておきましょう。
JACリクルートメントが他の転職エージェントと何が決定的に違うか
JACリクルートメントが決定的に他の転職エージェントと違うポイントを知っておきましょう。
一人につき複数のキャリアコンサルタントがつく
JACリクルートメントは、企業担当と利用者の対応を同じ人が行う体制です。
つまり、求人に問い合わせると、それぞれ異なるキャリアコンサルタントが対応することになります。
たくさんのコンサルタントを同時に相手取ることになりますから、「一人だけコンサルタントに対応してもらいたい」と思っている方にとっては少し利用しにくく感じるかもしれません。
「採用されない求人」は紹介しない
JACリクルートメントは、利用者が少しでも「採用されないかもしれない」求人は紹介しません。
この求人ならかなり確実に採用される…。
そんな求人を教えてもらうことができるので、JACリクルートメント利用者の転職成功率はかなり高くなるのです。
JACリクルートメントの上手な活用法&やってはいけないこと
JACリクルートメントを利用するなら、担当コンサルタントにしっかり転職をサポートしてもらうためにやるべきことと、やってはいけないことがあります。
何をするべきで、反対に何をやってはいけないのか。
利用前にしっかり理解しておきましょう。
やるべきこと
希望転職時期を聞かれたら「すぐにでも」と答える
やるべきなのはまず、キャリアコンサルタントとの面談で「希望転職時期」を聞かれたら、「すぐにでも転職したい」と伝えましょう。
キャリアコンサルタントとしては、少しでも転職に対し強い熱意を持っている人、少しでも転職成功という結果に貪欲な方を強くサポートしたいと思うもの。
キャリアコンサルタントから強いサポートを受けるためには、「転職に対して強い熱意を持っている」と印象を与えるのが大切です。
キャリアコンサルタントと頻繁に連絡を取る
キャリアコンサルタントと密に連絡を取り合って、キャリアコンサルタントに好印象を与えましょう。
さらに、キャリアコンサルタントと連絡を取り合っていると、利用者のデータベースのなかで上に表示されます。
JACリクルートメントは、このデータベースのリストの上の利用者から順番にサービスを提供します。
つまりキャリアコンサルタントと連絡を密にとっている人から順番に、転職を助けてもらうことができるというわけです。
やってはいけないこと
JACリクルートメント利用中にやってはいけないこともあります。
せっかくのハイキャリア転職、成功率を下げるようなことはくれぐれもしないようにしてください。
同じ案件に複数のエージェントから応募しない
他のハイキャリア転職エージェントを使っている人がやりがちなのが、「複数の転職エージェントから同じ求人案件へ応募してしまう」という失態。
同じ求人に別のエージェントから応募すると、応募先企業に悪印象を与えてしまいます。
JACリクルートメントの担当者にも不信感を与えてしまうので、結果的に今回の話は破断になってしまうことも。
推薦文を自分で推敲する
JACリクルートメントは、応募先企業へ推薦文を書いてくれますが、この推薦文を書いてもらった後は自分で確認してください。
「推薦文を書いてもらった」と安心するのは早いです。
推薦文がテキトウな内容であるケースもよくあります。
くれぐれも自分で確認して、気に入らない点があれば自分で指摘するようにしてください。
JACリクルートメント利用の流れ
JACリクルートメントを利用すると、内定までどのような手順で進むのか。
利用の流れをここで確認しておきましょう。
Webから登録
まずは何はともあれ、JACリクルートメントへ登録しなくてはいけません。
ここでは他の転職エージェントと同じく氏名や年齢など簡単な個人情報を入力するだけです。
所要時間は数分といったところでしょう。
履歴書の、職務経歴書入力
基本情報を入力したあとは、登録者の履歴書、職務経歴書の入力フォームが出てくるので、入力フォームを埋める作業になります。
この履歴書、職務経歴書が認められないと、JACリクルートメントで求人の提案を受けることができません。
キャリアコンサルタントと面談
利用が認められれば、JACリクルートメントのキャリアコンサルタントから連絡が入ります。
その電話のなかで面談の日時を決めて、JACリクルートメントの拠点でキャリアコンサルタントと面談を行います。
実地での面談が難しいなら、電話での面談ができますが、コンサルタントに好印象を与える意味でも対面の面談をおすすめします。
この面談の内容に沿って、キャリアコンサルタントが求人を提案してくれます。
求人応募
担当キャリアコンサルタントから提案された求人のなかで気に入ったものがあれば、その求人に応募してください。
応募後は、コンサルタントが面談のスケジューリングから、レジュメや書類の添削、面接対策まで一通り行います。
面接
応募先企業との面接を受けます。
この面接結果が、あなたの転職活動の成功のカギを握っています。
内定
転職活動で認められれば、応募先企業から内定が出ます。
内定後も、キャリアコンサルタントが企業と年収の交渉を行います。
通常の転職活動よりも、この年収の交渉が占める比重は重いです。
JACリクルートメント利用者の口コミ

JACリクルートメントで無事キャリアアップできました。社名は出せませんが、大手外資系企業の求人を紹介してもらうことができ、その企業から内定をいただけました。キャリアコンサルタントの方は、とても懇切丁寧な、手取り足取りサポートをしていただけたので、転職活動がとても円滑で順調に進みました。
20代・外資コンサル

JACリクルートメントを利用していたのですが、ちょっと仕事が重なってコンサルタントさんからの連絡を少しすっぽかしていると、とたんに求人の紹介も何も連絡が入らなくなりました。うーん…継続的に転職活動を続けられる人に向いているかもしれません。
30代・IT営業

ハイクラス向けということもあり、コンサルタントのお眼鏡にかなわないと、対応が雑になります。給与もそれなりですが、旧帝大でないと無理なのかもしれません。このエージェントは、エリートコース向けのサービスだと思います。自分のような学歴コンプのたたき上げの人は、他の転職サービスを利用した方が優遇されると思います…。
20代・法人営業

紹介して終わり、ではなく、交渉などもしっかり行って貰えます。紹介していただく求人はどれも良かったですが、こちらがあまり気乗りしないときはきちんと原因をヒアリングしていただけましたし、内容によっては企業側に交渉を打診してくれます。
そのため納得のいく転職が出来たかな、と感じますね。
人によっては良くないクチコミもありますが、個人的には担当者によって変わるのかなとも感じました。
30代・企画営業

複数の業界で悩んでいた際に、きちんとこちらの意図をくみ取りつつも、提案もして頂けて大変助かりました。
業界知識も上澄みだけのペラペラなものではなく、きちんと勉強されていて、動向なども把握されています。
こちらの質問にも的確にかえしてもらえますし、対応も迅速。いつでもすぐに帰ってくるので助かります。人気案件だったりすると、数秒が命取りだったりするので…。
30代・証券
JACリクルートメントと合わせて利用するのにおすすめの転職エージェント
JACリクルートメントは確かに優秀な転職エージェントです。
しかし、JACリクルートメント一本で転職活動を進めるのは少し不安です。
JACリクルートメントは少しクセが強く、他の転職エージェントと併用しないと弱点が悪目立ちしてしまう可能性があるからです。
どの転職エージェントと併用すれば弱点を打ち消すことができるのか、具体的に紹介します。
リクルートエージェント
転職エージェント最大手「リクルートメント」はおすすめです。
誰でも利用しやすい総合転職エージェントではありますが、その扱う求人数は膨大。
リクルートエージェントの豊富な求人の中には、あなたが求める求人があるかもしれません。
実績豊富なキャリアコンサルタントに、「ハイクラス求人を教えて欲しい」ことを伝えてください。

ビズリーチ
JACリクルートメントと同じく「ハイキャリア転職エージェント」であるビズリーチはおすすめです。
実績こそJACリクルートメントにかなわないものの、最近利用者を増やしている転職エージェントです。
ハイキャリア転職は難易度が高いです。
JACリクルートメント一本ではなく、多角的な方向性で転職活動を行ってください。

JACリクルートメント総評
いかがだったでしょうか。
JACリクルートメントは、転職成功実績が豊富なハイキャリア転職エージェント。
ハイキャリア転職実績は国内で一番多いため、今回の転職は明確に「キャリアアップ」が目的なら、ぜひとも利用してみる転職エージェントです。
担当キャリアコンサルタントに「ドライ」な対応をされないように、転職に対して強い熱意を見せるようにしてください。

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