医師が非常勤で働くメリットとデメリットとは?常勤医師との違いも解説

医師転職コラム

「非常勤の医師は常勤医師と比べてどのような違いがあるのか?」
「非常勤医師のメリットデメリットが知りたい」

このように、非常勤医師について気になっていませんか?

結論からいえば、非常勤医師は常勤医師よりも時間とお金に余裕を持つことができる働き方です。

しかし、時間とお金に余裕が持つためには働き方を工夫する必要があり、また収入は基本的に安定しないというデメリットがあります。

そこで今回は、非常勤医師という働き方からその特徴、メリット・デメリット、そして非常勤求人を探すときにオススメの転職サイトまで紹介します。

非常勤医師として働くということ

非常勤医師とは、ある職場で継続的に勤務する働き方です。

当直や健康診断などのために、特定の日だけ勤務する「スポット」という働き方とは違い、長期的な契約を行います。

非常勤で働く医師の特徴は、働く日数や時間を自分で調整できるということです。

非常勤として働く理由は人それぞれですが、ライフスタイルに合わせて働けることに魅力を感じている人も多いでしょう。

たとえば、小さい子供を育てている女性であれば、育児と仕事を両立させるために、週に1回だけや、午前中のみ、午後のみといった働き方ができます。

このように働きながら自分の時間も大切にできるなど、人によっては非常勤医師という働き方が向いている場合があります。

非常勤と常勤とではどう違うの?

非常勤医師と常勤医師は最低勤務時間が違います。

医療法では、週32時間以上勤務した人を常勤医師として認めると定められています。

一方で、非常勤医師は最低勤務時間の決まりがないので、自分のライフスタイルに合わせて、勤務時間を調整することが可能です。

また、非常勤医師と常勤医師とでは待遇面でも違いがあります。

たとえば、非常勤の場合は各種手当や福利厚生が受けられない上に、健康保険や年金の支払い、確定申告などの税金管理も自分で行わなければいけません。

このように、ただ勤務時間が違うだけでなく、そもそも就業形態が異なるので勤務先の待遇やそれぞれのメリットデメリットには違いがあります。

非常勤医師は自分で事業を営むことから、一人の個人事業主ともいえます。

非常勤で働く医師はわずか1割未満

独立行政法人の労働政策研究・研修機構が、2012年9月に行なった「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によれば、非常勤で働く医師はわずか7.4%という調査結果があります。

それに対して常勤で働いている医師は91.7%という結果で、非常勤で働く医師は全体の1割にも満たないことがわかります。

つまり、非常勤で医師を営む人は一定数いるものの、医師の大部分は医院・医療施設に従事する常勤医師ということです。

しかしながら、常勤医師の数が圧倒的だからといって、必ずしも常勤医師の働き方の方が社会的に正しいということではありません。

人によっては非常勤医師の方が条件が良い場合もあるので、現在非常勤医師への転身を考えている人は、それぞれの違いとメリット・デメリットを理解したうえで判断するといいでしょう。

非常勤の医師として複数の勤務先を持つ理由

非常勤の医師が複数の勤務先を持つ理由には以下が考えられます。

  • 収入を上げるため
  • スキルアップするため
  • 育児と仕事を両立させるため
  • 勤務先の指示があるため
  • 常勤では生活が厳しいため

など

中でも多いのが、収入を上げたいや仕事と子育てを両立させたいという理由です。

非常勤医師は雇用が安定しない反面、自分のキャリアや働き方次第では、常勤医師よりも高い収入を得ながら、自分の時間も大切にすることができます。

また、医師という職業柄、ほかの医療施設から求められることもあり、その結果非常勤として働いている人も多いようです。

このように、非常勤の医師として働く理由は、金銭的な事情から生活的な事情までさまざまです。

今、非常勤医師への転身を考えている人は、自分の医師としての経歴と転身後の未来を照らし合わせながら働き方を考えていきましょう。

非常勤の医師は信用に欠ける?

非常勤の医師に対して「アルバイト感覚でやっている医師に体を預けたくない」と考えている患者は中にはいることでしょう。

しかしだからといって、非常勤医師は仕事が少なく、経済的に困窮しやすいというわけではありません。

非常勤医師に信用をおいていない人は一定数いるものの、しっかりとした実績があり、働き方さえ工夫すれば、医院から求められます。

つまり、無理に信用を獲得しようとしなくても、仕事自体は無くならないので、心配するほどのことではないでしょう。

医師が非常勤で働くメリット

医師が非常勤で働くメリットには以下のものがあります。

  • ライフプランを設計しやすい
  • 収入アップを見込める
  • スキルアップや市場価値の向上につながる

ここからは、それぞれ簡単に説明していきます。

ライフプランを設計しやすい

非常勤医師はライフプランを設計しやすいという点が大きなメリットです。

実際に、自分の時間と仕事の時間を両立させるために非常勤へと転身したという人も少なくありません。

たとえば子育てをしている女性なら、非常勤医師になることで午前中のみや週に1日程度など、育児を中心として医師の仕事をする時間を決めることができます。

特に、自分の時間を大切にしたいという人にとって、ライフプランを設計しやすいメリットは大きいでしょう。

収入アップを見込める

非常勤医師になることで、常勤のときよりも収入アップを見込めます。

なぜなら、雇用上の給料の制限がないので、自分の市場価値を上げて多くの医療施設から求められれば、それだけ契約時の単価も上がるからです。

働く先は自分で選ぶことができるので、より報酬額が高いところで働けば、収入は青天井になります。

なお、非常勤医師の時給は10,000円前後が相場ですが、エリアや診療科目によっても変動し、年収が1,500万円を超えることも珍しくはありません。

そのため、年収アップを目的とするなら非常勤の働き方がオススメです。

スキルアップや市場価値の向上につながる

非常勤医師として働くことで、スキルアップや市場価値の向上を目指すことができます。

常勤医師となると、同じ医院で同じような仕事を続けることが一般的です。

一方で、非常勤医師は勤め先によってそれぞれ業務内容は異なるので、マルチな能力を必要とします。

つまり、非常勤医師は今までに経験のないことを挑戦しなくてはいけないので、結果的にスキルアップになるのです。

また、非常勤で働けば自分の市場価値を高めることができます。

たとえば、麻酔科医師という肩書きだけではほかの同じような麻酔科医師に埋もれてしまいますが、ヘルスケアもできる麻酔科医師となればその人の市場価値は一気に高まります。

このように、複数の職場で働けばさまざまな情報を手にすることができるので、スキルアップや市場価値の向上を目指すことができます。

医師が非常勤で働くデメリット

医師が非常勤で働くデメリットには以下のものが考えられます。

  • 保険や税金を自分で管理する必要がある
  • 手当や福利厚生がない
  • 収入が安定しない

ここからは、それぞれのデメリットについて簡単に解説していきます。

保険や税金を自分で管理する必要がある

非常勤医師は保険や税金を自分で管理しなければいけません。

非常勤の場合は、基本的にどこか特定の医療法人や民間企業に雇用されているものではないので、保険や税金の手続き等は自分で行います。

社会保険を国民健康保険に、厚生年金を国民年金に変更するなどの手続きが必要です。

仮にどこかの医療機関に属していても、複数の職場で働くならば、確定申告といった税務関係は自分で処理しなければいけません。

税金や保険関係の処理は税理士などに任せることができますが、医療の仕事に加えてそういった面倒な手続きが必要となるのは非常勤のデメリットといえます。

手当や福利厚生がない

非常勤医師には基本的に手当や福利厚生がありません。

たとえば、学会への参加費の補助や医学書の購入、交通費などの雑費は自己負担です。

さらに国民年金は厚生年金より受給額が少なく、退職金もないので、離職後の生活資金は自分で積み立てておかなければいけません。

このように、常勤医師なら医院からさまざまな手当を受けられる一方、非常勤医師はこれらの費用を自分で補わなければいけない点がデメリットといえます。

収入が安定しない

非常勤医師は収入が安定しないというデメリットがあります。

医院から直接雇用されている関係ではないので、毎月一定の収入が得られる保証はありません。

たとえば、勤め先の法人が常勤医師の採用等によって、非常勤医師の契約が突然終了してしまうと、今まで得ていた収入が急になくなることになります。

複数の勤務先で働いていたとしても、そのうちの一つがなくなるとなると、収入に大きなダメージを受けるでしょう。

そのため、非常勤医師は収入が安定しないということがデメリットの一つといえます。

非常勤医師の口コミ

非常勤医師の口コミには以下のものがあります。

私は現在非常勤の麻酔開始として働いています。
もともと常勤医師として働いていたのですが、仕事ばかりの毎日で長期的な休みをほとんど取ることができず、それでいて収入もそれほど高くないということが最大の悩みでした。また、職場の人間関係にも馴染めずにいたので、思い切って転職することにしたのです。
しかし、転職先がなかなか見つからず、どうしようか不安になっていた時に転職エージェントの担当者から非常勤医師という働き方を教えてもらいました。
そこから複数社非常勤医師として勤めることとなり、常勤医師として働いていた時よりも時間とお金に余裕が持てるようになりました。
年金や保険を自分で負担するのは大変ですが、今の働き方が私には合っていると思います。
もし非常勤医師としての転身を考えているのなら、非常勤と常勤それぞれのメリットデメリットを理解した上で始めることをオススメします。

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そのため、リクルートドクターズキャリアは、非常勤医師の求人を探す人ならまずはじめに利用したい転職サイトの一つです。

まとめ

非常勤医師は働き方次第では常勤医師よりも、時間とお金に余裕を持つことができます。

「今よりもっと収入を上げたい」
「育児と仕事を両立させたい」

このような悩みを抱える現役の医師の人なら、非常勤として働き方をオススメします。

なぜなら、非常勤医師なら自分のライフスタイルに合わせて働く時間を決めることができるからです。

しかしながら、非常勤医師の収入は安定しませんし、手当や福利厚生がついていないというデメリットがあります。

また、キャリアが浅ければ勤め先を探すのは簡単ではありません。

そのため、もし非常勤医師への転身を考えているのであれば、自分のキャリアと転身後の未来を照らし合わせながら、自分にあった最適な働き方を選びましょう。

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