保育士になるには?必要な資格や条件を解説

保育士コラム

保育士とは、御存知の通り「子供の保育」と「保護者に対して保育の指導を行う」ことをメインの仕事にしている国家資格保有者を指します。

子供と一緒に過ごすことに幸福を感じる人にとって保育士は魅力的な仕事です。

保護者の都合により一緒に過ごせない場合に、その時間の保育を任される保育士には責任もあり、それだけやりがいもあります。

しかしそれだけ大きな責任がある仕事である保育士には、なるまでのハードルも高いものです。

どんなに子供が好きな気持が強くても、どんなに子育て経験に自信がある人でも、保育士特有の専門知識、保育士の資格がないと、保育士として働くことはできません。

子供が好きで、子供の保育で生活していきたいと思っている方も、今一度「保育士になるにはどうすればいいのか」を振り返りましょう。

保育士になるにはどんな資格が必要なのか?

まずは、国家資格保有者である保育士が働くにはどの資格を持っていればいいのか。

保育士として働くために必要な資格の種類から、調べていくことにしましょう。

保育士として働くには保育士資格が必要

もうご存知のこととは思いますが、保育士として働くためには「保育士資格」が必要です。

保育士資格を取得するためには、大学、短大、専門学校に通って、保育士の専門知識を学べる専門課程を修了することが必要となります。

または、保育士専門の養成施設に通わずに保育士試験に合格する方法もあります。

保育士試験とはどんな試験か?

保育士試験の試験内容は大きく分けて2つ。

マークシート形式の筆記試験と筆記試験合格者が受けることのできる実技試験です。

実技試験まで合格しないと保育資格は取得できませんから、実質2つの試験に合格しなくてはならないのです。

筆記試験では保育原理や教育原理、及び社会的養護、社会福祉や保育の心理学など8科目からの出題です。合格ラインは6割正解。

合格率は毎年20%程度。毎年増加傾向になります。

筆記試験は基本的にわかるところ、得意な科目は完璧にして苦手な分野をカバーするという基本的な勉強法で合格するでしょう。

実技試験は子供を目の前にして、「子供に伝わりやすい保育」をイメージして試験にのぞみましょう。

資格取得の難易度は?

前述したとおり、保育士試験の合格率は10%後半かえら20%程度。

専門学校で勉強する方法と大学の保育士過程で学ぶ方法、通信教育で学ぶ方法、あるいは独学で学ぶやり方もあります。

やはりいちばん効率よく学ぶことができるのは「専門学校」など専門課程で学ぶやり方で、独学で試験合格に至るのは難しいでしょう。

保育士の職場は?

保育士の職場として一番ポピュラーなのはやはり「保育士施設」、いわゆる保育園でしょう。

保育園でなくても、児童養護施設や知的障害児施設、乳児院、母子生活支援施設など、様々な保育が必要な自動がいる施設が職場となります。

保育園と一言でいっても、保育士の自宅を保育士施設としているところ、企業内に保育スペースがあるところなど様々です。

保育士の仕事内容は?

保育施設での仕事は朝から晩まで子供につきっきりです。

朝は7時頃から登園してくる園児の相手をして、順次相手をします。

登園したら園児個々に合わせて遊びます。

年齢別に、外で遊ばせたり散歩にでかけます。

それが終わったら昼食です。

その後も園児に昼寝をさせている間連絡ノートに記帳したり掃除します。

昼寝から起きたらおやつをあげる、午後の遊びを経て、17時頃から順次降園します。

保育士は、園児の年齢に合わせて遊ばせたり、食事に気をつかったり常に気を張っていないといけません。

これで手取りが少ないと言われたら割に合わないですよね…。

保育士資格の取得スケジュール

保育士資格取得までのスケジュールは、資格取得の学習の流れによって変わってきます。

高校卒業後、専門学校や短大に通って保育士試験を受けるのか、4年制大学の保育士過程で学ぶのか、独学か、それぞれ変わります。

4年制大学を卒業後保育士試験を受けることで、高い学費を払うことにはなるものの、大卒資格も同時に手に入るなどのメリットがあります。

短大や専門学校で2年学んでから保育士試験を受けることで、学費を安くおさえて、いち早く保育の現場に出られるメリットを受けることができます。

保育士に向いているのはどんな人?

それでは、保育士として働くとして、どんな人が保育士に向いているのか「保育士に向いている人の特徴」も学んでおきましょう。

保育士に向いている人

まずは保育士に向いている人から。

子供が大好き

大前提として、子供と接するのがことが好きじゃないと保育士なんてとてもやってられません。

子供と接するとはいえ、ただ単に子供と遊ぶだけでいいかというとそんなこともありません。

子供の安全を常に注意しながら、子供の未来についても考えて、子供を喜ばせて、保護者との接し方にも気を配って…。

これらのことを考えてもまだ「子供が好き」と言えないと保育士という仕事は勤まりません。

体力がある

実はあまり知られてませんが、保育士という仕事は体力仕事です。

保育士が抱える問題の大きな割合を占めるのが「健康上の問題」を挙げる人が多いことからも、いかに保育士の仕事が体力的にハードかわかります。

荷物を運んだり、意外と力仕事も多い保育士の仕事で、体力がないとなると仕事を続けるのはかなり難しいでしょう…。

ポジティブ

保育士の仕事はいつも「期待を裏切られる」ことばかりです。

子供はまだまだ社会性の乏しい存在なこともあり、仕事で「ありがとう」の言葉を聞くことも少ないかもしれません。

仕事で多少嫌なことがあっても、未来に悲観することがあっても「まあなんとかなるだろう」と笑い飛ばせる人が、保育士として働くに向いているでしょう。

コミュニケーション能力がある

子供は大人異常にコミュニケーションが難しいです。

コミュニケーションで必須な会話がままならないからです。

ということは、大人とコミュニケーションを取れない人が園児とコミュニケーションを取れるはずがないのです。

どんな相手でもコミュニケーションを取れるコミュニケーション能力は、保育士として働く上でもはや必須でしょう。

保育士に向いてない人

それでは反対に、保育士に向いてない人はどんな人なのでしょう?

仕事でたくさんお金を稼ぎたい人

保育士はかなり薄給です、

薄給過ぎて仕事が続かない人が多くいるほど。

「仕事ではガッポガッポ稼ぎたい」と思っている人は、保育士にならないほうが良いと思います。

あまりの給料の安さに、「これじゃ無理だ」なんて思ってしまうかも。

「生まれ変わったら絶対保育士にはならない」23歳 Nさん
23歳のNさんは、保育士として働く中で自分の理想と違う働き方を強いられた結果、退職に追い込まれてしてしまいました。 「保育士になる」という夢をかなえてようやく就いた保育士という仕事、Nさんがどうして退職にまで追い込まれてしまったのか、...

同コミュニティ内で人間関係に悩みがちな人

保育士は同じコミュニティ内での人間関係を考える分野が多い仕事です。

特に保育士はまだまだ女性の割合が多い女性社会です。

女性同士の人間関係で悩むことが多い人は、保育士に向いてないかもしれません。

人間関係の構築が得意な人こそ、保育士として成功する人だと言っていいでしょう。

保育士を目指すメリット

そんな少し働く上において少し癖がある保育士という仕事ですが、保育士になるとどんなメリットがあるのでしょうか。

大好きな子供と仕事で関わることができる

子供が好きじゃないと続かない保育士という仕事。

保育士として働くことで、そんな大好きな子供と仕事でずっと関わることができます。

「好きなことを仕事にできる」という点において、保育士になるメリットになり得るのではないでしょうか。

慈愛の心が身につく

保育士という仕事は、そんじょそこらの優しさがある人には務まらない仕事です。

保育士として働いていれば、その優しい慈愛の精神がさらに身につくはずです。

子供に対しても優しくなれるでしょうし、保護者すなわち大人にも優しくすることができるはずです。

我慢強くなる

保育士は仕事の上でたくさんの試練を乗り越えないといけません。

その数々の試練にも耐えて、保育士として働くと我慢強くなります。

すなわち働くうえで、「ストレス耐性がつく」というメリットもあるのです。

保育士として働くデメリット

保育士として働くことで、耐えなくてはいけないデメリットもあるので、あらかじめ注意しておきましょう。

苦しい生活を強いられる

保育士の仕事は給与が低く、必然的にそれで苦しい生活を強いられてしまうという大きすぎるデメリットがあります。

実家に住んでいる、金銭的に援助を受けられるなど、給与が低くても耐えられる要因がある人なら、保育士として働くのに適しているでしょう。

異業種転職に役立つスキルを身に着けにくい

保育士はかなり特殊な仕事です。

他の仕事では活かしにくい仕事なので、たとえ「異業種に転職したい」と思っても、保育士時代のスキルを活かして転職しにくいかもしれません。

保育士として働き始める際には、今後の人生「保育士ありき」となる覚悟が必要なのです。

保育士になるには?まとめ

保育士として働くためには、専門課程で学んだり、独学で試験問題の予習を行って、保育士試験に合格しなくてはいけません。

自分の保育試験合格スケジュールに合わせて勉強を行って、保育士として働いてください。

保育士は単純に手取りが少ないなど働きにくいポイントも多いですが、合っている人には天職の仕事です。

コメント