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派遣の求人に釣り広告はあるのか?正直にお答えします

派遣の求人に釣り広告はあるのか?正直にお答えします 派遣社員の基本情報

派遣で求人を検索していると“時給2000円”の仕事や“土日休み残業なしの事務”“未経験OK”など、魅力的な言葉が並んでいるのを目にしたことがあると思います。

「正直怪しい」「釣り広告なのでは?」と思いながらも「本当だったら魅力的な求人だし」と気になって、登録に行くべきか迷っていませんか?

この記事では、派遣会社で約10年営業として勤務している私が、派遣会社の求人に釣り広告はあるのか?ということを、正直にお答えします。

また、その広告が釣り求人なのか、実際にある求人なのかを見極める方法もお伝えしますので、仕事探しの参考になれば幸いです。

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正直、釣り広告に近いものはある

残念なことですが、正直に言うと釣りの求人広告は存在します。

その理由と具体例をお伝えしていきます。

釣り求人が出る背景

深刻な人手不足の時代、2018年は人材の募集がうまくいかず倒産した派遣会社は、前年比2.7%増の76件でした。

そのような時代背景の中で、派遣会社も人材の募集に躍起になっているの実情で、応募を増やすためならと、釣り広告まがいのものも正直よく見ます

登録者の方から聞いた話で「時給1500円のデータ入力」という求人をみて派遣会社に登録に行ったら、担当から「ちょうど枠が埋まってしまって、この仕事なら募集がまだありますがどうですか?」とコールセンターの仕事を紹介された、ということを聞いたのも一回や二回ではありません。

意図的にやっているなら完全に釣り広告ですが、それを証明する方法は残念ながらありません。

そういう派遣会社に当たったら、運がなかったと泣き寝入りするしかないのが現実です。

注釈に注意すること

また完全に虚偽の広告ではなくても、勘違いを招くような書き方になっているものも良く見られます。

特に注釈(※)は、小さく書いてありますがとても大切なことが書いてある場合が多いので、よく確認しておくことが必要です。

例えばよく見るのが「規定あり」の文言。

  • 時給1600円 ※規定あり
  • 交通費支給 ※規定あり

というようなものです。

1つ目の「時給1600円 ※規定あり」の規定は、例えば「経験者の場合」かもしれませんし、「最高時給」の可能性もあります。

2つ目の「交通費支給 ※規定あり」の規定は、「月10000円まで」のように支給額に上限が決められていたり、「交通費が出る場合は時給が100円下がる」等の選択式にしている場合もあります。

確かに嘘はついていませんが、誤解を招きやすい表現です。

抱き合わせ広告に注意

派遣会社の求人広告によくあるのが「抱き合わせ広告」です。

「複合広告」とも呼ばれますが、1つの広告枠に複数の求人を掲載してそれぞれの求人の良いところをピックアップして書いている、というものです。

例えば、時給1600円・土日含むシフト制のコールセンターの求人と、時給1300円・土日休みの事務の求人があった場合は、複合広告になると「時給1600円・土日休みの事務」の求人と勘違いをするような書き方になっていることがあります。

時給が良くて、さらに人気である土日休みの事務となれば、とても魅力的な求人と感じて応募する方が増えます。

しかし、実際登録に行ってみたらそんな求人は無かったとなれば、釣られたと思ってがっかりしてしまうのも無理はありません。

意図的なものではない場合もありますが、求職者からしてみると単純にわかりづらいですよね。

時給〇〇〇〇円“~”には注意

ほとんどの求人で、時給の後に“~”がついているのに気付いている方も多いと思います。

この“~”を見ると求職者としては「書いてある時給は最低時給で、自分の経験などを考慮して少し高い時給で働けるかもしれない」という期待を持ちます。

たしかに経験を考慮してもらえる場合もありますが、それは専門的なスキルをもっていてほぼ即戦力レベルで働けるひとつまみの人材のみで、ほとんどの方が書いてある最低時給でスタートします。

また、「時給1500円~」という求人広告の下の方に注釈で「※研修中は時給1200円」などと書いてあることもよくあります。

この場合は、最低時給として書いてあるものは研修終了後の時給になりますので、実質研修を含めたスタート時給は、1200円になります。

これも、釣り広告といえば釣り広告です。

単なるメンテンナンス不足のケースもあり

派遣会社は、いろいろな取引先から非常に多くの求人を抱えています。

日々変わる求人状況をメンテナンスして、求人の表示・非表示などの処理をしているのですが、人間がおこなっていることですので、時に求人の鮮度が落ちてしまっていたり(募集枠が埋まっている)、抜け漏れが発生し非表示にするのを忘れてしまっていたりすることもあります。

これは人間なら誰にでもあり得るミスですが、求職者からしてみると登録に行ったのにすでにその求人は無くなっている状態のため、釣り求人と変わらない結果となります。

釣り求人の見極め方4つ

釣り求人の例を挙げてきましたが、それに引っかからないためにはどうすれば良いのでしょうか?

今見ている求人広告が、釣りかどうかの見極め方のコツをお伝えしていきます。

派遣会社のHPで見極める

この方法は「抱き合わせ広告(複合広告)」に対しての対策になります。

大体の派遣会社は自社で運営しているサイトに、求人ページを持っています。

派遣会社の求人ページは、個別の求人が詳しく書いてあり、自社のコーディネーターが内容を登録者に伝える際に利用することもありますので、ほぼ正確な内容が書いてあります。

そのため複合広告で見た求人を、その派遣会社の求人ページに行って本当にあるかどうか確認したうえで登録に行くことをオススメします。

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注釈をしっかり見極める

先にも述べた「注釈」は必ず確認しておきましょう。

多くの人がざっくりとしか求人内容を見ません。

たくさん書いてある細かい文字を隅々まで見るのは煩わしいので、なんとなく時給が高いからなどで応募をする人がほとんどです。

釣り求人に引っかかりたくないのであれば、この細かい注釈を一つ一つしっかり読んだうえで登録に行った方がギャップは格段に減らせます。

想定月収を見極める

よく求人広告に記載されているのが、想定月収ですね。

「月収例:30万5000円」のようなものです。

これで良く見ないといけないのは、計算式です。

大体の場合は、この金額は固定給ではありません。

繁忙によって左右される残業が20時間分入っていたり、継続していくと取得できる資格手当や、実績によって左右されるインセンティブなどが参入されていることが多々あります。

月収例の金額だけ見て登録に行き、実際そんなに稼げないということになってしまわないために、計算式はしっかりみておきましょう。

気になることがあるなら派遣会社に電話で聞こう

釣り求人を見極める方法4つをご紹介しましたが、それでもまだ気になるようであれば、一度派遣会社に直接電話をして聞いてみるのもアリです。

派遣会社は原則、登録してくれた方だけにしか詳細な情報はお伝え出来ないというスタンスではありますが、丁寧に聞けば言える範囲で教えてくれます。

これから仕事を紹介してもらう可能性もありますので、悪い印象にならないように気を付けながら、確認できるところはしておきましょう。

釣り広告は派遣会社にとってデメリットも多い

意図的に釣りの求人広告を出していた場合、派遣会社としては応募が増えること以上のデメリットがあります。

釣り求人のリスクをしっかり認識している派遣会社は、基本的には釣り求人を出すということはしません。

その根拠を説明していきます。

求職者の信頼を失う

求人広告に記載されていた内容と実際の待遇が違うと、求職者の信頼を失うことにつながります。

それが1回や2回であればそれほど拡散はされないかもしれませんが、SNSやインターネットが普及した現代では釣り求人を恒常的に出している派遣会社は、悪い口コミがどんどん広がっていきます。

そうすると、それを見た求職者はその派遣会社に登録するのをやめてしまうでしょう。

つまり応募者を増やそうとして出した釣り広告のせいで、逆に応募者を失う結果につながります。

一度失った信用を取り戻すのは、とても大変な時間と労力がかかります。

信用を失うリスクは、釣り広告で一時的に応募を増やす代償としては大きすぎるのです。

登録しても紹介できない

求職者を登録しても、紹介できなければただ経費がかかって終わりです。

釣り求人で応募は集められても、実際の求人との乖離が激しすぎる場合は、登録者は納得せずその派遣会社で紹介をお願いすることはありません。

広告をだすのも、登録をするものすべて経費が掛かります。

極端な釣り求人は、派遣会社としても経費が掛かるだけで収益にならず、デメリットにしかならないということです。

求人広告会社から注意される

あまりに実際の求人と広告の内容が違うと、掲載した広告会社から指摘が入ります。

なぜかというと、広告の掲載内容に違いがあると広告会社の信用も落ちてしまうからです。

この広告媒体に掲載されている求人は嘘が多い、という口コミがひろがるとその広告媒体を利用する求職者は減ります。

すると、広告としての募集力が弱まってしまうので、求人を出す会社も減ってきます。

そうなれば、最終的に広告業として事業が立ち行かなくなり廃業せざるを得なくなることにつながってしまいます。

そのため、求職者から広告会社にクレームが入った時点で、広告会社から釣り求人を出している派遣会社に注意が入ります。

最悪の場合、掲載が止められてしまうこともあり得ます。

派遣会社としては、広告会社を敵に回すことは大きなリスクです。

まとめ・釣り求人に引っかかっても損はない

今までいろいろ見てきましたが、結論、釣り広告には引っかかってもOKです。

というか引っかからないことは不可能といっても過言ではありません。

派遣会社の登録は無料ですし、交通費や時間が無駄になるという観点もあるかもしれませんが、いまは電話やテレビ電話で登録が完了する派遣会社も少なくありませんので、損をするといってもたかが知れています。

釣り求人か否かの見極めに時間を割くことは、あまり得策ではないです。

本来の目的を思い出す

釣り求人は実際に存在して、それをある程度見極めることも可能ですが、あなたの本来の目的はなんでしょうか?

自分に合った納得のできる仕事を見つけることですよね。

その求人広告が、釣りかそうでないかをどれだけ時間をかけて見極めても、結局登録に行かなければ本当のことはわかりませんし、仕事も見つけることはできません。

結論、釣られても良いのでたくさん登録をすること

どんな派遣会社でも求人広告は、多かれ少なかれ誇張して書いています。

それはビジネスをする戦略として当然のことです。

求職者側の目的は、納得のいく仕事をみつけること。

それを達成するために必要なのは、釣りの求人広告を見極めることではなく、派遣会社に対してそれを糾弾することでもなく、たくさんの派遣会社に登録してできるだけ多くの仕事を紹介してもらい、その中で納得のいく仕事で採用されることです。

決してその目的を忘れることのないよう、仕事探しに励んでいきましょう。

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