男性の派遣社員は結婚できない!?実態と結婚するための戦略4つ

結婚できない男性 派遣社員のお悩み

「いま派遣社員で働いているけど、俺は結婚できるのだろうか」
「男性の派遣社員は、世間からどんな目でみられているんだろう」

派遣社員として働いている中で、結婚を考えることもあると思います。

そんな中「派遣社員という不安定な働き方では、女性に結婚相手として見られないかも」と悩んではいませんか?
「男性は家族を養わなければいけない」という世間一般の固定観念が、いまだに残っていると感じることもあるかもしれません。

女性から見たとき、安定しているという意味では、派遣社員より正社員の方が結婚相手として良いようにも感じますが、実際のところはどうなのでしょうか。

この記事では、派遣会社で10年間勤務している筆者が、いろいろな視点から男性の派遣社員は結婚できるのか?という疑問にお答えしていきます。

また、派遣社員の男性が結婚するための有効な戦略もあわせてご紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでいただければ嬉しいです。

派遣社員の男性は結婚できるのか?

まずは様々なデータを基に、派遣社員の男性は結婚できるのか?という疑問に対しての実態を見ていきましょう。

派遣社員の男性の未婚率は?

結論として、派遣社員の男性が結婚できる可能性は、正社員より低いのが現実です。

2010年7月に行われた20~64歳を対象とした厚生労働省による調査で「正規・非正規別の未婚率」が明らかになっています。

この調査によると20歳代では、正規雇用の男性の未婚率が「67.5%」だったのに対し、非正規雇用の男性の未婚率は「94.0%」と約1.39倍の多さでした。

30歳代ではもっと顕著で、正規雇用・男性の未婚率の「30.7%」に対し、非正規雇用・男性の未婚率は「75.6%」と2倍以上の差がありました。

それ以降、40歳代で両者の差は最も開き、非正規雇用の男性は正規雇用に比べて約3倍の人が未婚という結果になっていました。

【未婚率】
■20歳代(男性)・・・正規雇用67.5%/非正規雇用94.0% 約1.39倍
■30歳代(男性)・・・正規雇用30.7%/非正規雇用75.6% 約2.46倍
■40歳代(男性)・・・正規雇用15.1%/非正規雇用45.7% 約3.02倍
参考:厚生労働省「社会保障を支える世代に関する意識等調査報告書」

つまり派遣社員(≒非正規雇用)の場合、ざっくりと下記のような割合で結婚できることになります。

・20代では10人中1人くらい結婚できる
・30代では10人中3人くらい結婚できる
・40代では10人中5人くらい結婚できる

50歳代では未婚率はぐっと下がる

一方で50歳代では、ほとんどの人が結婚できるという調査結果も出ていました。

同データの50歳代の未婚率を見てみると、正規雇用と非正規雇用の差がぐっと縮まっていることがわかります。

■50歳代(男性)・・・正規雇用5.6%/非正規雇用9.7% 約1.73倍

かつ、両者ともに未婚率は10%を切っていて、非正規でも10人に9人は結婚ができているということが言えます。

40歳代の10人中5人の結婚率からは、大幅に増加していることが見て取れます。

年収で見る結婚率

正規雇用と比べて、非正規雇用の男性の結婚している割合は低いことがわかりましたが、
年収で見たときはどうでしょうか?
この章では、年収という切り口から男性の結婚についてみていきたいと思います。

女性が結婚相手に求める年収は?

結婚式場を全国に10か所以上運営しているAOKIグループの「アニヴェルセル株式会社」の調査によると、20代・30代の女性が結婚相手に求める年収の調査結果は下記の通りでした。

1位 500万円以上(36.2%)
2位 300万円以上(30.0%)
3位 好きになったら収入は関係ない(15.1%)
4位 700万円以上(13.1%)
参考:アニヴェルセル総研 結婚相手に求める年収、男性と女性ではこんなに違う!

この結果を見ると、年収300万円以上あれば「81.3%」の女性が結婚相手として問題ないというジャッジを下していることがわかります。

派遣社員であっても、年収が300万円以上あれば結婚できる確率が高まるということですね。

実際の年収別の結婚状況

実際の結婚している男性の年収でみても、300万円というのは一つの節目のようです。

内閣府結婚応援フォーラムで発表された資料によると、20~30歳代の男性について年収別の結婚している割合は、下記のような状況でした。

【年収が300万円未満の場合の既婚率】
■20歳代:8.7%
■30歳代:9.3%

【年収が300~400万円の場合の既婚率】
■20歳代:25.7%
■30歳代:26.5%

【年収が400~500万円の場合の既婚率】
■20歳代:36.5%
■30歳代:29.4%

【年収が500~600万円の場合の既婚率】
■20歳代:39.2%
■30歳代:35.3%

注目すべきなのは、年収300万円未満の結婚している割合が10%を下回っていますが、300万円を超えると26%程度と約3倍にまで増加していること。

やはり年収で見たときは、年収300万円以上あることが、結婚の条件になるようです。

また年収が300万円以上ある男性(20~30歳代)の4人~3人に1人程度は結婚していて、年収が高くなればなるほど結婚しやすいということが見て取れます。

男性派遣社員を世間はどう思っているか

スマホを持って悩む女性

様々なデータから、男性の派遣社員の結婚可能性についてみてきました。

この章では口コミを元にして、男性派遣社員に対して世間はどのように思っているのか?というリアルな声をお届けしていきたいと思います。

YAHOO!知恵袋に投稿された質問に対しての回答を例に見ていきましょう。

否定的な口コミ

「派遣社員の男性でも結婚できますか?」

出来なくは無いけど、したいとは思わない。まだ若くて正社員になる見込みがあるなら、まだあり。

安定した職についていない方との結婚を、考えられる女性は少ないと思う。

バリバリ稼いでるキャリアウーマンとかならあるかも。

「派遣社員男性と結婚した、派遣社員女性は何を考えてる?」

やっぱり将来を考えると不安。

派遣社員同士の結婚はよくあります。

「派遣社員の男性と結婚できますか?契約社員はどうですか?」

私はできません。

相手が正社員じゃないと不安だし、親にも言いにくいですよね。

質問者さんが女性だったら、派遣社員の男性と結婚できるってことですか?

肯定的な口コミ

「派遣社員の男性と結婚できますか?契約社員はどうですか?」

私は無理ですけど、母は結婚しました。

父は兼業主夫で、ずっとアルバイトです。社員になった経験はありません。

普通にできます。

結婚と雇用形態は関係ない。

出来ると思う。

二人の考えが全て。男性も永久に派遣でいるわけではないと思う。

スキルを上げて転職も出来ると思います。能力次第で仕事はあるはず。

一緒にいて幸せな相手ならば、それが一番良い。

相手と一緒にいて幸せを感じられるからこそ、自分も一生懸命になれると思う。

賛否両論だが肯定的な意見も

様々な意見がありましたが、厳しめの意見が大半かと思いきや、意外に思ったよりも肯定的な意見も多くありました。

雇用形態よりも、その人との絆や、一緒にいて幸せを感じられるかどうかが大切、という前向きな意見も。

「安定しない」「親に言えない」など厳しいものも散見されましたが、男性側がずっと派遣でいるわけではなく、正社員を目標にしているという意識があれば許容範囲ととれるような言葉もありました。

派遣社員が結婚するために有効な戦略4つ

男性の場合、派遣社員でも年収300万円以上あることで結婚できる率が高まります。

派遣社員が結婚の条件である年収300万円以上をクリアするためには、どうすればよいのでしょうか?
またその他にも、派遣社員が結婚するためにはどうすればよいのかを、今までみてきた情報を基に解説したいと思います。

時給1300円以上の仕事を狙う

単純計算で、年収300万円以上を稼ぐには時給1488円以上が必要です。

計算式は以下のようになります。

300万円(年収)÷168時間(月の労働時間)×12か月≒1488円

これは、残業が全くなかった場合の試算になりますので、残業が多ければ多いほど時給は低くても年収300万円は超えられる計算になります。

ざっくりですが、月20時間残業がある場合、必要な時給は1300円ほどでOKになります。

また、より結婚が近づく年収400万円を狙うには、時給1984円が必要。

同じく月20時間残業がある場合は、必要な時給が1750円ほどでOKということになります。

つまり、派遣社員の男性が結婚したい場合は、最低でも時給1300円以上の仕事で働くことが必要で、さらに可能性を上げたい場合は1750円以上の仕事に就けば良いということになります。

年収が高い職種を狙う

派遣でも年収が高い職種と、そうでもない職種があります。

厚生労働省が発表した平成28年度の労働者派遣事業報告書の集計結果では、職種ごとの1日(8時間)の賃金水準を見ることができます。

これを参考にしてより収入の高い職種に就くことがで、年収を押し上げ、引いては結婚がしやすくなるということになります。

より結婚しやすい年収400万円の目安である時給1750円の職種は、下記のようなものがありました。

(時給の高くても、就職の実現性が薄い「医者」などの職種は除外しています。)

  • 建築・土木・測量技術者
  • 情報処理・通信技術者
  • その他の技術者
  • 法務従事者
  • 建設従事者(建設躯体工事従事者を除く)
  • 電気工事従事者

こうしてみると「技術者系」はとても時給が高い狙い目の職種ということがわかります。

その他次点として、「営業職」も十分な賃金水準でしたし、総じて「専門職」系は比較的高い賃金水準のようでした。

高収入の職種はわかっても、未経験で転職ができないという人もいると思います。

そういう場合は、派遣会社に相談してみると意外に「未経験でもOK」な求人があったりします。

また「資格を取れば紹介可能」なものもあったりするので、勉強してまずは資格を取るのも戦略としてはアリだと思います。

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副業をする

派遣は、ほとんどの場合で副業OKです、
政府の方針で副業が推進されていますが、まだまだ正社員での副業ができる会社は約3割とまだ少数派。

副業や兼業は、単純に年収を押し上げる効果があります。

例えば月50,000円の副業収入があると、年収60万円アップします。

本業で月50,000円給料を上げようと思うと、通常の会社では3年~5年くらいはかかるのではないでしょうか?
それは副業なら、おそらく数か月で達成できます。

いまはクラウドソーシングやウーバーイーツなど、副業をしようと思えばいくらでも可能で、月50,000円は比較的簡単に到達できます。

さらに副業をするメリットは、様々な仕事の経験をすることで複合的なスキルがついて、それがひいては安定につながります。

正社員で一つの会社やスキルに縛られるよりも、派遣社員で副業をして年収を押し上げ、さらにスキルを習得することで安定も手に入れることができるのは、女性から見ても魅力的な男性に映ることでしょう。

正社員を狙う

派遣社員でも年収をクリアすれば、充分結婚できるはずですが、やはり正社員というカードの強さはそう簡単に変わるものでは無いと思います。

結婚となると、相手の両親にも挨拶に行かなければならず、その時に派遣社員に理解のある方であれば良いのですが、まだ少数派でしょう。

手塩にかけた娘を嫁にやるときは、生活に苦労させたくないという思いから、安定した正社員でないと許さないという親心もわかります。

そういう意味では、派遣社員をしながら正社員という道にチャレンジし続けることは非常に重要だと思います。

比較的正社員になりやすい戦略として、派遣社員として働いている職種に正社員として転職する方法や、現在の派遣先企業に正社員登用のチャンスがあれば積極的に受けてみることをオススメします。

前者は、同じ派遣会社経由で「紹介予定派遣」を活用している企業がないか聞いてみるのも手です。

後者は派遣会社に正社員登用制度の有無の確認と、間口の広さを確認して、あまり望みが無いようなら早々にその派遣先から撤退するのも選択肢の一つでしょう。

結婚というゴールを目指すのなら派遣社員よりも正社員の方が、成功率が高まるのはまぎれもない事実なので、まずは正社員を目指すというのもアリだと思います。

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まとめ

いかがでしたか?
男性の派遣社員でも結婚するチャンスはあることが、お分かりいただけたと思います。

ただ相対的に見て、正社員と比べると少なからずハンデもあるため、転職や副業で年収を上げる努力は必要です。

またこれを機に、可能な方は正社員へ転職するというのも、結婚に近づくための有効な手段です。

「自分は派遣社員だから…」と卑屈になることなく、戦略をしっかり練って、結婚できる確率を少しでも高められるように努力していきたいですね。

最後に一番大切なのは雇用形態ではなく、自信や価値観などの「中身」だというのもきれいごとではなく事実だと思います。

そのことは忘れずに、結婚に向けて頑張ってくださいね。

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