調剤薬局の転職情報!調剤薬局に転職する時何を注意しておけばいい?

薬剤師の転職

調剤薬局は、働く薬剤師の約4割が勤めている職場です。

今は別の職場に勤めているけれど、友達の話を聞いていて調剤薬局の転職もいいなと思っている人も多いはず。

この記事では、調剤薬局へ転職するときに気を付けると良いことを紹介します。

  • 実際の転職成功例を聞きたい!
  • 他の職場に転職するのと何が違うの?
  • 注意しておきたいポイントは?

このような事を中心に解説します。

転職成功実績と注意するポイント

ここからは、実際の転職成功実績を3件紹介しますね。

そして、その転職成功実績を元に、他の職場に転職する時と比べながら注意点を確認していきます。

薬剤師が活躍する場は調剤薬局の他に病院、ドラッグストア、企業が主になってきます。

薬剤師免許を持っていない方が調剤薬局へ転職する場合はまた違うので、今回は薬剤師の転職としての調剤薬局を取り扱います。

転職成功実績1

Sさんは、病院で働く薬剤師。

そろそろ結婚を考えたため、彼の勤務地のある県に引っ越すことになりました。

病院と家の通勤距離が長くなるので転職することに。

知らない土地での転職でしたが、家族との時間を大切にしたいと思い、店舗同士が離れている薬局をあえて選びました。

元々給料の低かったSさんは転職で年収がアップし、大満足。

彼との新しい生活も楽しく過ごせています。

成功例から見つけた注意しておきたいこと

Sさんは、チェーン店の見学の際によく言われる言葉に疑問を感じていました。

それは、店舗が同じ県や地域にしかないから、引っ越ししなくていいよという言葉です。

確かに近くにあると住居は変えなくても働けます。

しかし、Sさんは勤務時間以外の時間を大切にしたかったのです。

同じ県にあっても、実際は近いからという理由で応援に行ったり、通勤時間が長い店舗に配属されたりすることがあります。

店舗が多ければ多いほど、会社の都合での異動がある可能性が高くなります。

Sさんは会社が経営する店舗同士が近くにない職場を選び、落ち着いて毎日職場に行くことができました。

チェーンの調剤薬局は複数店舗があるということ

チェーンの薬局は、見学する店舗には魅力的で会社として力を入れている場所を選びます。

入社したいと思える薬局を見せて、インパクトを強めるのです。

しかし、薬局の中途採用は、空きが出た店舗に欠員補充する形が多いため、必ずしも自分が行きたいと思った店舗で働けるわけではありません。

加えて、配属された薬局の近くの転職に応援に行ったり、転居を伴わない転勤を繰り返し慌ただしい生活を送らなければならない薬局もあります。

病院や企業の転職ではそのような思ってもいなかった店舗への勤務がありませんが、調剤薬局への転職時には確認しておかなければならないことの1つとなります。

勤務地の確認

転職活動をする際には、自分が配属されるであろう店舗を複数見学しましょう。

もし勤務地がコロコロ変わったり、応援に行ったりする必要のある薬局が嫌ならば、店舗数の確認は必要です。

Sさんのように、あえて店舗同士が遠く他県にあるなどといった企業を選ぶことで、応援が困難という理由で同じ店舗で働くことができます。

個人薬局も視野に入れてOK

新卒の時は、合同企業説明会や大学に来ていた薬局はどこもチェーン店舗展開をする大手の調剤薬局だったと思います。

今の調剤薬局で働く薬剤師の就職は売り手市場のため、大学生として待っていても会社の方からやってきます。

しかし、個人薬局は新卒の求人にまで資金を投入することが難しく、また新卒の時期だけをターゲットに求人をしているわけではありません。

そのため新卒で就職し、その後転職活動をしていない薬剤師にとっては、心許なく思えてくるかもしれません。

それぞれの個人薬局についてよく分かっていない新卒薬剤師も、働き出すと見えてくるものがあります。

勤務地が限定される個人薬局も、転職時に大いに選択肢として入れて良いでしょう。

勤務時間の確認

勤務地が固定されていても、薬局によっては勤務時間が固定されていないことがあります。

残業が必ずある職場、介護施設に薬を届けてから自宅へ戻れる職場など、求人票には載せていないけれど聞かれなければ言わない条件もあります。

せっかく職場と自宅の距離を考えて転職したのに、自宅に帰る時間が遅くなったり、近いからと呼び出しをされたりして家庭の時間が取れない失敗は起こさないようにしましょう。

転職成功実績2

Tさんは、新卒で入社した調剤薬局に不満があります。

入社したのは知人に勧められた小さな薬局。

知人は定時帰りの忙しくない職場に魅力を感じていました。

しかしTさんは色々な処方を見て勉強がしたいと感じるようになりました。

門前の病院もこれから患者さんの人数が増えそうにもない田舎での診療だったため転職活動を始めました。

ただ処方せんの枚数が多い薬局を探すには難しく、経営者や薬局長の話を聞いてまわりました。

最終的に選んだ薬局は、年収は変化しませんでしたが得意な英語を活かすことができる外国人患者さんの多い職場でした。

Tさんは勝手の違う投薬指導にあくせくしながらも、充実した日々を送っています。

成功例から見つけた注意しておきたいこと

Tさんは変化のない職場が合わなかったようです。

最初の例の、Sさんとは逆に、一ヶ所に落ち着いて働くことに物足りないと感じていたようです。

人それぞれの理想や要望に対して、柔軟に環境を変えることができるのが調剤薬局の魅力です。

この点においては、職場の多い調剤薬局の方が、店舗ごとに仕事内容の個性が変わらないドラッグストアの薬剤師や、職場の数が少なく選択肢が少ない病院よりも選びやすいといえます。

調剤薬局は立地がモノを言う

敷地内薬局など、近年新しい形態の調剤薬局が経営され始めています。

調剤薬局は、その店舗がある場所や周りの環境に大きく左右されます。

病院薬剤師の転職では、その病院がどのような方針なのかで大体の仕事内容が決まってきます。

それに対して調剤薬局は、門前の病院がどのような特徴がある医療機関なのかといった他人の力が関わってくるのです。

調剤薬局への転職の際には、周りの環境がどんなものか調べておく必要があります。

調剤薬局は立地がモノを言うのです。

処方せんを発行する病院の確認

調剤薬局への転職を考えるとき、処方せんがどの病院からやってくるのか店舗見学の時に聞きましょう。

目の前の病院からの処方せんがほとんどの薬局は、勤務時間や勤務日が病院に合わせてあることがあります。

病院と同じ勤務日にすると行政から指導が入ることもあるので、少し多めに勤務する調剤薬局もあります。

処方せんを発行する病院が分かったら、病院研究もしましょう。

病院薬剤師の職を探していないですが、病院について調べるのは自分の働き方についての目安を知る事になりますので損はないです。

調剤薬局が力を入れていることを理解する

病院について理解したら、調剤薬局の経営方針や働いている人の考え方と擦り合わせます。

調剤薬局はそれぞれの企業に特徴があるので、経営者がこれから薬局をどう運営していこうか考えていることを確認します。

自分の思っている働き方と会社の向かいたい方向性が合っていないと、ほとんどの場合従業員側が歪みを我慢して働くことになります。

仕事が楽しくない、辞めたい理由になってしまうので、入社する前から擦り合わせておきましょう。

転職成功実績3

最後に、お金と働き方について考え直し、転職を成功させたMさんの事例についてお話しします。

Mさんは元々働き方には柔軟な考えを持ち、給料重視で会社を選んでいました。

ゆくゆくは自分の会社を設立し、薬局を運営したいとも考えていました。

そのため色々な店舗で働く応援業務中心の生活で、日々あちこちの店舗をまわっていました。

しかし結婚により生活は一変。

慣れない新生活にあたふたし、一旦夢はしまっておいて、転職することに。

MさんはM&A独立を支援してくれる会社に転職。

生活が落ち着いた頃に独立できるよう目標を立てました。

給料は落ちましたが、経営について学べる機会も増えた上に、配属店舗に配慮してもらいプライベートを充実させることができるようになりました。

成功例から見つけた注意しておきたいこと

Mさんは自分の夢を叶えられることを目標に転職を成功させています。

今まで給料だけを決め手にしていたMさんは、調剤薬局の多様性に気付き、自分の可能性を求めて転職活動をした訳です。

MRなどの企業営業職は一般的に出来高により給料が上がりますが、調剤薬局は職場ごとに特色があるため転職によって給料が変わります。

1つの店舗で働き続けてもいつか頭打ちになるその限界が見えたとき、給料と自分の働き方について考え直すきっかけになります。

調剤薬局への転職の特徴とも言えるでしょう。

給与明細の項目と金額の確認

転職に失敗したと感じる人で、転職1年後に給料が下げられてがっかりした人がいます。

基本給は変わっていません。

手当てがなくなったのです。

人手不足で一時的に新設された地域手当てを加味して、転職エージェントが年収を計算していました。

その地域の他の調剤薬局よりも数十万円高い年収に満足して転職しましたが、入社後に人が潤い手当ての必要性がなくなったために手当が廃止され、残念な結果に終わったのです。

提示されている年収は、もしかしたら全店舗を平均した残業込みの見込み年収かもしれません。

残業がない店舗に配属されると、稼ぎが全然違うなんてこともあり得ます。

そうならないためにも、年収の根拠となる内訳にまでしっかり目を通し、手当てなどの条件や意味を確認しましょう。

まとめ

いかがでしたか。

調剤薬局に転職することは、調剤薬局の働き口が沢山ある現在の医療情勢において簡単なことです。

しかし、何も考えず転職して、自分に不都合な条件で働かざるを得なかったり、転職を繰り返したりするのは避けたいものです。

調剤薬局への転職を成功させて、有意義な薬剤師人生を送りましょう。

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