30代で仕事を辞めたい!「成功のポイント」と「仕事の選び方」とは?

30代の転職

30代は、様々な可能性に満ちている年代だと言えます。

だからこそ、自分の人生について立ち止まり考えることもあるハズです。

そんな時に「仕事を辞めたい」と思う人もいるでしょう。

実際に私もそうでした。

当時の私は、将来のことを考えた時にこう思いました。

「私、このままの仕事を続けていて良いのだろうか?」

そう自問自答した際に、当時の仕事を続けた後のことを考えましたが、思い描いた自分像が見えてこないことに気が付きました。

その後、実際に仕事を辞めて転職しましたが、あの選択は正解だったと思っています。

この時の「転職者」としての経験と、人事として面接を行っている「面接官」としての経験から、30代で仕事を辞めることについて、考えていきたいと思います。

また「30代で仕事を辞める場合の注意点」や、転職する場合の「成功のポイント」と「仕事の選び方」についてもご紹介します!

目次

30代で仕事を辞めたい人に多い「転職理由」とは?

「仕事を辞めたい」と思う人には、それぞれ理由があります。

また、理由の傾向は、年代ごとに変わるものです。

それでは、30代で仕事を辞めたい人に多い「転職理由」を10個ご紹介します。

  1. 将来性のある会社で働きたい
  2. 未経験の職種に挑戦したい
  3. 給与面で不満がある
  4. 残業や休日出勤に不満がある
  5. プライベートの変化
  6. もっと評価してもらえる会社で働きたい
  7. Uターン・Iターンがしたい
  8. 安定した雇用形態で働きたい
  9. 市場価値を高めたい
  10. 専門的な知識・技術を習得したい
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1.将来性のある会社で働きたい

30代という年齢の場合、あと20~30年は働くという人が多いでしょう。

その為、今働いている「会社の将来性が低い」と感じると、この先長く続けていくことはできないかもしれないと考えます。

そこで「30代の今のうちに、将来性のある会社に転職しよう」と思うのです。

「会社の将来性が低い」と感じられる理由は、下記などです。

  • 会社の業績が落ち続けている
  • 会社全体の給与・ボーナス額が低い
  • 離職率が高い
  • 設備投資をしない

会社の業績が落ち続けている

黒字がずっと続いている会社もありますが、黒字の年もあれば赤字の年もある会社もあります。

しかし赤字がずっと続いている会社は、業績が落ち続けていると言えます。

このような会社は、将来的には「規模の縮小」や最悪「倒産」ということもあり得ます。

会社全体の給与・ボーナス額が低い

どの社員の給与&ボーナス額も低い場合には、会社の業績悪化が考えられます。

もし業績が悪くないのに、どの社員の給与・ボーナス額も低い場合は、会社として従業員に利益を還元しないスタイルかもしれません。

そのような会社に長くいても、良いように使われるだけです。

離職率が高い

離職率が高いということは、不満が生じやすい職場環境であることが考えられます。

職場環境を改善しないことには、離職率も変わらないと言えます。

このようにずっと離職率が高いことは、会社の「将来性」の低さにも比例します。

設備投資をしない

例えば、会社の窓ガラスにひびが入っているのに取り替えないとか、社用車が傷だらけのままの場合「設備投資をしない会社」だと言えます。

コストのカットや、ムダを省くことは大切なことです。

しかし、設備投資をしないのは「節約」や「上手にお金をやりくりする」こととは、また別の話です。

会社が汚かったり、社用車がボロボロの会社は、そこにかけるお金がなかったり、そういったところにお金をかけたがらないなどの背景があります。

見た目が全てとは言いませんが、やはり見た目の印象は大切です。

企業も、設備投資をしていない会社とは、あまり取引をしたくないと思うこともあるでしょう。

また、私自身経験があるのですが、面接に行った会社の電球が何個か切れかかっていて、床もはげているということがありました。

もう面接内容は頭に入らず、内定をいただいてもお断りしてしまいました。

このように、人材採用にも影響があるので、設備投資をしていない会社には将来性の低さを感じます。

2.未経験の職種に挑戦したい

年齢が40代以降の場合、未経験の職種に挑戦したくても「ほぼ採用されない」など、状況は厳しくなります。

しかし年齢が30代までであれば、未経験の職種に対しても、40代以降に比べれば「間口は広い」です。

その為、やってみたかった未経験の職種がある人は、可能性がまだある30代で思い切って転職するのです。

3.給与面で不満がある

30代になると、40代以降の自分の身の振り方や、将来に備えてのお金の在り方について考える機会も多くなります。

また現在では、30代で結婚をする人も多いです。

独身時代は、自分1人だけの為にお金を使えるので、給与面で少々不満があっても深く考えずに乗り切ることもできました。

しかし結婚をし、更に子供がうまれたりすると「今の給与ではやっていけない」と考える人も出てきます。

また独身を貫くつもりでも、親の介護のことや、老後のことまで考える人も出てきます。

その為「現状のこと」や「将来的なこと」を視野に入れはじめる30代で、給与面でもっと条件の良い仕事に就くことを考えます。

4.残業や休日出勤に不満がある

20代のうちは、休めなかったり多少疲れていても、とにかく若さで乗り切る!ということができました。

しかし30代になると、まだ若いとはいえ、20代に比べると確実に体力は衰えています。

その為、残業や休日出勤があると、肉体的に辛くなってきます。

このことから、残業や休日出勤が少ない会社で、新たに働きたいと思うようになります。

5.プライベートの変化

30代は、結婚や出産などのイベントを迎える人も多くいます。

こうした「プライベートの変化」があると、今までの働き方だと対応できなくなることがあります。

下記に例をあげます。

(例1)夫が地方に転勤するので、一緒について行かなくてはならない
→たまたま転勤先にも支店があり、そこで働かせてもらうことが可能であれば良いですが、基本的には今の職場を辞めざるを得ないことになります。
(例2)家族の為に、もっと時間を作る必要がある
→もし今の勤務先で、残業や休日出勤が多く、今後もせざるを得ない状況だとします。
その場合には、家族の為に時間を作ることは難しいと言えます。

家族の為の時間を作りたいとか、作らざるを得ない状況の人は、もっと残業や休日出勤が少ない職場に転職を考えます。

6. もっと評価してもらえる会社で働きたい

会社によっては、どれだけ働いても周囲との給与・ボーナス額が変わらないというところもあります。

周囲との働き方を比較した際に、どう考えても自分の方が業務をこなして頑張っているのに「何で評価が一緒なのか?」と思うと、会社に対する不満が出てきます。

会社の評価は自分でどうすることもできないので、評価に不満がある場合には、会社を辞めるという選択肢もアリです。

7. Uターン・Iターンがしたい

Uターン・Iターンの共通内容は「現在の居住地から離れた場所で就職(又は転職)する」ことです。

Uターンは、現在の居住地から、生まれ故郷である居住地に戻って働くことを指します。

Iターンは、生まれ故郷ではないけれども、現在の居住地から離れた場所で働くことを指します。

都会での仕事に疲れたり、地方の魅力的な仕事や働き方を知ったり、実家に戻る必要が出てきた際に、Uターン・Iターンをしようと思うのです。

8. 安定した雇用形態で働きたい

30代になると、将来のことを考えて「安定した働き方をしたい」と思う人も多いです。

20代の頃は、派遣社員や契約社員などの「契約期間」がある働き方をしていたけれど、30代になり「結婚」や「親の介護」などを考えた際に、不安定な働き方で良いのだろうかと思うわけです。

このことから、今の不安定な雇用形態の仕事を辞めて、安定した雇用形態である「正社員」を目指す人もいます。

9. 市場価値を高めたい

30代になると、自分の「市場価値」ってどのようなものだろうと考える人が増えます。

「市場価値」とは、各自のスキルや人間性から、その人の転職市場での価値をはかるものです。

市場価値の高い人は、企業から欲しいと思われることが多く、転職をする場合にも成功確率は高いです。

市場価値を高めることができれば、30代で転職し、再度転職をしたいと思った時に、また転職することも可能です。

また、働いている会社内からの評価も良いことが多く、昇給や給与額アップにもつながります。

10.専門的な知識・技術を習得したい

例えばエンジニアとして働いている場合に、仕事が社内における「システム運用」や「マネジメント業務」ばかりだったとします。

しかしこのような環境の場合、エンジニアとして更なるスキルや技術を身につけたいと思っても、難しいことがあります。

そして、スキルや技術を身につけられるような「技術職を募集している会社」への転職を考えるのです。

30代で仕事を辞めたいと思った理由について、きちんと考えてみよう

30代で仕事を辞めたいと思った人には、それぞれ理由があるでしょう。

しかしその理由について、深く掘り下げて考えている人は、案外少ないです。
「深く掘り下げて考えること」のメリットは下記の通りです。

  • 本当に今の仕事を辞めるべきか否かが分かる
  • 選ぶべき仕事が分かる
  • 自分のキャリアの棚卸しができる

本当に今の仕事を辞めるべきか否かが分かる

仕事を辞めたいと思った人は、今の仕事に何等かの不満を抱えています。

その不満について、更に細かく考えてみます。

例えば、下記のように考えます。

(例)不満:職場の人間関係が嫌

更にどういうところが嫌なのかを、具体的に挙げて、それに対しての改善案を考えてみます
例えば、、

  • ドライな人間関係なので、放置されている気分になる
    →改善案:例えば昼休みに、一緒に食事に行きましょう!と誘ってみる
  • 責任を全部自分に押し付けられる
    →改善案:上司を自分の仕事に巻き込む為に、日報を作り、毎日上司にメールで送る

このように考えた改善案を試してみて、状況が変わったのであれば、辞める選択肢を取り下げても良いでしょう。

しかし、改善案を試してみても状況が変わらないのであれば、辞める方向で進むのもアリでしょう。

選ぶべき仕事が分かる

仕事を辞めたいと思った時に、職場に対しての不満を感じている人は多いです。

しかし、とりあえず辞めることだけが先行して、次に職場を選ぶ際に「どんな仕事につくか」は考えていない人もいます。

そのような状態で仕事を辞めることは危険です。

10代・20代であれば、行き当たりばったりで仕事を辞めて失敗しても、どうにかなります。

しかし30代であれば、転職先も「大人として」の考え・行動を求めてきますので、次にどのような仕事につくかもしっかり考える必要があります。

下記に、選ぶべき仕事を考える為の方法を、例として挙げます。

(例)不満:今の仕事は嫌いじゃないけど、毎日毎日残業って嫌だな

残業している間に、友達は自分の時間を過ごしている。
それを見て、羨ましいと思った。

残業はほとんどない仕事を選んで、自分の時間も大切にしたい

今の仕事の業界は、残業は当たり前。
この業界の仕事は嫌いじゃないけれど、こだわりはないから別の業界でも良い。

他の〇〇業界は残業が少ないし、調べたら給与も今とほとんど変わらなそう。

じゃあ、思い切って未経験の〇〇業界にチャレンジしよう!!

自分のキャリアの棚卸ができる

辞めたい理由を深く掘り下げていくと、自分の今までの仕事経験にも触れることになります。

それは、同時に自分のキャリアの棚卸にもつながります。

このことにより、自分の頭の中の整理がつくと共に、進むべき道が見えてくる傾向にあります。

30代での転職って実際どうなの?30代前半と後半で状況は変わる?

「30代の転職は厳しい」という声もあれば「30代までなら、まだまだ転職はイケる」という声もあります。

また同じ30代でも「30代前半」と「30代後半」だと、状況は変わってくるという声もあります。

これらについて、実際に面接官をしている身から話をすると、下記の通りです。

30代での転職は、まだまだ大丈夫!

でも「30代前半」より「30代後半」の方がシビアになるのは確か。

30代で会社を辞めたいと思っても、条件はありますが、転職はまだまだ大丈夫です。

ただ「30代前半」と「30代後半」を比較すると、会社としても後者に対しての方が、求めるものが多くなる傾向にあります。

その為、面接官の目も”よりシビア”にはなります。

求めるものとしては、下記のようなものがあります。

  • 今までの経験を活かし、即戦力として働けるか?
  • 大人としての人間力はあるか?

今までの経験を活かし、即戦力として働けるか?

30代前半までは、20代と同様に、知識の吸収率が良いと考える面接官が多く「一から仕事を教えるのもギリギリOK」と思えます。

しかし30代後半の人に対しては、即戦力としての活躍を期待する会社が多いのが実情です。

今までの経験から、どのように即戦力として働けるかをアピールする必要があります。

大人としての人間力はあるか?

大人としての人間力は、言い換えると「ヒューマンスキルがある」ということです。

面接官の私も、30代後半の人に対しては、ヒューマンスキルがあるか否かをシビアにチェックしてしまいます。

会社では与えられた仕事をきっちりこなすことも非常に大切ですが、それと同じくらい「ヒューマンスキル」は大切であると考えます。

仕事をするうえで「周囲の人間との円滑なコミュニケーション」をとることは非常に重要だからです。

このことから30代後半の人は「転職は30代前半よりシビアになる」ことを頭にいれつつ、「今までの経験を活かしどう活躍できるか?」ということと「ヒューマンスキルの大切さ」に焦点をあてれば良いと言えます。

30代での転職は、今までの転職回数も関係してくる

極端な話、同じ30代でも、今までの転職回数がゼロの人と10回の人だと、採用確率も変わってきます。

もちろん、転職回数が少ない方が印象は良いです。

また転職回数により、面接でのアピールの仕方も変わってきます。

転職回数が多い人は、下記を意識することが必要になります。

面接時に「次は辞めない。最後の転職だ」とアピールする

→面接官が気になることは「採用しても、また同じように辞めてしまうのではないか?」ということです。

この心配を払拭する為に、今回は最後の転職であり、もう辞めることはないという意志を見せることが大切です。

「転職回数の多さをプラスに変える」伝え方をする

→転職回数の多さに卑屈になることはありません。

別の見方をすると、転職することによって、多くの会社を見ることができたハズです。

それぞれの会社で経験してきたことを糧にし、多くのことを吸収してきたことをアピールするなどの「転職回数の多さをプラスに変える」伝え方をしましょう。

逆に転職回数がゼロや少ない人は、下記を意識することが必要になります。

なぜ長く続けていた仕事を辞めるのか?という点を聞かれることが多い

→面接官は「せっかく長く続けていた会社なのに、なぜ辞める選択肢に至ったのだろう?」と思います。

転職回数が少ない人は、この手の質問を受けることが非常に多いです。

明確な回答ができないと、面接官から「じゃあ、特に今の仕事を辞める必要はないよね(又は、なかったよね)。転職先はうちの会社じゃなくても良いよね」と思われます。

その為、どうしても「辞めざるを得なかった理由」を用意する必要があります。

30代転職のメリット・デメリット

それでは、30代で転職することの「メリット」と「デメリット」について、考えてみましょう。

30代転職のメリット

メリットについては、下記2点です。

  • 即戦力として重宝される
  • 年収のアップが見込める

即戦力として重宝される

人によっては10~20年ほどの社会人経験があります。

また、こうした社会人経験を通して培った「ヒューマンスキル」も持ち合わせていることが多いです。

このことから、30代の転職者は即戦力として重宝される傾向にあります。

年収のアップが見込める

前項で申し上げた通り、30代の転職者には、即戦力としての期待がかかります。

今までの経験をうまくいかせる仕事に就いたり、これまでの経歴を上手にアピールすることができれば、年収のアップも見込めます。

30代転職のデメリット

デメリットについては、下記2点です。

未経験職種への転職は、20代より厳しい

企業にとっての30代は、今までの社会人経験を期待されることが多いので、即戦力としてのニーズが高くなります。

裏を返すと、未経験者としてのニーズは低いのです。

20代であれば、新たなことへの「吸収率」や「伸びしろ」があると思われます。
その為、20代は「未経験OK」とか「未経験歓迎」という求人が多いのです。

しかし、30代はある程度基盤が出来ている分、20代よりも新たなことへの挑戦が難しいと考える企業は多いです。

現に面接官である私も、20代を面接する際には、下記の点を見ています。

「今までの経験も考慮するけれど【やる気】や【これからの伸びしろ】がどれくらいありそうか?」

一方30代を面接する際には、下記の点を見ています。

「やる気があることも大事だけれど、今までの社会人経験から、うちの会社でどのように即戦力として働いてくれそうか?今までの経験をどのように自分の糧とすることができたか?」

また、30代で未経験の人が面接に来た際には、このように考えながら面接を行っています。

「20代に比べて、秀でている点は何か?
未経験の仕事に対し、ただ【この仕事をやってみたいから】という理由以外で、明確な志望動機はあるか?」

このことから、未経験職種への転職は、20代より30代の方が厳しく見られることは、理解していただけるでしょう。

1からのスタートになる

30代ともなると、今までの会社では、自分が先輩や上司という立場だったという人もいるでしょう。

しかし、転職先の会社によっては、20代の上司がいる場合もあります。

また、社会人経験はあるとはいっても、その会社での経験はゼロです。

この為、様々な面において「1からのスタート」になります。

仕事を辞める時の「辞め方」も重要

30代の「仕事を辞めたい理由」は多岐に渡りますが、共通して言えることは「辞め方も重要」だということです。

時には「次にやりたい仕事は全く別業種だし、辞めたら会社の人とは関わらずに済むから、どんな辞め方をしてもかまわない」なんて言う人もいます。

しかし、こんなことをして最終的にツケが来るのは、誰でもない自分自身なのです。

同じ業界であれば、横のつながりがあるので、新しい仕事先から前職に噂が流れることは想像がつくでしょう。

また私が長く社会人生活を送り、面接官も行うようになった上で、気づいたことがあります。

それは、、

全く別の業界だとしても、前職と繋がりがあることは、かなりの確率である!!

ということです。

仕事を辞めたい理由として、職場の人間関係に嫌気がさしたり、業務内容に対しての不満があるという場合もあるでしょう。

しかし、心の中で何と思っていたとしても、辞める時にはきちんと引継ぎをし、周囲にもしっかり挨拶をして辞めましょう。

30代の社会人としての品格を保つ目的もありますし、実は前職と新しい職場とのつながりがあり「きちんと段階を踏み辞めて良かった」と思う時が来る可能性があるからです。

男性の場合に特に意識するべきポイントとは?

「30代で仕事を辞める」と一口に言っても、男性と女性とで、意識するべきポイントは別にあります。

特に男性が意識するべきポイントは、下記の通りです。

  • 歩合制・幹部候補募集の求人に注意
  • 今後のビジョンを明確にしてから、今の仕事を辞める

歩合制・幹部候補募集の求人に注意

30代の男性は、社会人経験もそれなりにあり「もっと会社から評価して欲しい」と思ったり「昇給」にも興味が出てくる世代だと言えます。

そのような30代男性が、転職先を探す際に「歩合制」や「幹部候補募集」というフレーズに目がいくことがあります。

歩合制の会社で「自分の能力をもっと評価して欲しい」とか、幹部候補募集という会社だと「早く昇給ができるのではないか?」と思うわけです。

歩合制の会社は、うまくいった場合の最高年収を記載している場合が多く、その金額だけを見て応募してしまい、実際にはそこまで年収はもらえなかったということもあります。

更に、フタを開けたら厳しいノルマが課せられる会社だったということがあります。

また、幹部候補募集という求人が出ている会社は、裏では「離職率が高く幹部になるまでに辞めてしまう」という背景があったりします。

人がすぐ辞めてしまうので、なかなか上層部の人間も育たないという状況だったりします。

今いる人間の中で、きちんと幹部を育てる環境が整っていれば、新たに採用する社員から幹部を育てる必要はないのです。

「歩合制」や「幹部候補募集」をうたっている会社が、全てそうだとは言いませんが、注意する必要はあります。

今後のビジョンを明確にしてから、今の仕事を辞める

30代の男性というと、世間的にみるとまだまだ若くて可能性があります。

しかし20代の頃と同じ感覚で、後先を考えずに仕事を辞めてしまうと、後悔することがあるでしょう。

20代であれば、勢いで仕事を辞めてしまったことに対して、面接官も「まあ、若いからね」と思ってくれることも多いからです。

しかし、相手が30代であれば「後先考えない無計画な人」と思われてしまいます。

その為、なぜ今の仕事を辞めるのかということを考えたうえで、今後のビジョンも明確にしてから行動しましょう。

女性の場合に特に意識するべきポイントとは?

30代で仕事を辞める場合に、特に女性が意識するべきポイントは下記の通りです。

  • 結婚や出産などで、辞めないことを伝える
  • 結婚や子育てに理解のある会社を選ぶ

結婚や出産などで、辞めないことを伝える

男性は結婚をしたり子供が出来ても、ある程度今まで通りと変わらず仕事を続けることができます。

しかし女性の場合は、結婚の場合はまだしも、出産をすると子育てをするので、産休や育休を取得し休む必要があります。

育休の取得は任意ではありますが、産休は絶対に取得しなければいけないので、出産により最低でも3ヶ月は会社を休む必要があります。

一般的には、出産後1年ほど会社を休むことが多いです。

今は「結婚や出産で、仕事を辞めるつもりはありますか?」というドストレートな質問をすることは禁止されているので、企業は聞きたくてもぐっと我慢して質問してきません。

その為、面接をする際に、30代女性に対しては内心「結婚や出産で辞めてしまうのではないか?」と思いながら選考を進めている会社も多いです。

このことから、応募者側から、結婚や出産をしても会社を続ける意志があるとアピールすることもアリです。

結婚や子育てに理解のある会社を選ぶ

もし30代の女性で、現在結婚や子供がいる場合は、それらに理解がある会社を選ぶ必要があります。

もし理解の無い会社で働いた場合は、子供の急な発熱などに対して、早退しづらかったり、何かと不自由なことも多いでしょう。

また、現在独身の30代の女性も、絶対に結婚しないというポリシーがある人をのぞいては、結婚・子育てに理解がある会社を選んだ方が良いでしょう。

もしそのうちご縁があって結婚し、子供ができた場合に、結婚・子育てに理解がない会社で働いていた場合には、やむなく退職せざるを得なくなるかもしれません。

そうなると、また新たに職探しをするので、大変だからです。

若ければ良いというワケではない!20代との転職の違いとポイント

30代で仕事を辞めようと思う人の中には「転職は20代の方が若いから有利だよね」と
マイナス思考になる人もいるかもしれません。

確かに、同じような経歴の20代と30代がいて、未経験の仕事の採用枠があったとすると、20代の方が有利と言えます。

それは、20代の方が新しいことへの吸収率もよく、より若い人の方が染まっていない分、仕事を教えやすいという理由があるからです。

とはいえ、どちらかというと20代の方が有利というだけで、アピールの仕方によっては30代の方が良いと思う面接官もいます。

また、必ずしも若ければよいというワケではなく、経験者を必要としている仕事もあります。

そういった場合には、仕事も人生経験も少ない20代より、経験豊富な30代の方が重宝されることも多くあります。

30代で仕事を辞めた後に、失敗しない仕事選びのポイントは?

30代で仕事を辞めた後に、次の仕事をはじめる人がほとんどでしょう。

この場合に、失敗しない仕事選びのポイントは下記3つです。

  1. 今まで経験してきた仕事を選ぶ
  2. これだけは外せないという条件及び、優先条件を考える
  3. 未経験の仕事を選ぶ場合には、覚悟を持つ

1.今まで経験してきた仕事を選ぶ

30代は若さもあり、社会人経験もそれなりに積んできたというところが魅力でもあります。

また、即戦力を求める企業からは、若くて経験もあるという点から重宝されます。

その為、今まで経験してきた仕事を選ぶという選択肢は、最も採用されやすいパターンだと言えます。

2.これだけは外せないという条件及び、優先条件を考える

誰でも、仕事を選ぶ際に「給与は〇〇円以上」とか「残業はほぼ無し」などの、希望条件があるでしょう。

また30代の場合には、今までの社会人経験などから、次の仕事に対して欲が出てくることがあります。

そうすると、希望条件が増えて、結局仕事が選べなくなるということがあります。

この条件だけは絶対に外せないという内容以外は、希望通りではなくても応募先の選択肢に入れるとか、希望条件についても優先順位をつけるということもありでしょう。

3.未経験の仕事を選ぶ場合には、覚悟を持つ

30代で未経験の仕事を選んでも、採用される可能性はもちろんあります。

しかし、20代で未経験の仕事を探す人に比べて、採用確率は少なくなるという現実があります。

その為、未経験の仕事を選ぶ場合には、事前に覚悟を持って転職活動に挑むことをオススメします。

30代でも需要がある仕事には、どのようなものがある?

ここでは、30代でも需要がある仕事についてご紹介します。

基本的には「人手不足と言われる仕事」や「専門的な知識が必要な仕事」が多いです。

会社を辞めた後に、どういった仕事に就くか迷っている場合には、最初からこれらの仕事を選ぶこともアリでしょう。

~30代でも需要がある仕事~

  • 飲食業
  • 介護・福祉
  • 保育
  • コンサルタント
  • インストラクター
  • ドライバー
  • 美容・エステ

飲食業

飲食関係の求人を見ると「未経験ok」という記載が多いです。

給与が安いというイメージの人も多いようですが、未経験でもマネージャーや店長になれる案件もあるので、そういった案件を狙うと役職手当がつきます。

デメリットとしては、拘束時間が長いとか、深夜営業の店で働くと遅い時間まで働くこともあるという点があげられます。

しかし、接客業が好きな人や、憧れのあの店で働きたい!などの夢がある人にとっては、オススメであると言えます。

介護・福祉

高齢化社会に伴い、介護・福祉職の需要は高くなっています。

今後も高齢化は進むと言われているので、更に需要は高くなる仕事だと言えます。

ホームヘルパー2級などの有資格者が有利に就ける仕事ではありますが、介護助手などの仕事の場合には、資格なしでも働くことが可能です。

コンサルタント

コンサルタント業は資格が無いと出来ないと思っている人もいるようですが、実際には資格などは不要で、ある分野に特化した技術や知識を持っていればできる仕事です。

有名どころとしては「経営コンサルタント」という会社の経営に対するアドバイスをする仕事があります。

他には、個人のパーティーを演出したり、会社の総会などのイベントをお手伝いする「イベントコンサルタント」や、ファッションについてアドバイスする「ファッションコンサルタント」などもあります。

コンサルタントの種類は多岐に渡り、企業に属したり、個人で起業したりと仕事の方法も様々です。

インストラクター

インストラクターとは、スポーツをはじめとする様々な技術に対して、訓練・教育する指導者のことを指します。

特定の技術や知識があり、人に教えることを得意とする(又は苦ではない)人にとっては、向いているお仕事であると言えます。

知識や技術も、新たな情報が入ってくるので、常に情報のアンテナをはる必要もあります。

ドライバー

タクシーやトラックのドライバーは、未経験でも可能だという求人が多いです。

それぞれに必要とされる運転免許を保持し、安全運転を心掛けられる人であれば、比較的誰でもできる仕事だと言えます。

拘束時間は長いですし、タクシーの場合には知らない人を乗せるので、危険なことに遭遇する可能性はあります。

トラックの場合は、基本的に1人で過ごせますが、時間を守って運転するなどのスケジュール調整も必要になります。

そういったことが苦にならない人にとっては、やり方によっては非常に稼げる仕事なので、オススメです。

30代での転職の面接で、想定される「質問内容」とは?

私は面接官としての仕事も行っていますが、採用面接時に30代に対して多く行う「質問内容」があります。

それでは、面接で想定される「質問内容」についても触れたいと思います。

30代での転職の面接で、面接官から見られているポイントとは??

30代での転職の面接で、面接官はどのようなポイントを見ているかというと、下記の3点です。

  • 即戦力として今までのキャリアを生かし、会社にどう貢献できるか?
  • 仕事を通した今後のキャリアビジョンはどうか?
  • 大人としてのヒューマンスキルを持ち合わせているか?

1.即戦力として今までのキャリアを生かし、会社にどう貢献できるか?

30代は即戦力だととらえる企業は多いです。

その為「これまでのキャリアを生かしたうえで、会社にどれくらい貢献してもらえるか?」といった面を見てきます。

2.仕事を通した今後のキャリアビジョンはどうか?

30代は、自分の将来について考える機会が多いです。

転職は自分の将来の方向性の1部でもあります。

そんな転職に関して「自分の将来を含めて、きちんとキャリアビジョンを持っているか」についてチェックしてきます。

この点を見ることによって「行き当たりばったりの行動をする人なのか?」とか「物事をきちんと先まで見据えて考えることができる人なのか?」ということも分かります。

3.大人としてのヒューマンスキルを持ち合わせているか?

30代に対して、仕事面でスキルを持ち合わせていることは勿論ですが、周囲の社員とうまくやっていけるかについても重視する企業は多いです。

「大人としてのヒューマンスキルを持ち合わせているか?」についてもチェックしてくるということです。

30代での転職の面接で聞かれる具体的な「質問内容」とは?

次に、30代の人が転職の面接で聞かれることが多い、具体的な「質問内容」について例をあげてご紹介します。

~具体的な質問内容例~
■5年後、10年後とどのような自分になりたいと思っていますか?
→この質問で、今後の明確なキャリアビジョンを持ちあわせているかが分かります。
■あなたは、周囲からどのような人間だと思われていると思いますか?
→この質問で、大人としてのヒューマンスキルを持ち合わせているかが分かります。
■今までの仕事生活の中で、困ったことはどのようなことでしょうか?
→この質問で、大人としてのヒューマンスキルを持ち合わせているかが分かります。
■弊社で採用が決まった場合に、どういった仕事をしたいと思いますか?
→この質問で、即戦力として今までのキャリアを生かし、会社にどう貢献できるか?が分かります。

このように今までのキャリアを通した質問が多いので、実際に面接に挑む際には、自分のキャリアの棚卸をしていくと良いでしょう。

転職にこだわらなくても良い!柔軟に考えてみよう!

仕事を辞めたら、次は「転職先を見つける」という頭があるかもしれません。

しかし転職することだけが全てではありません。

仕事を辞めた後に、転職以外の選択肢を選んだとします。

その結果失敗したとしても、30代と言う年齢だからこそやり直しがききます。

40代になるとそうはいかなくなってきます。

仕事を辞めた後の転職以外の選択肢は、下記などです。

  • 大学や専門学校に通う
  • 職業訓練に通う
  • 起業する
  • 実家の仕事を手伝う
  • 長期留学や長期旅行をする
  • ボランティアに参加する
  • 趣味を堪能する

大学や専門学校に通う

未経験だけれどやりたい仕事がある場合に、それに関する知識を習得したり、必要な資格を取得するなどの目的で、大学や専門学校に通います。

事前に学費を貯めたり、ある程度時間を作ることが必要になりますが、必ず資格が必要な仕事に就きたい場合には、大学や専門学校に通うことがマストな場合もあります。

例えば、看護師や教師などの専門職です。

職業訓練に通う

失業中の人がハローワークで「職業訓練」に申し込み、選考に通過すると通うことができます。(※無料で受けられます。)

ここでは、今後新たな職業に就く際に、必要な知識やスキルを学ぶことができます。

また、様々なコースが設けられていて、例えば下記のようなコースがあります。

  • 医療事務
  • CAD
  • プログラミング
  • 宅地建物取引士
  • ファイナンシャルプランナー
  • パソコン操作
  • 簿記

など。

起業する

自宅で料理教室を行うとか、インターネットビジネスやコンサルティング業など、今日では様々な起業スタイルがあります。

前から起業をしたいと思っていた人は、会社を辞めたことを機に、挑戦することもアリでしょう。

また、インターネットビジネスやコンサルティング業は、ほぼ資金ゼロからのスタートが可能です。

自宅やオフィスを借りて店舗を構える起業スタイルでも、条件が揃えば資金の融資を受けることが可能です。

実家の仕事を手伝う

実家が自営業で人手を必要としていたり、家業を継ぐことを視野に入れる場合には、実家の仕事を手伝うこともアリです。

私の友人でも、お寺や自動車修理工場を継ぐ為に、会社員から実家に戻った人たちがいます。

長期留学や長期旅行をする

今まで会社で働いていたので、長期留学や長期旅行は難しかったという人が多いでしょう。

しかし仕事を辞めると、自分の時間を多く作れるので、前から「長期留学」や「長期旅行」を考えていた人は、このタイミングで行くのも良いでしょう。

新たな発見があり、今後仕事を行う際にも役だつことがあるでしょう。

ボランティア活動に参加する

ボランティア活動には「社会福祉」や「まちづくり」や「災害関連」などの様々な種類があります。

基本的に無償ですが、ここに参加することにより「新たな発見」や「新たな出会い」などが
あることが多いです。

在職中に参加することは厳しいものが多いですが、退職後は自分の時間を多く作ることができるので、この時間を生かしてボランティア活動に参加するのも良いでしょう。

趣味を堪能する

在職中にはなかなかまとまった時間が作れず、趣味もおろそかになっていた人もいるでしょう。

仕事を辞めたいと思っていた人は、ストレスを抱えている傾向にもあります。

趣味を堪能することは、ストレスの解消や緩和にもつながります。

仕事を辞めずに副業という選択肢もアリ

仕事を辞めたいと思っている人も、下記のような理由であれば、仕事を辞めずに副業をしていくという選択肢もアリです。

  • 給与アップを希望する
  • 新たな仕事に挑戦したい

給与アップを希望する

もう少し給与が高いと、生活が潤うとか、やりたいことができるという場合に、会社に給与額アップの交渉をするのもアリです。

しかし、思うように上げてもらえないこともあったり、何より交渉をためらう人も多いです。

そのような場合に、副業で稼ぐという選択肢があります。

(※会社で副業が禁止されていないことが条件なので、不明な場合には就業規則の確認などをしましょう。)

体を使って稼ぐ「ガテン系」から、パソコンやスマホで稼ぐ「在宅系」まで、幅広い種類の副業が存在するので、自分のライフスタイルに合ったものを探すと良いでしょう。

新たな仕事に挑戦したい

今の仕事とは異なる仕事に挑戦したい場合に、実際にその仕事をするとどうなるか?ということは分からないでしょう。

そういった場合には、その仕事を副業として働くことをオススメします。

副業を行いながら、実際に自分に合う仕事か否かを判断することができます。

もしそこで「自分には合う」と感じたら、副業ではなく本業にすれば良いですし「やっぱり自分には合わない」と感じたら、副業を辞めれば良いだけの話です。

その為、自分の経歴に傷がつく心配もありません。

まとめ

今回の記事では「30代で仕事を辞める場合の注意点」や、転職する場合の「成功のポイント」と「仕事の選び方」について、ご紹介しました。

30代は人生の分岐点を迎える人も多いですが、若さもあり経験もあるという年代でもあります。

とはいえ、40代になると転職は厳しくなりますし、20代のように何度もやり直しがきくわけではない微妙な年代です。

仕事を辞めたいと思った人は、まず本当に辞める必要があるかを見極める必要があります。

辞める必要がある場合には、次のステップへ進む為の「成功のポイント」と「仕事の選び方」について考えていきましょう。

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